ハワイがギリシャ色に染まった2日間
今年で31年目のグリーク・フェスティバル。地中海グルメとエキゾチックな雰囲気たっぷりのイベントに潜入!
公開日:2011.08.31
更新日:2017.06.14
8月27日(土)と28日(日)の2日間、アラモアナ・ビーチパークにあるマッコイ・パビリオンにて、グリーク・フェスティバルが開催されました。なんと今年で31周年を迎える歴史あるイベント。パビリオン内はギリシャの音楽や料理、グッズなどなど、ギリシャ一色に染まり、多くの人で盛り上がりました。その様子をさっそくレポートします!
会場となったマッコイ・パビリオンは、ホールのほか、池と緑が美しい中庭があります。普段ハワイの街中を歩いているとアジア系やポリネシアン系の人が多いものですが、さすがギリシャのお祭りとあり、このとおり、地中海風の人たちでいっぱい! 「ここは本当にハワイ!?」と見違えてしまうほどです。
イベントはお昼の12:00からスタート。早めの時間から、みなさんワインやグリーク・ビールを片手に盛り上がっています。上の写真に写っている右側の女性は、ベリーダンスなどで着用するスカートを腰に巻いていますね。踊ると金属がシャラシャラと鳴ってなんともエキゾチックなこのスカートは、会場の多くの女性が身につけていましたよ。
会場には、地中海地方の民芸品や生活雑貨、衣料品などを販売するブースも多く出店していました。こちらは、アクセサリー屋さん。このとおり、ゴージャスなネックレスがずらりとディスプレイされていました。このほかシルバー製品やターコイズ等の天然石を使ったジュエリーもたくさんあり、人だかりができていました。私もその人だかりに紛れて掘り出しもの探しにしばし熱中(笑)。天然石のアクセサリーは、市場価格よりもお得なプライスでしたよ!
日が暮れ始めると、いよいよイベント本番! 野外ステージでは生バンドが登場し、伝統的なギリシャ音楽を現代風にアレンジしたノリのいいダンスミュージックが演奏されます。そのライブのスタートを「待ってました!」とばかりに、ステージ前には多くの人が殺到! 子どもも大人も手をつないで輪になり、ラインダンスを踊ります。みんな楽しそう〜!
さて、お祭りで欠かせないものといえば、屋台メシ、ですよね。会場には、たくさんのフードブースが並び、どのお店にも長蛇の列ができていました。とくに人気だったのが、こちらのオリーブ・ツリー・カフェ。カハラ・モールの隣りにお店を構えるギリシャ料理店です。普段からロコでにぎわい、ディナータイムには待つのが当然という人気店ですが、イベントではその人気に拍車がかかっていた様子。
オリーブ・ツリー・カフェの行列に並んでやっとゲットしたのが、ヨリエが食べているこちらのピタパンとスブラキ。スブラキは串焼きにしたお肉で、こうしてピタパンにはさんで食べるのが本場風。ほどよい香辛料で焼かれたお肉は香ばしさたっぷり! ピタパンもふんわりモチモチで、後を引くおいしさです。
一方、ホールはギリシャ料理のビュッフェに変身。グリークサラダやパイ、ご飯をぶどうの葉で包んだドルマデスなど、代表料理がずらり! こちらのビュッフェも例にもれず大行列となっていました。やっと料理をゲットできたガールズも、この通りにっこり。
おいしいギリシャ料理でお腹が満たされたら、次はやっぱりスイーツですよね! パイ菓子の代表バクラバをはじめ、おいしそうな手作りスイーツが飛ぶように売れていました。日本人にとっておいしいスイーツといえば「甘さひかえめ」が定番ですが、ギリシャのお菓子はしっかりと甘いのが特徴。でも、その甘さがクセになるんですよね〜。
お口の中がすっかり甘くなってしまったら、コーヒーの苦みでリセットしましょう! こちらは、ギリシャ・コーヒー屋さん。細かくひいたコーヒー豆を水といっしょに小さな銅鍋に入れて火にかけ、煮出します。ドリップせず、そのままカップに注いでくれるので、豆が沈殿するまで少し待ってから上澄みをいただくのが流儀。トルコやアラブ諸国の作法と同じですね。ドリップコーヒーよりも濃く、独特の香ばしさがただよう不思議な味わいです。
会場にいた味のあるおじさん2人組。聞くと、右の方は生粋のギリシャ人、左の方はアメリカ本土から来たそうですが、ギリシャ風の帽子がとってもお似合いです。「ラインダンスは踊ったかい? え、まだなのかい? 簡単だから初めてでも大丈夫、踊っておいでよ!」。そうか、簡単ならやってみようかなと思いましたが、ステージ前はすでに人でいっぱい! 私たちの入る隙はなさそうでした。ラインダンス挑戦は来年のグリーク・フェスティバルに持ち越すことにします。その時は、ベリーダンスのあのシャラシャラ鳴るスカートを着なければ!
毎年、夏にハワイで開催されるグリーク・フェスティバル。来年はますます盛り上がるのでしょうね。みなさんも、この時期にハワイに来る際は、ぜひチェックしてみてくださいね!
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