旅の拠点となるホテルと、その窓から見える街の中を大人の好奇心で歩く旅。
ガイドブックは持っていない・・・ならば “街のことは街で聞け"。
地元の人達と一緒にその日常に触れ、普段着の街で見つける「嬉しいこと」。
大人目線で世界中の街とホテルを巡る番組。

今回はオアフ島ノースショアのタートルベイ・リゾートが出発点。
ワイキキから車で1時間程のノースショアは、プレスリー、キャメロン・ディアス、ショーン・ペンなど、実に多くのセレブたちがお忍びで来るリゾート地。タートル・ベイにも数えきれない程の著名人がやって来ているが、ホテルは、「誰が・・・」という顧客情報は決して明かさない、ホテルのお手本中のお手本だ。ここから「真」の楽園を探す旅が始まった。
至福の時間を過ごせるスパでマッサージを受けながら、世界一のサーフ天国でサーフィンに勤しむ人々の姿を見つめる。自分には決して出来ない業だ。
旅人は勧められた街・ハレイワへ向かう。「夕日に向かってサーフィンをすると金色の光が幻想的だ」と語るのは、サンセットビーチで出会ったサーファーたち。街を歩けば、見た事も無い程大量のチキンをぐるぐる回しながら炭焼きしているチキン屋さん、名物、松本シェイブアイスの7色のレインボーアイスは南国で味わえる格別の味。・・・しかし、ここにあるのは甘いお話だけでない。ノースショアは日系移民たちが苦労に苦労を重ねて仕事を開拓して来た場所だった。ここに根ざして生きることを決めた日本人女性デザイナーの美しきパレオ、海辺の絶景に建つ消防署の署員たち。・・・彼らにとっての「楽園」とは何だろう？
ウクレレの音色に誘われて出会ったのは、廃材を使ってウクレレを手作りしているという初老の男性。彼は旅人を家に招き、仲間たちと共に歌を歌い、そして「アロハ」の意味を教えてくれた。まっすぐにすっきり延びる道、金色に輝くサンセットビーチ・・・、美しい町で土地への思いを抱きながら笑顔で暮らす人たち。
旅人は少しずつ、自分の「楽園」に近づいて行く。

【放送日時】2013年1月22日（火）　21：00～21：54
【放送局】BS日テレ

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