アロハ！ タマコです。
　今年で67回目を迎える、ハワイで最も古く大きな規模のハワイアンカルチャーをお祝いするお祭り「アロハ・フェスティバル」の季節がやってきました。今年はホクレア号で有名なポリネシア航海協会の40周年を記念し、「Moana Nui Akea（モアナ・ヌイ・アケア）〜伝統的な航海」をテーマに開催されます。

　今年もフェスティバルのシンボルとされる「ロイヤルコート（王室メンバー）」が選出され、昨日9月12日（木）にヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートにてお披露目セレモニーがしめやかに執り行われました。

　アロハフェスティバルの文化奨励大使であるロイヤルコートは、ハワイアンの血を引き、古代王族の文化表現法を訓練し、習得していることを条件に選出、王、女王、王子、王女が決定されます。このロイヤルコートに選ばれることはハワイアンにとって、とても名誉なことなんだそうです。

　カフによるブレッシング（祈祷）では、海を越えて旅をし、アロハスピリットを世界に広めた先祖に感謝しつつ、私たちもアロハな心を世界の人たちへ伝えていけますように、と祈っていました。

　この式典に出席していたホノルル市の市長カーク・コールドウェル氏によると、アロハフェスティバルは第二次世界大戦直後、近代化が進むハワイで、伝統や文化が博物館や美術館で見学するただの展示品になってしまわぬようにと開催が始まったのだそうです。ハワイアンの先祖が生み出したさまざまな素晴らしい文化を大切な習慣として現代に、そして未来につなぐために、このフェスティバルを盛り上げて行きましょうとおっしゃっていました。

　式典の最後には厳かな雰囲気の中、美しいフラが披露されました。イベントの参加者や観客も迫力の火の女神、ペレの舞いに釘付けになっていましたよ。

　この日のロイヤルコート・セレモニーを皮切りに、オアフ島の各地では約2週間に渡りアロハ・フェスティバルのさまざまなイベントが行われます。ワイキキでも9月21日（土）にカラカウア通りで開催されるブロック・パーティーや9月28日（土）のフローラルパレードなど、見どころたっぷりで内容盛りだくさんのお祭が開催！ ぜひ出かけてみてくださいね。

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