愛がいっぱい!ぽかぽかデュオ・かのんぷ♪
ハワイが大好きというあったか夫婦デュオ「かのんぷ♪」のおふたりに、ハワイでの過ごし方やニューアルバム「Sunny」についてインタビュー!
公開日:2012.06.14
更新日:2017.06.14
先日、アロハストリート編集部にすてきなご夫婦が遊びに来てくださいました。そのご夫婦とは、かのんぷ♪のおふたり。ピアノ・ヴォーカル担当のリエさんと、クラシックギター・ウクレレのダイスケさんに、大好きなハワイについて、そして5月にリリースされたばかりのアルバム「Sunny」について、インタビューさせていただきました!
アロハストリート(以下アロハ):こんにちは!ハワイにはよくいらっしゃるそうですね。
中村大介(以下ダイスケ):はい。ぼくは10回目くらいですかねー。ふたりで来るのは6回目です。前回は2010年の秋に来ましたね。僕らふたりとも、ハワイが大好きなんですよ。
中村里衣(以下リエ):ハワイの空気感が好きなんですよね。街の中どこにでも音楽があふれれる感じも好き。歩きながらウクレレ弾いてる人がいたり、車の中で大声で気持ちよさそうに歌っている人がいたり(笑)。そしてみなさん、とってもやさしいですよね。ロコのみなさんと触れ合うと、その温かさに安心します。
アロハ:今回は娘さんのサニーちゃんもご一緒のハワイということで、また新鮮なのでは?
リエ:そうですね。実は、前回ハワイへ来たときにもいたんですよ。私のお腹の中ですけど(笑)。
■メッセージがいっぱいつまったニューアルバム「Sunny」
アロハ:そうだったんですね!ぜんぜん気が付きませんでした(笑)。そしてその娘さんが1歳になるのとほぼ同時(2012年5月4日)に、新しいCD「Sunny」をリリースされたんですね。
ダイスケ:ええ。このアルバムを通じて、僕たちのメッセージを残せたらいいなと思って作りました。子どもが生まれる前、そして生まれたときのいろいろな思いを忘れないように、形にしておきたかったんです。この子が大きくなったら聴いてほしいし、もちろんほかの多くの人たちにも想いを伝えられたらうれしいです。
リエ:たとえば1曲目の「名もない君へ」は、娘がおなかにいるときに彼女に送った曲。そして13曲目の「あなたへ」は、娘が生まれてきてくれたことに感謝しながら作った歌なんです。この間には、大きな震災があったり、環境も心境もいろいろな変化がありました。その中で自分たちが感じた感謝やうれしい気持ちなどの想いを、タイムカプセルみたいに残せたら…とも思ってます。
アロハ:うわー、すてきですね。大きくなって娘さんがそんなお話を聞いたら、うれしいでしょうね!
ダイスケ:基本的に、僕たちの曲作りは、常に「自分たちの身近にあるもの」がテーマですからね。子どもだけでなく、毎日会っている人とか、部屋から見える景色とか、ふるさとの風景とか、そういういろんなものにインスパイアされます。そして、すべてのことに感謝の気持ちを込めて曲にしています。
リエ:そうですね。自然に湧いてくる「ありがとう」っていう気持ちを曲の中で表現できたらいいな、と思いながら歌っているんです。
■大好きなハワイとウクレレが音楽に「あたたかさ」をプラスしてくれる
アロハ:「ハワイ」をテーマに曲を作られることもあるんでしょうか。
ダイスケ:もちろんありますね。ハワイで出会ったいろいろな人や物に刺激を受けて、曲作りすることは多いです。そもそもクラシックギターとクラシックピアノを演奏していましたが、ウクレレを弾くようになってハワイとのつながりもより深くなりましたし。ニューアルバムの5曲目「Maluhia」は、ハーブ・オータ・ジュニアさんが作った曲に詩を付けさせてもらったもの。ジュニアさんとは仲良くさせていただいていて、彼が来日した時にコラボでライブしたりもしました。また、コアロハ・ウクレレのみなさんともハワイに来たら必ずお会いします。こうして、ハワイのアーティストやウクレレブランドの方と交流する機会もいただいて、さらにハワイを感じながら音楽と向き合っています。
リエ:不思議なんですが、ハワイ滞在中に作ったり、ハワイを思いながら書いた曲って、全然ちがうんですよ。メロディにも歌詞にも「あったかさ」が入っている気がするんです。聴いてくれた人も、なにかを感じるって言ってくれるんです。ハワイの温かさが音楽にのって広がっていくのかな。
アロハ:ハワイはやっぱりスペシャルなところなんですね!そんなハワイで、おふたりはどんなふうに過ごされるんですか?
