Nui Daisukeが選ぶフラ・プレイリスト1
フラナビゲーターのNui Daisukeさんが選んだ、おすすめフラ・ソング。今回はケアリイ・レイシェルの曲を動画で紹介してくれています!
公開日:2013.09.19
更新日:2017.06.27
フラ・ナビゲーター Nui Daisukeです。第8回の今回は「フラ・ナビゲーター Nui Daisukeのおすすめフラ・プレイリスト1」のご紹介をさせていただきます。
「百聞は一見にしかず」
フラを語るときにいつも思うこと。
いいフラに理屈はいらない。
すてきなフラダンサーの踊りは、ダイレクトに観る者の心に響きます。
フラに興味があるフラガール予備軍、あるいはハワイのフラに少しでも近づきたいと思っているフラガールに、聴いて、観て、感じてほしいフラ・ソングの動画をYouTubeからセレクトして紹介しましょう!
今回は、この人なくして現代のハワイアン・ミュージック&フラを語ることができないという、シンガー/クムフラのフラソングです。
【フラ・ソング1】
Kawaipunahele / Kealiʻi Reichel
ハワイを代表するシンガーでありクムフラであるケアリイ・レイシェルのデビュー・アルバム「Kawaipunahele」(1994)のタイトル・トラック。
映像はニューヨークの街中で撮影されたライブの模様。ハワイアン航空主催のイベントで、カジュアルな雰囲気のなかのパフォーマンスです。ケアリイの歌に合わせて踊るのは、彼のハーラウ(教室)のダンサーでインストラクターでケアリイの親戚であるヘノヘア。メリー・モナーク・フラ大会ソロ部門で優勝(2009)もしている彼女、さすが、どんな状況でもひきつけるフラを見せてくれます。観ているニューヨーカーたちがどんどん笑顔になっていく素敵な映像です。
あなたのために、カワイプナヘレ
枯れることのない愛しいわたしのレイ
ひとつに結ばれる
二人で戻ろう
カワイプナヘレ
と歌うラブソングです。
2番の歌詞にある「ワイルク」はマウイ島の地名。
ケアリイが歌を書いた当時住んでいたエリアです。
【フラ・ソング2】
Ka Nohona Pili Kai / Kealʻ'i Reichel
同じくケアリイ・レイシェルの曲。こちらはうってかわって、5000人の観衆を前に踊るフラ。2012年メリー・モナーク・フラ大会での一幕。前年のソロ優勝ダンサー、トリがフラ・シスターとともに踊るFrom A Dancer / Ka Nohona Pili Kaiのメドレー。すばらしく息の合ったフラ。ゆっくりと絶え間ないモーションが海辺の波のよう。そしてやさしく包容力のある表情が、心を穏やかにしてくれます。
波しぶきが吹きつける
風が鳴らすティーの葉音
ささやく声が香りとともに
わたしを呼び続ける
アロハ、アロハ、愛しい思い出
美しい、美しい、美しい海辺の家
と歌う1番から、2番、3番へと意味を読み解いて歌が生まれた背景を知ると、やさしく美しいモーションからいろいろなことが見えてきます。歌の意味を知って見ると、フラの良さがさらに身に染みてくるパフォーマンスなのです。(その良さを体験するためのセミナーを日本各地で実施中)
今回は映像で楽しむハワイアン・ソングとハワイアン・ダンサーのフラ、ケアリイ・レイシェルの曲を2曲セレクトしました。
フラ・プレイリスト紹介、次回もお楽しみに。
よしみだいすけ
Daisuke Yoshimi
文筆家、フラナビゲーター
ハワイ州観光局アロハプログラム講師、フラやハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・講演活動を行う。●著書
たくさんのメレから集めた言葉たち(1〜4)
メレ旅(上下巻)
Live Aloha アロハに生きるハワイアンの教え
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