先週の土曜日（4月16日）、ハワイカイにあるカミロイキ小学校で、東日本大震災で被災した日本への義援金を募るチャリティ・ガレージセールが開催されました。その会場の様子をレポートします！

　私が訪れたのは10:00過ぎでしたが、50人ものボランティアの方が前日の夜から品物の仕分けやセットアップをされていたそうです。そしてイベント当日は、朝7:00から会場準備がスタート。イベントは9:00スタート予定でしたが、すでに8:00には大勢の人が会場へ訪れたため、予定を早めて8:15からセールが開始されました。

　場所は、風光明媚なココヘッドの麓に位置する小学校の敷地内。かわいらしい校舎と芝生がなんとものどかです。セール会場である建物へ向かう途中、被災地の写真が展示されていました。津波で破壊された街と、そこで懸命に活動する人々の風景が映しだされています。厳しい境地に立たされながらも、カメラに笑顔を向ける人たちの姿が心に刺さります。

　いよいよセール会場へ。建物内をぐるりと囲むようにテーブルが置かれ、男性・女性・キッズ向けの洋服をはじめ、バッグや靴、おもちゃ、本、テレビなどの電化製品まで、ありとあらゆる日用雑貨がところ狭しと並んでいます。じつは私、こうしたガレージ・セールが大好きなのです！　探せば探すほど掘り出し物が見つかるので、宝探しをしているような気分になるんですよね。

　茶道で使う茶器や、ビンテージ風の柄の花瓶もありました。私は、写真を入れる卓上フレームを購入。なんと、たったの50セントでした！

　こちらのブースでは、チャリティTシャツが販売されていました。会場のボランティアの中にも、こちらのチャリティTシャツを着ている方が多かったです。ちなみにこちらのTシャツは、ホノルルのいくつかのショップで購入することができます（チャリティTシャツ情報はこちら>>）

　子どもたちもお手伝い！　プラカードを持って外に出て、道ゆく人の呼びこみをしていました。また大通りには、男性ボランティアさんが立ち、呼びこみや道案内を行っていました。すっきりと晴れ渡った炎天下の中、本当におつかれさまでした。

　イベントは14:00過ぎに終了。この日集められたお金は$5,217.88にものぼりました。イベントの前週から小学校で募金活動を行っていたそうで、そちらも合わせると$6,500もの義援金が集まったそうです。すばらしいですね！！

　小学校のママさんたちの「私たちに何かできることはないか」という立ち話からスタートしたという今回のチャリティ・ガレージセール。なんとか日本を助けたい…そんな気持ちが人から人へと伝わり、こんなにも大きな輪となりました。会場のボランティアは総勢120名にものぼり、多方面から品物が寄付されたそうです。
　「ハワイの日本人の輪がこんなに優しくて強い絆で結ばれているとは…このイベントによって自分が日本人であることに誇りを感じることができたのは私だけではないと思います」と、イベント発起人の一人である八角さん。人の温かさ、つながりの大切さを実感させるすばらしいイベントでした。

　ボランティアのみなさん、イベント会場に足を運んだみなさん、本当にお疲れさまでした！