ダイスケ:うーん、ノースショアやカイルアへでかけてのんびり過ごすのが好きです。とくにノースへ行くと「ハワイに来た〜」っていう気分が盛り上がりますね。カフクからハレイワ辺りへのドライブは最高。真っ青な海のすぐ近くを走りながら、広がる景色を見ているだけで幸せです。
リエ:あと、もちろんショッピングにも行きますよ。お気に入りは、ハワイアンな柄がすてきなマヌヘアリイや、カラフルなベラ・ブラッドリーなど。あと、雑貨系も気になります。かわいらしいデザインの「保冷できるランチバッグ」とか、日本で使いたいものもあれこれ見つけました。あとは、ロコのお友だちと一緒にのんびり過ごすのが好きです。バーベキューとかね。先程も話しに出た「コアロハ・ウクレレ」の工場へも絶対行きますね。そこでみんなとウクレレを弾いたり…。ハワイにいると、それだけで楽しく前向きになれる気がします!
アロハ:私たちもコアロハの工場を取材させていただいたことがありますが、みなさん本当にアロハがいっぱいですよね。ウクレレの音色って、ハワイらしくっていいですよね。
ダイスケ:クラシックをやっていたときは、歌詞のない世界だったし、ちょっと堅い感じだったんです。でもウクレレと出会って少しずつ僕らの音楽も変わってきた。ウクレレって、いい意味で自由なんですよね。多少ラフだったりノイズが入ったりしても、それもウクレレの魅力だし。日本では、よく幼稚園や学校訪問もさせてもらうんですが、子どもさんにはギターよりウクレレの方が人気かも(笑)。
リエ:ウクレレを弾くと「これなに?」「どんな音がするの?」と興味津々で近づいてきたりしますね。小さな子には大きさ的にもちょうどいいのかもしれないし、まだ知名度が高くないからこそ不思議なのかもしれません。音色もやさしくて心地いいですしね。
ダイスケ:最近は、難しいコード進行とかテクニックとかではなく、シンプルな音楽の中で自分たちの気持ちを伝えることが大切だと思うようになりました。たとえば、ちょっと恥ずかしくて面と向かって言葉にできない気持ちも。音楽の力を借りれば伝えられることもある。かのんぷ♪にとって音楽って、誰かに想いを伝えるためのもの…とも言えるかもしれません。
アロハ:だから、おふたりの歌を聴くと、ぽかぽかしたやさしい気持ちになるんですね。歌詞も心にしみます。楽しい気分になったり、時にはなんだかうるっときたり…。
かのんぷ♪:ありがとうございます。いつかハワイで、ライブができたらなーと夢みているんですよ。また、日本に戻ったら、7月末に横浜で行われるウクレレ・ピクニックに参加しますので、一人でも多くの方に遊びに来てもらえたらうれしいですね。
アロハ:これからも応援します!そしてハワイでのライブ、ぜひ実現させてくださいね。私たちも楽しみにしています〜。今日は本当にありがとうございました!
★インタビューを終えて…
お話の間中、ずっと笑顔が絶えない楽しいインタビューでした。家族3人、いっぱいの愛情に包まれている感じが私たちにも伝わって、みんなで幸せをお裾分けしてもらった気分に!温かくて陽だまりのようなリエさんの歌声と、やさしくて心地よいダイスケさんのウクレレが、聴く人の心にぽかぽかなメッセージを届けてくれるかのんぷ♪の音楽は、日本で、そしてハワイで、これからもきっと多くの人を癒してくれることでしょう。Mahalo!!また、ぜひ遊びに来てくださいね。
●おふたりが編集部で披露してくれた曲「Makani(ハワイ語で風)」は、こちらでチェック!⇛
若いエネルギーと両手いっぱいの愛を持った、ぽかぽか夫婦、ピアノ・ヴォーカル中村里衣とクラシックギター・ウクレレ中村大介によるアコースティックユニット。ともにクラシックより学んだ音楽を活かし、温かさいっぱいのポカポカサウンドにのせて、力強く心に響き渡るメッセージは子どもからお年寄りまで幅広い世代から高い評価を得ている。
2012年5月4日、3枚目のアルバム「Sunny」をリリース。温かいメッセージがつまった、全13曲の魅力あふれる1枚!
●公式サイト:http://kanonpu.com
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