先日、日本に出張する機会がありましたが、日本のサイクリングブームはすごいですね。本屋さんのサイクリングコーナーに立ち寄れば、月刊誌のほか専門書やムック本など、自転車に関する本が所狭しと並んでいました。また街に行くと寒さ対策万全のサイクリストたちが（しかも女性も多い）たくさん走っていましたねえ。まさにサイクリングブームを実感してハワイに帰ってきたのでありました。

　そんな日本のサイクリストの皆さんに、今回はハワイのサイクリング・イベントを3つご紹介したいと思います。上級者はもちろん、ほとんど自転車に乗っていないという初心者も参加できるイベントもありますので、ハワイでサイクリング・デビューというのも楽しいのではないでしょうか。

ハレイワ・メトリック・センチュリーライド（4月29日開催）

　大会名にある「メトリック」とはメートル法のことで、25K、50K、100Kのコースから自分にあった距離を選ぶことができます。タイムを競い合わないファン・ライドなので、子どもから大人まで、また初心者から経験者まで誰でも気軽に参加できるのが最大の特徴です。

　コースはノースショアにあるハレイワを出発し、オアフ島を時計回りにライド。スワンジー・ビーチパークで折り返し、ノースショアの海岸線を満喫するオアフ島北ルートとなっています。途中でガーリックシュリンプをつまんでみたり、ライド後はハレイワの街でシェイブアイスを頬張ってみたり、観光気分で楽しめるのもおすすめの理由です。スタート地点であるノースショアまでの移動も心配無用！送迎やレンタルバイクなどはスポナビハワイがばっちりサポートしますので、ご興味のある方は下記ご参照ください。

パラダイス・ライド・カウアイ（8月4日＆5日開催）

　続いてご紹介したいのは、ネイバーアイランド（ハワイ諸島）で最も緑が美しいと言われることから「ガーデン・アイランド」の愛称を持つカウアイ島で開催される、「パラダイス・ライド・カウアイ」。カウアイ島でHIV感染予防やエイズ患者に対するサービスを行う慈善団体への寄付を目的としたチャリティー・ライドです。毎年、大会出場者が70人ほど、ボランティアが100名以上参加。ほかのスポーツイベントと比べると規模が小さく、とてもアットホームな大会です。2日間
にかけてカウアイ島の南ルートと北ルートを周るのですが、なんと朝食、昼食、夕食（軽食）と3食付き。途中で故障やリタイヤしてもサポートカーで連れて
帰ってくれるという至れり尽くせりのイベントでもあるのです。

　1日目、南回りのコースは、山の間を抜けながら南のリゾート地ポイプまで行きます。コース途中の高台にあるゴルフコースや、海岸沿いを走るコースからの眺望は、カウアイ島が「ハワイで一番古くて美しい島」と呼ばれるにふさわしいものです。2日目の北回りはナアイナ・カイ・ボタニカル・ガーデンまで行って帰るコース。両日とも60マイル（約90キロ）ですが、今年は新たに100マイルのコースも作られたので「カウアイ・センチュリー(100マイル)ライド」と呼んでもよいかも知れません。

ホノルル・センチュリー・ライド（9月30日開催）

　日本でも「センチュリー・ライド」という名前のイベントが増えていますが、そのオリジナルと言われている大会が、この「ホノルル・センチュリー・ライド」です。毎年日本から約1,000名、大会全体では2,000名が参加するハワイで最大のサイクリングイベント。

　コースは、25、50、75、100マイルと距離が選べます。コース途中にあるオアフ島東海岸のエメラルドグリーンの海岸線は本当にきれいです。またエイドステーションの設置や、SAGワゴンというサポートカーも巡回など、サポートが充実しているため、万が一アクシデントなどがあっても安心です。ゴールとなるカピオラニ公園では、コンサートやフードテントなども設営されるので、イベント後のエンターテイメントも十分楽しめますよ。ハワイ最大のサイクリングイベントにぜひ参加してみませんか？

　今年は、上記3つのサイクリングイベントにJALが自転車運搬で協力をしています。マイバイクをお持ちの方は、JALをご利用の場合超過料金が無料になるJAL自転車無料運搬サービスをご利用いただけますので、ぜひチェックしてみてください。

　上記イベントについての詳細は、スポナビハワイ内ロードバイクのページでご確認ください。

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