このマラソンは、ただただ走るだけでなく、その前後のイベントもケタ外れに充実していることでも知られています。昨夜、ワイキキシェルで行われた「ホノルルマラソン・ルアウ（ハワイアンスタイル・パーティー）」も、ランナーの大きな楽しみのひとつ。マラソン前々日の夕方、カピオラニ公園のワイキキシェルでハワイアンなビュッフェ形式の食事をしながらエンターテインメントを楽しみ、マラソンに向けて気持ちを高めるというイベントです。マラソン参加者とその同行者なら事前申し込みで参加できるルアウイベント。ハワイの風を感じながらみんなで盛り上がれる、とっても贅沢で楽しいイベントなんですよ！

　会場には多くのランナー＆応援者が集まっていました。食事はやっぱりカーボローディング！ライス、パン、パスタなどの炭水化物やチキンなどをたーっぷり摂ってマラソンに備えます。

　昨夜は少し雨が降りちょっと肌寒いお天気になってしまいましたが、みなさんの熱気はすごくて雨なんて吹き飛ばしてしまう勢い。さまざまなライブが行われ、ステージの演奏にあわせて踊りだす人もいて、大盛り上がりです。そうしているうちにお天気も回復し、きれいなお月様も見えてきました。

　イベント中盤、ものすごく盛り上がったのが、日本からやって来たアーティスト、ナオト・インティライミさんのステージ。ご本人もホノルルマラソンに初参加されるということで、観客と一体になって熱いパフォーマンスを魅せてくれていました。さすが、世界中を旅してひとりでライブを行い続けてきた強者です！

　ステージで客席を大きく沸かせたナオトさんに、インタビューさせていただきました。「いやー、すごい盛り上がりでうれしいですね。実はこれが初めてのハワイ。そしてフルマラソン自体も初挑戦
なんです。でも、気持ちよく走りたいです！」と語ってくれました。

　そして「ランナーのみなさん、ぜひ一緒にがんばりましょう～！たとえば今日この会場に来てくれ
た人と走っている間に出会えたら、それって奇跡的なことですよね。同じ瞬間、同じ場所で、同じ気持ちを共有できる…そんな出会いや奇跡を体験できたらうれしいです！」と、とてもすてきな笑顔。お話しを聞いた私たちまで元気をいただいちゃいました。ナオトさん、がんばってくださいね！

　そして、この夜の最後を飾ったのは、ウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさん！毎年このルアウでパフォーマンスしている彼は、今年もランナーのみなさんを応援すべくステージへ。ベース＆ドラムとのバンド形式で熱のこもった演奏を聴かせてくれます。

　ワイキキシェルのステージは、その独特のフォルムと美しいライティングでとても幻想的な雰囲気に。その中で聴くジェイクのウクレレは、本当にパワフルで感動的でした。ハナ・ホウ（アンコール）も含め、約50分のライブは大きな歓声に包まれて終了したのでした。

　ご自身もホノルルマラソン完走の経験を持つジェイクからも、ランナーのみなさんにメッセージをいただきました。
「アロハ～！ランナーの皆さん、ガンバッテクダサイ。とにかく楽しんで走ってくださいね。いいお天気になって、皆さんが気持ちよく走れる日になることを僕も祈ってます。お水をいっぱい飲んで、自分のペースで最後までがんばって。当日は、ゴールのカピオラニ公園で待ってますっ！」

　そう。ジェイクは12月11日のマラソン当日、12：00頃からカピオラニ公園のバンドステージでライブも行うんです。ジェイク以外にも、この日は様々なパフォーマンスやレースの表彰式などがステージで行われます。マラソンに参加されるみなさん、そして応援に駆けつける皆さん、JALホノルルマラソン2011を思い切り楽しんでくださいね。アロハストリートも、心から応援させていただきます～！