世界中から集められた注目の映画作品を一挙に上映する「ハワイ国際映画祭」が開催されています。10月13日（木）〜23日（日）の期間中は、オアフ島イヴィレイ地区のリーガル・ドール・キャナリー・スタジアム18シアターズをメイン会場に200本以上の作品が公開中です。アメリカはもちろん、日本、インドやタイなどアジアからもたくさんの作品がエントリー。昨年からはヨーロッパからのセレクション（ユーロシネマ）も充実しています。

　今年で31回目となる映画祭の人気は年々上昇していて、期間中の観客数は8万人以上になるそうです。世界約40カ国から多彩な作品がラインナップ。映画祭のプレス向けオープニングでは、主催者であるチャック・ボラーさん（写真右）をはじめ、ハワイ・シティ・オブ・カウンティのディレクター、Doug Chinさん（右から2番目）、ハレクラニホテル代表のPeter Shaindlinさん（右から3番目）も集まりました。Dougさんは、「インターナショナルな土地柄のハワイだからこそ、国際色豊かな映画祭がもっと盛り上がっていくことができると思います。このイベントを通して、世界から見たホノルルが“グローバルな市”と位置づけられれば」とおっしゃっていました。

　様々な映画が公開されているさなか、先日10月15日（土）は、モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート＆スパで、今年で2年目となるユーロシネマのアワードが発表される華やかなイベントが開催。カラカウア通りにラグジュアリーな車が乗り付け、レッドカーペットの上に豪華キャストが次々と登場します！

　アメリカのティーン・エイジャーに絶大な人気を誇るディズニー・チャンネル「Disney's Wizards of Waverly Place」に出演の人気英国俳優Greg Sulkinも颯爽と登場！イギリス出身の彼が話すアクセントがとってもチャーミングで、会場の女性たちの顔がほころびます。

「日本のみなさんにぜひ会いたいです！近いうちに日本まで会いに行きます。応援してくれるファンのみなさん、いつもありがとうございます」と、メッセージをいただきました。

　イベントには、Hawaii Five-OのDaniel Kimや、ロストでもお馴染みのTerry O' Quinnの姿もありました。

　来場者が見守る中、アワードが発表されます。ベスト・フィルム賞は「We Need to Talk About Kevin」へ。また、ヨーロッパの作品だけでなく、ハワイの学生が作った作品のノミネートもあり、「Pa'ahana」のLana Dangさんが選ばれました。拍手の中、賞金の$3,000が渡されます。Greg Sulkinは、ライジング・スター賞を受賞。

　ハワイ国際映画祭でユーロシネマを担当する代表ディレクターのプリンセス・ディアルタさん（記事一番上写真、左から3番目）は、「ヨーロッパの言葉が分からなくても、スクリーンに見える美しい情景や、声のトーンなど、視点を変えて楽しんでください。よく“この作品はどんなジャンル？”という質問を受けますが、ヨーロッパの作品には、様々なジャンルの要素が少しずつ盛り込まれているものが多いんです。サブタイトルを読んでストーリーを追わず、感じるままに映画を楽しんで」とおっしゃっていました。

　会場に訪れた有名キャストやプロデューサーたちは、どの方もとてもフレンドリーに撮影に応じてくれ、ちょっと驚きです。映画祭が行われている期間中は、ホノルルの様々な場所で作品の発表やワークショップが行われるので、ファンの方は要チェック！楽園ハワイならではのオープンな雰囲気で、憧れの俳優と交流できるチャンスもきっとあります。

　「上映中の作品はどれも人気で、チケットが売り切れのこともありますが、期間中にはなるべく再上映します」とチャック・ボラーさん。日本の映画「わが母（監督：原田眞人）」や、子どもも楽しめる「忍たま乱太郎」の実写版などもエントリーされています。みさなんもこの機会にぜひ、映画鑑賞で「芸術の秋」にふさわしい素敵な時間を過ごしてみてはいかがですか？

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