最近、日本でもオープンウォーター・スイムレースが増えてきているみたいですね!? 海に囲まれたハワイでは、サーフィンやカヌーだけでなくオープンウォーター・スイムも、もちろんとても人気のあるスポーツです。僕はスイムはどちらかというと苦手なのですが、今年は少しは練習をして、ハワイのオーシャンスイムを楽しみたいと思っています。

　プールで泳ぐのとは違い、自然の潮の流れや波を克服し、テクニックや体力を使って目標までいかに泳ぐかチャレンジするところがオーシャンスイムの魅力のひとつだと思います。また、きれいな海で、サンゴ礁やトロピカルフィッシュ、まれにイルカやカメと出会えることも魅力に違いありません。そんなハワイの海の魅力を体感できるオープンウォーター・スイムの大会が「ワイキキ・ラフウォーター・スイム」です。（昨年のレポートはこちら>>）

　ハワイでもっとも知名度のあるスポーツイベント「JALホノルルマラソン」は今年で41回目。「ワイキキ・ラフウォーター・スイム」は、ホノルルマラソンよりさらに歴史のある大会で、今年で44回目を迎えます。今年の開催日は9月2日。ワイキキから程近いニューオータニ・カイマナビーチ・ホテル前をスタートし、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートまで3.84キロの距離を競います。毎年ハワイやアメリカ本土各州をはじめ、ヨーロッパやカナダ、日本など海外からも数多くのスイマーが参加する、1000人規模のグローバル・イベントです。昨年は、北島康介さんもプライベートでひそかに参加していたんですよ。

　ワイキキ・ラフウォーター・スイムは本格的な大会なので、優勝者は47分という世界的にもトップレベルの記録を出しますが、ゆっくりマイペースで泳ぐスイマーは3時間かけてフィニッシュしています。2000メートルを止まらずに泳げるレベルであれば誰でも参加OK。参加者は予想タイム別の4つのグループ順にスタートするので、自分と同じようなペースのスイマーたちと泳ぐことができます。また、コースにはボートやパドルボートに乗った監視員が各所に配置されているので、普段このコースで泳いだことがないスイマーも安心して参加することができます。

　とはいえ、3.84キロの外海を泳ぐというのは、初心者には勇気がいるものです。ワイキキ・ラフウォーター・スイムに先駆け、まだビギナーであまり自信がない方にまず試していただきたい大会が、オアフ島ノースショアで開催されています。6月にスタートし、ワイキキ・ラフウォーター・スイムが行われる9月までの期間、第1弾（1.6キロ）から第4弾（3.7キロ）までシリーズで大会が行われます（詳細はこちら>>）。12月のJALホノルルマラソンに向けて、8月からホノマラ準備シリーズがあるように、ワイキキ・ラフウォータースイムに向けても、泳ぐ距離を少しずつ延ばし練習ができるのです。

　第1回は、先週末開催されました。距離は1.6キロのスプリント。冬はビッグウェーブで有名なノースショアですが、夏は比較的波も穏やか。場所はサンセットビーチからバンザイ・パイプラインまでのサーフスポットを泳ぐコースです。

　第2回は7月6日に1.9キロ、第3回は7月20日に2.6キロ、第4回は8月3日に3.7キロ。徐々に距離を伸ばして9月2日に開催される3.8キロのワイキキ・ラフウォーター・スイムまで続きます。日本からも毎年少しずつ参加するスイマーたちが増えています。ぜひ、オープンウォーターに興味がある方は、いずれかの大会に出場してみてはいかがですか？ 大会だけでなく、ハワイのスイムに関する情報もスポナビハワイでまとめていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。Happy swimming!!

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