夏空に響け〜ウクレレ・フェスティバル2011
第41回ウクレレ・フェスティバル開催!ジェイク、オオタサン、ハーブ・オオタ・ジュニアなどが次々登場の贅沢イベントでした〜。
公開日:2011.07.20
更新日:2017.06.14
7月17日、カピオラニ公園で開催されたウクレレ・フェスティバルに行ってきました。ウクレレフェスティバル・ハワイが主催するこのイベントは、今年で41回目を迎える由緒正しき夏の祭典。朝からお天気に恵まれた日曜日、今年も多くのアーティストが参加し、ウクレレ三昧の楽しい1日となりました。
ハワイはもちろん、様々な国のアーティストが集まるのもこのイベントの特徴。今年も、日本はもちろんアメリカ本土、韓国、台湾、イタリア、オーストラリア、タイなどからウクレレ・アーティストが集合です。韓国からやってきたアーティスト「ウクレレ・ピクニック」というグループが、ウクレレに合わせて奏でていたのは、韓国の民族楽器「伽倻琴(カヤグム)」。そのハーモニーはとても美しく心地良い音色で、会場から大きな歓声を浴びていました。
このイベントには、ロイ・サクマ・ウクレレスタジオの生徒たち、総勢約800名も参加。その多くはロコの子どもたちで、おそろいのTシャツに身を包み、目をキラキラ輝かせて演奏していました。
大勢の人が見守るステージで、大好きなウクレレを弾いたその達成感が、みんなの笑顔にあふれています。演奏が終わるときれいな風船のブリッジを抜けて、ひとりひとりにメダルがもらえるんです。かわいい〜!
ちなみに当日の公園は、とってもにぎやか。スムージーやアイスクリーム、プレートランチなどのフードブースが並び、あちこちにいい香りが漂っています。小さなお子さんが遊べる「バウンスハウス」なども出ていて、家族みんなで楽しめるイベントなんです。出場アーテイストのCDを販売するテントもあり、タイミングが良ければアーティストご本人に会えることも!私たちは運良くここで、日本から参加していたフラリーパッドのお二人&ハーブ・オオタ・ジュニアさんに遭遇することができました〜。
もちろん、こうしている間にもステージでは次々とすてきな演奏が…。ウクレレの神様オオタサンは、40年も一緒にやっているというナンドさんと一緒に、楽しそうにウクレレを奏でていらっしゃいました。オオタサン、やっぱり貫禄です。
ハワイ・コンテンポラリー・ミュージックを代表する「ホオケナ」も登場!圧倒的なハーモニーを披露した上、40人以上ものフラダンサーとのコラボレーションでとても華やかなステージを繰り広げていました。ああ、ハワイだなあ…と感動してしまうアロハなひととき。音楽を中心にみんなが笑顔になるって、すばらしいですよね。
さらにさらに、豪華ゲストの演奏が続きます。ステージにはハーブ・オオタ・ジュニアさんが登場し、ビギンの「島人ぬ宝」などを披露。ジョン・ヤマサトさんとの息の合ったパフォーマンスに、会場は大盛り上がりでした。お天気がよく、本当に暑い日でしたが、気持ち良い青空のもとでやさしいウクレレの音色を聴きながらのんびりできるなんて、やっぱり贅沢ですよね。
天才ウクレレ少年と呼ばれるエイデンくんは9歳になり、ますます磨かれたテクニックと大人顔負けの歌声で会場を魅了。こんなにかわいらしいのに、ブルーノ・マーズの曲を情感たっぷりに披露しちゃうなんて、本当に将来が楽しみです。
この日は各メーカーから提供されたウクレレが当たる抽選などもあって、当選者の名前が呼ばれるたびに大きな歓声があがります。最後には、出演アーティストのサインが書かれたサーフボードの抽選もあり、当選したデビーさん親子は「信じられない!これですぐにサーフィンしなくっちゃ(笑)」と大喜びでした。うらやましいですねー。
14:00頃になり、いよいよ本日最後のアーティスト、ジェイク・シマブクロさんが登場! 子どもの頃、自分もこのイベントに参加したことがあるというジェイクは、多くの人にウクレレの素晴らしさを伝えるウクレレ・フェスティバルの意義や、41年前からずっと無料でこのイベントを開催してきたロイ・サクマ氏らの活動に敬意を表しつつ、熱のこもったパフォーマンスを魅せていました。途中、弟のブルースも参加してシマブクロ・ブラザーズでの演奏も。ハナホウ(アンコール)もあり、ステージ前を埋め尽くした大勢の観客の大歓声に包まれながら、すばらしいイベントのラストを締めくくったのでした。
今年も大盛況に終わったウクレレ・フェスティバル。ダイヤモンドヘッドを見渡せる、緑いっぱいの自然の中で、1日ウクレレの音色を楽しめるこのイベントは、ハワイの夏の風物詩のひとつでもあります。また来年も、このピースフルなイベントに青空の下、参加できますように!
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