去る9月6日（木）〜9日（土）の4日間、オアフ島各地を舞台にしたグルメイベント「ハワイ・フード＆ワイン・フェスティバル」が開催されました。ハワイ内外から有名シェフと有名ワインメーカーが集まり、極上メニューがずらりとそろう豪華なイベントは、今年で2回目を数えます。私たちは、その最終日となる9日、オアフ島西海岸のコオリナ・リゾートで行われたイベントにお邪魔してきました！

　舞台となったのは、「アウラニ・ディズニー・リゾート＆スパ」と「JWマリオット・イヒラニ・リゾート＆スパ」の敷地内にあるビーチ。砂浜の上にテントやテーブルが設置され、来場者は靴を脱ぎ、裸足で砂の上を歩くという「ハワイアンスタイル」でイベントを楽しみます。

　開場前、料理の仕込みで忙しい合間をぬって、シェフにお話を聞くことができました！

　こちらはアウラニ・ディズニー・リゾート＆スパのエグゼクティブ・シェフ、パトリック・カラレックさん。世界の一流レストランで腕を磨いて来たパトリックさんからは、「日本人のお客様も徐々に増えています。おすすめメニューは何と言ってもシーフード！心ゆくまで堪能していってくださいね」と、にこやかにメッセージをいただきました。

　続いてハワイの5ツ星フレンチレストランとして名高い「シェフ・マブロ」のオーナーシェフ、ジョルジュ・マブロサラシティスさん。「お店を訪れた日本からのお客様とは長く友好な関係を保っており、今年で２５回めのリピーターもいるんです」とマブロ氏。この日のメニューも和テイストにアレンジをしたオリジナル・メニューとのこと。後ほど食すのが楽しみです！

　料理の鉄人でお馴染み、全米でも大人気のフレンチの鉄人、坂井宏行さん。ワイキキDFS１階に、自身のハワイ１号店を開店予定の坂井シェフ。この日も大忙しのスケジュールをぬっての参加で、この後はすぐにシンガポールにひとっ飛びなのだとか。「ハワイ店はカジュアルフレンチを中心としたメニューになる予定です。オープンを楽しみにしていて下さい」と満点の笑み。待ち遠しい限りですね。

　いよいよ、お待ちかねの開場です。この日のイベントは「キュイジーヌ・オブ・ザ・スターズ：マジカル・ジャーニー・オブ・フード＆カルチャー」と題し、世界に名だたるシェフ13人が参加。地元ハワイ産の食材と、世界各地の調理法を融合させ、この日だけのオリジナルなメニューが提供されました。各テントではシェフが来場者の目の前で料理を仕上げ、その華麗な手さばきを間近に見ることができるのもお楽しみのひとつ。シェフ・マブロのテントには、早くも行列ができていましたよ。

　フレンチの鉄人・坂井シェフの料理は、ハワイ産のフルーツや野菜をふんだんに使った冷製アペタイザー。昆布や薄切り大根があしらわれ、目にも美しい和風テイストの一皿。このお料理のすばらしさも然ることながら、坂井シェフは来場者が入れ替わり立ち替わり写真撮影を求めるほどの大人気でした。

　こちらのローストビーフは、アウラニのエグゼクティブ・シェフ、パトリックさんのテントから。贅沢に厚切りしたお肉と、地元産キノコの歯ごたえのコンビネーションがたまりません！　こうして、カリスマ・シェフのお料理を少しずつ楽しめるのが、このフード＆ワインの醍醐味ですね。「少しずつ」と言いつつも、テントをはじから回っているとかなりお腹いっぱいになってきます。

　また、会場ではハワイや世界のワイナリーがブースを出店していたほか、中尾醸造、府中誉などの蔵元も参加していました。ハワイでこんなにおいしい純米吟醸が味わえるなんて、感激です！

　本格的なスイーツもずらりと並びます。デザートに手が伸びる頃には、日が暮れてビーチには夜の帳が下り、ムード満点に。

　会場にはフードブースのほか特設ステージも設置され、ハワイアン・ミュージシャンが登場しての生演奏も行われました。すてきな音楽をバックに、ちょっとドレッシーに着飾った来場者たちがお酒やフードを片手に、裸足で過ごすひととき。みなさんも、来年はぜひチェックしてみてくださいね！