ハワイ・フード&ワインフェスティバル3日目(1日目の様子はこちら)は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチリゾート内、グレイト・ローンで行われました。夕暮れ時の空とビーチが一面に広がるそのロケーションは、まさにパラダイス!
開演を前に、世界のそうそうたるスターシェフたちがイベントの発起人であるロイ・ヤマグチシェフを囲みます。この日のテーマは「マウカ・トゥ・マカイ(山から海へ)」。(ロイさんのインタビューはこちら)
「島国であるハワイの食材は、約80%が輸入物ですが、この島には豊かな海の幸と、地元農家が丹精込めて収穫する農産物があるのです」と、ロイさん。ハワイ産食材にスポットライトを当て、海と大地の恵みに感謝しようと、15人の料理人とソムリエ、そしてアメリカ本土から大勢の料理人の卵たちが集結しました。多くのシェフとイベント関係者が口をそろえて「ロイが声をかけたからこそ、集まったんだよ」と言っていました。
「有名シェフたちにハワイ産食材の素晴らしさを知ってもらうことで、世界各地でその美味しさを味わってもらいたい。そして、若い世代のシェフたちにはグローバルな視野と地産地消を伝えていきたい」というのが、このイベントの目的だそう。
さあ開演!会場は瞬く間に1000人以上のグルメ通でいっぱいになりました。様々なシェフが創り出す極上の味を一度に楽しもうと、ブースに長蛇の列をなします。
こちらはハワイ島産のモイ(白身魚)と豚肉のコラボレーションです。皮がサックサクのモイと、ジューシーな豚肉はシンプルな味付けで素材の味が引き立ちます。モイは、かつて王族のみ食べることが許されたという、ハワイでは伝統的な魚です。パイナップルとシーアスパラガスに、ヤシの木の新芽のスライスといっしょにいただきました。はあ、美味しい…。
「ロイが試食して、自分の料理より旨い!って言ってくれたんだよ。だからモイを使うことに決めたんだ」と、シェフのMarcel Vigneron(マルセル・ヴィニェロン)さん。アメリカの人気チャンネル、ブラボーTVの「トップ・シェフ」でファイナリストとなった彼は、アイドル並みの人気ぶりです。ビバリーヒルズの有名レストラン「The Bazaar」でスーシェフとして働いたりと経験豊富で、自分のテレビ番組「Marcel’s Quantum Kitchen」も持っています。このイベントのPR担当ショーンさん(右)も絶賛のお料理でした。
生粋のニューヨーカー、Rick Moonenシェフからはアイランド・テイストたっぷりのポキ。パイナップル、マンゴー、リリコイ(パッションフルーツ)の甘酸っぱいソースが新鮮な白身魚のお刺身によく合うから驚き!
厳選ワインも赤と白、種類豊富にありましたよ。マスター・ソムリエによって世界各地から選ばれたワインは、美味しくないわけがありません。編集長の分まで飲みました。お仕事、お仕事っと。
星空の下行われた華やかな晩餐会は、美味しさにほころぶ笑顔でいっぱいでした。ハワイの島の恵みは、美味しいものと人の喜ぶ顔が大好きな、才能にあふれたシェフたちによって多くのひとたちのもとへ届きます。
来年ももちろん引き続き第2回が開催されますので、今回参加されなかった方は、ぜひぜひ行ってみてください。今回使われた様々なハワイ産食材は、定期的に開催されているファーマーズ・マーケットでも手に入ります。待ち切れない方は、ファーマーズ・マーケットへどうぞ!
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