毎年12月下旬から4月には、ハワイの海に大きなクジラたちが大集合します。シーズン真っ只中の2月、幸運にもメディア向けのクルージングにご招待いただき、同僚のチアキ&ケイと一緒にスターオブホノルル号のホエール・ウォッチングに参加してきました。
アロハタワー・マーケットプレイスの港を出航し、さあ大海原へ!体長15メートルもあるという迫力満点のクジラに会えるなんて、ワクワクです。
船に乗り込むと、ナチュラリストと呼ばれる自然保護の専門家がクジラの生態について詳しく説明してくれます。毎年冬の季節だけハワイでクジラの姿がみられるのは、彼らが極寒のアラスカから出産のために温かい海へやってくるから。ここで生まれた赤ちゃんクジラは、お母さんと一緒にアラスカまで旅をし、またハワイに帰ってくるのですね。アラスカに生息するクジラの約80%がハワイに来るんですって。その数はなんと7000頭以上とか。ちなみに繁殖期のクジラたちは、ハワイにいる間食事を一切しないのだそう…。
ダイヤモンドヘッドからワイキキ、アラモアナを一望する素晴らしい景色をバックに、クジラの姿を探します。この日は海面がとても穏やかで波も低く、クジラがぴょこんと顔を出したら一目で見つけられそう。船の上では、時計の針に例えて方向を指すため、水面を見つめながら「何時の方向にいる!」というアナウンスを待って耳をすまします。デッキで爽やかな風を浴びてリラックスしていると、どこからか「わ〜!」と歓声が…どこ?!
ガイドの「みなさん9時の方向に見えますよ」の声に従ってデッキをぐるっと歩いてみると、残念ながらクジラの姿はありませんでした。ところがその数秒後、次々と現れたじゃありませんか!
プシューッと潮を吹き、丸まった背中を披露しながら、ハート型のシッポをヒラッと振って沈んでいきます。ほんの数分で10頭ほどは見られましたよ。ザトウクジラの背中は真っ黒でツヤツヤで、デコボコしているんですね。肉眼でしっかりと見られるほど船の近くを泳いでくれました。信じられないくらい大きいです。感激。
今回はランチ付きのクルーズということで、船上での豪華なお食事も堪能しました。スターオブホノルル号は、クルージングだけでなく、食事がとても人気なのです。ずらりと並んだビュッフェメニューは、ハワイアンブラックシーソルト・ローストビーフ、テリヤキチキン、白身魚のシトラスみそ焼き、ロミロミサーモン、豆腐ポキ、ハワイアンサラダ、3種の豆サラダ、マカロニサラダ、なます、焼きそば、スイートポテト、ご飯、焼き立てパン。
シェフがその場で切り分けてくれる噂のローストビーフは、期待以上にやわらかくてジューシーでした。そして奥に見えるロールパンがふわっふわでやめられないおいしさ…。何個でも食べられちゃいました。
デザートもたくさんありましたよ。自家製チョコレートブラウニー、マカダミアナッツ・チョコレートクッキー、トロピカルフルーツも。コーヒーや紅茶、フルーツパンチなどのドリンクも種類豊富でのんびりティータイムも楽しめます。こうしている間にも窓の外にはクジラの姿が。セレブ気分に浸りながら優雅なひとときを満喫します。
食後は船内でカルチャー体験です。ウクレレ、レイメイキング、フラのなかから、私とケイは初めてのフラに参加しました。簡単なステップにひとつひとつ手の動きを振り付けていくと、フラの形になっていくから不思議。ちゃっかりみんなの前で発表もしましたよ。これは見るだけでなく参加して存分に楽しむのがオススメ。クジラに出会えるだけでなく、食事もアクティビティも一度に楽しめるクルージングは、満足度大です!
クルージングは12:00〜14:30の2時間半で、ゆったりと充実した時間を過ごすことができます。ハワイにしかない冬限定の貴重な体験を、みなさんもぜひ旅行のプランに入れてみてはいかがでしょうか?今年は4月15日まで受け付け中!
スターオブホノルル号
Star of Honolulu
[開催期間」2011年12月26日~2012年4月15日
[予約] 808-983-7879(日本語)
[料金] プレミア・ホエールウォッチクルーズ&ランチパッケージ/大人:$63($74送迎付き)、子ども:$38($49送迎付き)
[公式サイト] www.starofhonolulu.com
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