え?冷蔵室でフード&ワインのイベント!?
今年で第3回目を迎えるハワイ・フード&ワイン・フェスティバル。食べることとワインが何よりも好きな私、もちろん参加してきました!
公開日:2013.09.11
更新日:2017.06.14
ハワイを代表する有名シェフのロイ・ヤマグチさんとアラン・ウォンさんが共同議長を務め、今年で第3回目を迎えるハワイ・フード&ワイン・フェスティバル。今年も世界各地のトップシェフ70人がここハワイに集結し、ハワイ産食材を使って料理を披露する美食イベントが華やかに開催されました。
自称、編集部一番のワイン好きの私が今回出向いたのは、ホノルルの魚市場として有名なピア38にあるフィッシュ・オークション(競り)会場です。ここで開催されたのが「Pa’ina on the Pier」。パイナとはハワイ語でパーティの意味なので、「埠頭でパーティ」ですね。最初は埠頭をくまなく探したけれど、場所が見つけられず…、まさか競り会場の冷蔵室だったとは!(笑)。
ひんや~りとした会場に入ったら、いきなり獲れたてのお魚がドーン!とお出迎え。そしてワインやビールのブースのほかにハワイ産の野菜や卵、獲れたてのマグロやカンパチのお刺身など、ご馳走がずら~り。
それではハワイ産の食材をふんだんに使ったお料理をご紹介します! まずはこちら、ハワイ近海で獲れたアヒ(マグロ)のポケ。レッドペッパーのフレークとネギ、そしてかき餅と合わせているところがハワイっぽいですね。
こちらはハワイ島でオーガニックの草だけを食べて育った牛を使ったお料理。お肉が柔らかくて美味! 臭みがまるでなく、これなら濃い味付けなど必要なく、こんなシンプルな調理方法がビーフ本来のおいしさを一番実感できますね!
このファンシーなお料理は、マヒマヒのソテー。オゴ(海藻)とシーアスパラガスのシャキっとした歯ごたえが絶妙です。もちろん、ハワイ産のトマトの酸味もすてきなアクセントになっていて、思わず顔がほころんでしまうおいしさ。
そして何と言ってもシンプル・イズ・ベスト! ハワイ島のカンパチはもう…最高! プリップリのコリッコリです。
さてさて、会場にはロイ・ヤマグチさんとアラン・ウォンさんの姿もありました。ロイさんにお話しをうかがうことができたので、ご紹介したいと思います。
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──今年で第3回目を迎えたフード&ワイン・フェスティバルですが、今回の開催に向けてどんなお気持ちでしたか?
ロイ:回数を重ねるごとにどんどん思いが強く、そして大きくなりますね。ホテル関係者の方をはじめ、航空会社、世界のシェフ、そしてハワイの農家や漁師といった方々とのつながりをさらに深くしていきたいと思っています。ハワイの食材をもっとたくさんの人に知ってもらい、実際に食べていただいて世界中の人が幸せな気持ちになってもらえたら…と思っています。
──ハワイの食材を使ってパシフィック・キュイジーヌを作り出していますが、これからどんな料理を作っていこうと考えていますか?
ロイ:まずは今、私がしていることを続けていくことが大切だと思っています。それはレストラン「ロイズ」ならではの…という意味です。もっとハワイ産のものを使ってハワイの食材を広めていけたらうれしいです。
──ハワイにある食材で世界に自慢できるものは、ずばり?
ロイ:それはハワイの人たちですね。農業や漁業に携わる方のパッション(情熱)です。
──シェフ自身はどんなローカル料理が好きですか?
ロイ:ハワイアン・フードが大好きなんです。その中でもポイ、ラウラウ、マウイオニオン、ロミロミ・サーモンがとくに好きです。チリペッパー・ウォーターをかけて食べるのがお気に入りなんでですよ(笑)。
──シェフが個人的に行くお気に入りのレストランを教えてください。
ロイ:一緒に行く人や人数によって変わりますが、例えば家族と一緒でしたらアラン・ウォンズ。友だちとワイワイしながらだったら居酒屋のん兵衛に行くことが多いかな。
──最後にワインは好きですか? どんなワインが好みですか?
ロイ:冷たい白ワインが好きです。でも本当はワインよりもビール派かな(笑)。ビールの中でもベルギーのステラが一番好きです。
ハワイの生産者にとても敬意を払っているロイさん。産地の方とシェフとのこんな関係がハワイの食文化をこれからも支えていくのですね! ハワイの食材が世界中にどんどん広まっていくと思うと楽しみでワクワクしますね!
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