4月11日（木）、今回で第8回となる食の祭典、テイスト・オブ・マルカイが開催されました。ハワイの日系移民ファミリーや在住日本人からこよなく愛される日系スーパー、マルカイ・ホールセールマートが主宰するこのお祭りは、美味しい料理やお酒が味わえるとあり、毎年ロコのお楽しみイベントとなっています。今年も早々とチケットが完売した大人気の食の祭典に、リツコ編集長とともに出かけてまいりました！

　日本のおめでたい場所に欠かせない鏡割りで、豪快にイベントがスタート！ 「カポーン！」と木が割れる音とともに沸き立つ歓声、そして「カンパーイ！」の声…日本のお祭りの雰囲気に、自然と心がワクワクしてきます。

　普段は日本食材を中心とした会員制のスーパーマーケットが、この日ばかりはイベント会場に大変身！ 店内の各所にフードやドリンクのブースが設けられ、すっかりお祭りムード満点に。とくに人気のフードブースでは、長い行列ができていましたよ〜。

　日本食といえば、やっぱり新鮮なお刺身は欠かせません！ 色鮮やかなお刺身の豪華な舟盛りは、みんなの注目の的。もちろん、フレッシュなお刺身をテイスティングもできましたよ。ぶ厚くカットされたサーモンやマグロは、ひと口かむと甘みが広がって、とろける美味しさ。ああ、たまりません〜！

　地元ハワイの人気レストランも多数出店していました。こちらのブースは、グルメ通り・カイムキの名レストラン、3660オン・ザ・ライズ。来場者が長蛇の列をつくり、まだかまだかと待ち焦がれながら見守る先には、料理人たちが汗を流しながら調理する姿が。1,000食もの料理をこの場で作り上げる手さばきは、本当にお見事でした。私たちもいただきましたが、お肉はホロホロとほどけるほどやわらかく、お魚はこんがり香ばしく、「美味しい〜！」と声を上げてしまう感動の味わいでした〜！

　マルカイの上級副社長（Executive Vice President）、リチャード・マツさんを会場で発見！ 「おいしい料理や日本酒を味わいながら、日本の文化にも触れてほしい」という思いから毎年開催されているこのイベントの立役者でもあります。柔和な笑顔がステキです。

　会場であるマルカイ・ホールセールマートの店内には特設ステージが置かれ、日本文化に縁のあるエンターテイナーたちによるパフォーマンスも繰り広げられました。和太鼓グループ「ドラゴン・ビート」によるパフォーマンスもそのひとつ。和太鼓のリズムは、会場全体を振るわせるほどエネルギッシュ！ 太鼓奏者の方たちの凛とした表情と、踊るように美しいアクションがとてもカッコイイ〜。

　ミュージシャンのキース・ナカガネクさんも登場！ 沖縄系移民の日系3世であり、ウクレレと三線を操りながらすばらしい美声を響かせるキースさん。透き通るようなファルセット・ヴォイスに、観客は釘付けに。とくに「君といつまでも」をオリジナルアレンジで歌い上げた時には、会場から拍手喝采のアプローズが起きるほど。私もすっかりファンになってしまいました〜。

　会場には飴細工の実演ブースもありました。手先とハサミを器用に使い、あっという間に動物の形ができていく様子は、まるで魔法を見ているかのよう。

　そしてお待ちかね、マグロの解体ショーもありました！ 立派な一本マグロに、ザクッ、ザクッと大きな包丁の刃が入り、骨が剥がされ、パーツごとに分けられていきます。その見事な手さばきを間近で見ようと、大きなまな板の周りにはカメラを持った人たちが押し寄せ、みんな写真や動画を撮りながらも解体ショーに見入っていました。この時さばかれたマグロは、その場でお刺身となり、来場者に振る舞われました。私もいただきましたが、おろしたてのマグロは格別の味わいでした〜！

　お刺身にはやっぱり日本酒ですよね！ この日は、日本酒をメインに数えきれないほどのお酒もふるまわれました。私も升酒でカンパーイ！ また、ほかにも数多くのお料理やデザート、ドリンクのブースがあったり、ゲームや豪華なプライズがあったりと、お楽しみが盛りだくさんすぎて紹介しきれないほど。1,000枚のチケットが早々に完売したのも納得です。