チベットの最高指揮者、ダライ・ラマ14世がハワイを訪れ、先週4月14日(土)、15(日)とハワイ大学にて講演を行われました。またとない貴重な機会ということで、編集部のヨリエ、チアキと一緒に出かけてまいりました!
会場は厳戒態勢がしかれ、カメラや録音機材はおろか携帯電話すら持ち込み禁止…。そのため残念ながら講演の様子を写真でお伝えできませんが、ウィリーK、エイミー・ハナイアリイ、ジェフ・ピーターソン、ヘンリー・カポノなど豪華ミュージシャンが前座を務め、ジェイク・シマブクロがこの日のための特別ビデオで出演。その後にダライ・ラマ14世がステージに姿を表すと、満席の会場はスタンディング・オベーションで迎え入れ、大変な盛り上がりとなりました。
チベット仏教の最高位でありながら、話す口調も態度もとてもフランク。事前に寄せられた質問に答えるコーナーで、「ホーリネス(ダライ・ラマ14世の敬称)はいつも笑っておられますが、誰も見ていないところでも笑っているのですか?」という質問に対し、「トイレにいる時でも同じように笑っていますよ」という答えに会場中が爆笑に包まれました。また、幸せについての質問には、現在とても難しい情勢に置かれているチベットと、最高指揮者でありながら祖国に戻ることができないご自身をたとえに揚げ、「そのことだけ見れば私は難しい状況にいますが、しかし私はこうして多くの人と出会い、大きな幸せを感じます。多面的な視点を持つことが大切」と語られていたことが印象的でした。
世界の平和について、また個人の幸福について考えさせられたひとときでした。すでにハワイを出発し、サンディエゴをはじめアメリカ本土での講演会を予定しているそうです。そのバイタリティにも感服です。いつまでも、この元気なお姿を世界中の人々に見せてくださることを願います!
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