9月6日、ロイヤル・ハワイアン・センター内にあるロイヤルグローブにて、リニューアルオープンとヘルモアハレ&ゲストサービスの新設を祝うセレモニーが行われました。
5年前、ロイヤル・ハワイアン・センター全体の大リニューアルが行われた際、センター中央1階にあるこのロイヤルグローブも新しく生まれ変わりました。さらに今回5カ月かけて行われた工事では、新たに池や橋、噴水が追加され、大きなバニアンツリーの下には、多目的なパフォーマンスに利用できるステージや観客用の芝生エリア、ハワイに伝わる歴史や地名にまつわるストーリーボードなどが新設されました。
式典では、センターがある土地のオーナーであるカメハメハスクールズのCEOディー・ジェイ・マイラーさんの挨拶をはじまり、ロバート・カジメロ、マプアナ・デ・シルヴァ、マヌ・ボイドというクムフラ陣によるホオパア(打楽器演奏とチャント)とカパライウラ・デ・シルヴァによるフラが披露されました。会場は神聖な空気が流れ、神々しい雰囲気に包まれていました。
招待客の中には、こんな正装をしたステキなハワイアンの方々の姿も。なんだかタイムスリップしたような気分になりますよね!
現在ロイヤル・ハワイアン・センターがある場所は、かつて「ヘルモア」と呼ばれ、ハワイの王族ゆかりの土地として、ネイティブハワイアンに先祖代々語り継がれてきました。
ヘルモアの地は、16世紀に当時の酋長であるカクヒヘヴァが植えたと言い伝えられる椰子の林「ロイヤルグローブ」で知られ、カメハメハ大王もかつて住んでいたと言われています。
カメハメハ大王のひ孫として、ヘルモアを受け継いだパウアヒ・ビショップ王女は、ネイティブハワイアンの子孫のためにカメハメハ・スクールズを設立し、同校にこの土地を寄付しました。ショッピングセンターの収益は現在も同校を通して、ネイティブハワイアンの子どもたちの教育にあてられているんですよ。
またロイヤルグローブに面したB館1階には「ヘルモアハレ&ゲストサービス」がオープン。センターで行われているイベントやショップ情報のほか、タッチパネルやビデオでハワイの歴史や文化を紹介するホスピタリティデスクとなっています。ハワイ歴史に興味がある人にはうれしいサービスですよね!入場はもちろん無料です。
セレモニーの後には、カヴィカ・トラスク&フレンズによるライブ・エンターテインメントの中、ハワイアン・スタイルのセレブレーション・ランチョンが行われました。
さすがハワイアンな式典のお料理というだけあって、カルアピッグのスライダーをはじめ、アヒ・ポケやチキンロングライス、ピピカウラ、マヒマヒのクリーム煮、そしてデザートにはハウピアなど、ビュッフェスタイルのハワイアン料理が振る舞われました。
パウアヒ王女が余生を過ごしたワイキキのど真ん中にある癒しの空間「ヘルモア」で、あなたもはるか昔のハワイに思いを馳せてみませんか?
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