ガンバッテ、ジャパン!チャリティコンサート
ホノルルフェスティバル最終日、ジェイク・シマブクロさん、マノアDNAらによる、東北関東大震災チャリティコンサートが急遽開催されました。
公開日:2011.03.15
更新日:2017.06.14
す。
夜20:00、会場であるワイキキ・ビーチウォークの特設ステージには、とても多くの人々が集まりました。ハワイにいるみんなが「今こそ、何かしたい」という気持ちでいるんですね。感動です。
ステージ横には募金ステーションが設置され、ジェイク・シマブクロ・オフィスの方々をはじめ、ボランティアの皆さんが奮闘中!多くの人々が日本のみなさんのことを思い、次々に募金していきます。$40以上募金した人には、ジェイクまたはマノアDNAのCDをもらえるというサプライズも。ハワイのアーティストのみなさんって、こういうところがオハナ(家族)なんですよね。
いよいよステージがスタートです。まずは、ホノルルフェスティバルの公式イメージソングを提供した19歳のシンガーソングライター、平井大さんがゲストとして参加。ウクレレと熱唱を聴かせてくれていました。
続いて、ハワイを代表するファミリーグループ「マノアDNA」の3人が登場。「日本には僕たちの家族、友だちが数多くいます。ハワイからのサポートの気持ち“絆”を日本に送りましょう」という温かいメッセージに、会場に集まった人々もやさしい気持ちに。日本とも深い絆を持つ彼らの想いが込められた絶妙なハーモニーが、ステージ周辺を包みました。
そして、いよいよ、このコンサートの発起人であるジェイクの登場です。演奏前に「このイベントではもちろん募金を募るけれど、目的はお金だけでなく、このイベントを通して今日本で起こっていることにみんなで向き合うこと。どんなハリウッド映画よりたいへんな状態の中で、不安と戦いながらがんばっている人たちを少しでもサポートしたいから・・・」と熱くメッセージ。
自分のルーツが福島県にあること、マネージャーさんが仙台の出身であること、宮城や福島は、何度もコンサートで訪れた場所で特別な思い入れがあること・・・。その場所が、大きな被害を受けていることに心を痛めているジェイクの気持ちが、会場全体に静かに深く伝わり、中には涙する人の姿も見受けられました。
「ジャパン、ガンバッテ!」と叫ぶと、魂を込めたパフォーマンスがスタート。日本を想い「さくら、さくら」なども演奏。熱いパフォーマンスが、ハワイの空に響き渡りました。音楽に込められた想いとともに、日本の空へもきっと届いたことでしょう。
ジェイクの弟であるブルースも、このイベントのためにウクレレを寄付。「$300以上寄付してくれた方にこのウクレレを差し上げたい…」とジェイクが言い終わらないうちに、$1000もの寄付を申し出る人が登場。そのウクレレに、ていねいにサインをするジェイク。会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。
前日に開催が決まった突然のイベントにも関わらず、なんと1000人もの人が集まったそう。集まった寄付金は約$17000にも上ったそうです。ハワイと日本の文化をつなぎ、人々の交流を図ることを目的としたホノルルフェスティバル。未曾有の大災害に襲われた日本へ、アロハの心はきっと伝わったと思います。
日本でたいへんな思いをしている皆さん、心からお見舞いを申し上げます。これからも、ハワイからみんなで「祈りと支援」をお送りしていきたいと思っています。ガンバッテ、ジャパン!
※ホノルルフェスティバル2011の様子はこちらでレポートしています。
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