皆さんにとって、2011年はどんな年でしたか？日本の2011年を象徴する漢字は「絆」でしたが、ハワイでもそんな「絆」を感じることができる素晴らしいチャリティイベントがたくさんあります。

　なかでも、毎年アメリカの祝日であるプレジデンツデー（2月第3月曜）に開催されるグレート・アロハ・ランは、まさにハワイ最大級のチャリティ・ランニング・イベント。次回は2012年2月20日に開催されます。「絆」のキャッチフレーズに似た「Share the Aloha」というテーマで、個人だけでなく、企業、学校、あらゆるグループや団体から毎年2万人以上が参加し寄付に貢献。今年は運営コストを除いた約43万ドル（約3500万円）が地元のNPO団体や学校などに寄付されました。寄付金は、健康増進プログラムや、お年寄りの方へのコンピューター教室など地元コミュニティーへ、またスペシャルニーズが必要な人々へ送られています。

　大会のコースは、ダウンタウンのアロハタワー前からスタートし、パールハーバーにあるアロハスタジアムまで8.15マイル（約13キロ）。レース参加が目的のアスリート・ランナーはもちろん、ジョギングやウォーキング、そしてベビーバギーを堂々と押しながら参加するファミリーまで誰でも参加でき、それぞれのペースで楽しめます。

　ハワイ最大級のランニング・イベントならではの、華やかな雰囲気が堪能できるのもこのイベントの魅力。ダウンタウンのスタート地点に2万人以上が集まる風景は壮大ですし、軍隊が隊列を作りながら行進する姿も圧巻です。ホノルル市長もリフトの上から応援し、コーストガードの放水艇も港に出てスタートを祝います。

　コースのところどころには、エイドステーションがもちろんありますが、ほかにも、ランナーやウォーカーを飽きさせない応援隊によるパフォーマンスがあらゆるコーナーで繰り広げられているのも楽しいです。高校生のマーチングバンドやチアガールたち、和太鼓のグループ、FMステーションのDJなど、応援隊とランナーのみんなが「絆」で結ばれているような温かい光景です。

　ゴールとなるアロハスタジアムは、普段なかなか入るチャンスのないフィールド。スタジアムのステージでは、フラやロックバンド、そしてたくさんの地元スポンサーによる抽選会など盛りだくさんに行われます。スタジアムでフィニッシュ後は、フルーツやパンなどのリフレッシュメントを食べながら、ゆったりとエンターテイメントを楽しむことができます。

　是非、みなさんもハワイらしい「絆」を感じることができるハワイ最大級のチャリティイベント、グレート・アロハ・ラン2012に参加してみてはいかがですか？

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