全米に1500店舗以上を展開し、もはやアメリカのパンケーキハウスの代名詞となりつつあるアイホップ。50年以上に渡りアメリカの人たちに憩いの場として親しまれています。ハワイにも５つのロケーションにあり、朝やランチの時間帯にはいつもたくさんの人で賑わっている人気のお店です。

　日中は日差しも強くなり、ハワイにも本格的な夏到来。そしてアイホップにも夏を楽しく彩る季節限定のパンケーキと爽やかなドリンクが登場しました。パンケーキの種類は、ジェリードーナッツ、ティラミス、バナナ・グラハムの３種類。どのパンケーキも、クリームたっぷりの写真を見つつ、名前を聞くと真っ先に思うのは…「ちょっと甘すぎるかな？」。さて真相やいかに？ 早速トライしてみました。

　まず最初にいただいたのは、ジェリードーナツ。アメリカのドーナツ屋さんではオールドファッションやカスタードと並ぶ定番メニューのジェリー。イチゴのジャムがたっぷり入ったフワフワドーナッツは、コーヒーとの相性も抜群です。さて、そのジェリードーナッツがパンケーキになるとどうなるのでしょう。まず驚くのはパンケーキの生地。ふわっふわなのにしっとりしていて、ボロボロとくずれることもありません。緩すぎず、パーフェクトな弾力の生地に思わず笑顔になってしまいます。ジェリーもグレーズも思ったほど甘くなく、程よいイチゴの酸味とパンケーキの相性は抜群です。甘いパンケーキがお好みの方は、さらにシロップをかけてもおいしいですよ。

　続いてバナナ・グラハムにトライ。グラハムとは、全粒粉でできたクラッカーのことです。バナナ、ザクザクとした食感のグラハムクラッカー、フワフワのマシュマロクリームのそれぞれ違った食感がパンケーキのしっとりとした生地と重なって、いままでになかった「次世代パンケーキ」と言った感じ。こちらも絶妙の甘さ加減で、自分でもびっくりなのですが、パンケーキ2つめとは思えないほど、食が進みます。

　3つめは、私がケーキの中で一番好きな「ティラミス」のパンケーキ。見た目もかわいく、味はもちろん言うことなしです。 少しだけほろ苦いモカクリームと甘さ控えめしっとりパンケーキ、濃厚なチョコレートソースとホイップクリームが奏でるハーモニーは、乱れることのない美しい4重奏といった感じでしょうか。3枚重ねのパンケーキは、大きすぎず、ちょうどいいサイズ。残すことに罪悪感を感じてしまう私としては、このくらいのサイズだと無理せず食べきれるので、嬉しかったです。もちろん、残してしまっても持ち帰り用のボックスをもらえるので、無駄にする心配もありません。

　パンケーキと一緒にぜひトライしていただきたいのが、こちらも夏季限定の「アイホップ・スプラッシャーズ」というさっぱりとしたドリンク。「ストロベリー＆オレンジ」、「トロピカル・アイランド・ツイスト」、「ブルーベリー・レモネード」と「ウォーターメロン・レモネード」の4種類は、クリア＆カラフルな見た目からしてまさに「夏！」な飲み物。爽やかなのどごしは、暑いハワイにぴったりですね。4種類ともフリーリフィル（おかわり無料）ですよ。

　「パンケーキハウス」というとどうしても朝食のイメージが強くなりがちですが、アイホップは昼も夜も営業。私たちがこの日取材で行ったワイキキのオハナ・マリア店はなんと24時間オープンしています。甘さ控えめとはいえ、夕食にパンケーキだけというのはちょっと、という人は、お店のスタッフおすすめの「ティラピアのフロレンティーン」はいかがですか？ほうれん草のアルフレッドソースと、ガーリックが効いた白身魚は濃厚な味が食欲をそそります。

　また、大きめのプリプリな海老がたまらない「クランチー・ブレデッド・シュリンプ」も、ガッツリと食べられるボリューム満点のプレートです。ほかにもサンドイッチ、ハンバーガー、グリルチキンやステーキなど、パンケーキ以外のもメニューも充実していますよ。

　これからの夏休みシーズンを前に、家族でハワイ旅行を計画している人も多いと思います。アイホップは子連れでも安心のレストラン。小さな子どもにはハイチェアーやキッズメニューはもちろん、クレヨンやぬりえなど、料理を待っている間も子どもが退屈しないよう、配慮されています。油物や甘いものが苦手な人には、600キロカロリー以下のヘルシーメニューも用意。料理の好みが違う大グループで行ってもみんな満足できますね。

　アイホップファンの人はもちろん、まだ行ったことがないという人も、この夏はぜひアイホップの限定パンケーキを試してみてくださいね。きっとアイホップのふわふわしっとりパンケーキの虜になりますよ。

2012年のアイホップパンケーキ特集はこちらから>>