アロハ!永田広美です。
「素敵な暮らし」のヒントとなる、ハワイのあの場所!今回は築100年越えのB&B、マノア・バレー・インをアロハ風水ならではの視点でご紹介しながら、豊かに住むということのたくさんのアイディアを皆様と共有していきます。
朝夕の恵みの雨と虹に育てられた豊かな緑の森の中に広がるマノア地区。丘の中腹の邸宅は1912年に建てられ、アメリカの国家歴史登録財に登録されています。日本では築50年を超えたものを「古民家」としていますから、ここは立派なハワイの古民家ですね。古民家は、暮らしに関わる知恵の宝庫であり、その土地それぞれの気候、文化、習慣、そして歴史を今に伝えてくれるものです。
マノア・バレー・インが建てられた1912年といえば、ハワイがアメリカの自治領となって十数年というところ。ワイキキにはロイヤルハワイアンホテル、ハレクラニホテルが建ちはじめ、大型客船によるハワイへの旅が注目を集めていた頃です。
当時のハワイの富裕層の人気の居住地はマノアやヌウアヌ。今でも古いヴィクトリア様式の邸宅が残っている閑静な住宅地です。土地の自然をそのままに活かして共存し、ゴージャスな邸宅を建てる…贅沢ですね。丘の傾斜を利用して、家から海が見えるように設計されているお宅も多いですね。
マノア・バレー・インはそんな当時のライフスタイルがそのままタイムスリップしてきたようなお屋敷として残されています。クラシックハワイ、ハイクラスハワイ、このキーワードでインテリアをクリエイトするには、最高のお手本となるのがこのお宅です。
ハワイアンインテリアというと、すぐにハワイアンプリントの布や籐家具のようなものを連想してしまいがちですが、古き良きハワイのアッパークラスの人気のインテリアは、クラシカルな「ヴィクトリア調」と「エレガンス」がポイントだったのです。ハワイ王家の宮殿や邸宅も美しいヴィクトリア調の家具やインテリアが使われています。
ヴィクトリア調は、日本では女性っぽいイメージで紹介されがちですが、
重厚で気品あるインテリアです。
ハワイの自然を象徴する大きな葉っぱの南洋植物は、クラシカルな家や家具とのコンビネーションが抜群。優雅さたっぷりです。自然の造形、植物、色、美しさ、それらをそのままに暮らしに取り入れるのはハワイアンライフの魅力ですね!
マノア・バレー・インは、築数年後にホノルルのビジネスマンに買い取られてから現在に至るまで複数のオーナーによって手を加えられながら保存されてきました。そして今、この優美なハワイの古民家を所有しているのは美しき女性オーナー、ジェナさん。このお家も相思相愛のオーナーと出会えて本当に幸せそう…という雰囲気が本当に感じられるのです!まさに風水パワーが最大に発揮されるのは、家と居住人と住環境が相思相愛でハーモニーが取れた状態ですからね!
家具が家を呼んで来た!そんな不思議なことだって起こるのが、風水や住環境という目に見えないシステム。
ジェナさんは、ヨーロッパのアンティーク家具のコレクター。美しいデザインと職人の技、そして何代でも使える上質の木材を使っているのがアンティーク家具の魅力です。あるときオークションでひとめ惚れしたベルギー製のアンティークのベッド。買ったけれども、その重厚で圧倒的な存在感に「ベッドに似合う家がないものか」と思っていたら、売りに出ていたマノアヴァレーインに巡り会い、しかもこの家こそ、これからの彼女のライフワークをするのにもぴったりだったという逸話が生まれました。
このベッドがこの家を呼びました!
美しい家具と一緒で家も嬉しそう!当然、この場所を訪れる人たちにも「しあわせのエネルギー」が振りまかれているのです。
ヨーロッパのハイクラスなインテリアとハワイの自然との見事な融合を、マノアの美しいハワイ古民家で是非ご体験くださいね!
それでは、次回も「ハワイのお手本ホーム」をご紹介していきます。お楽しみに!
※「美ST」5月号に永田広美が美魔女10年美容で1ページ登場しています。
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