冬でも暖かいハワイは、まさにスポーツパラダイス。ゴルフだってサーフィンだって、ばっちり楽しめるのはスポーツ好きにはたまりませんね。そんなハワイで過ごす暖かい冬休みに、子どもたちが楽しめるスポーツキャンプを2つご紹介しましょう。

　毎年クリスマス翌日の12月26日（木）から4日間にわたって開催される「プロ・エクストリーム・サッカーキャンプ」。ハワイ出身のプロ選手や大学生選手たちがハワイに戻ってくるクリスマス時期に合わせて行われるサッカーキャンプで、サッカーキッズの育成を目的に実施されています。

　現在、MLS（メジャーリーグ・サッカー）のヒューストン・ダイナモに所属するブライアン・チン選手は、アメリカ代表にも選ばれたことがある一流選手で、ハワイの子どもたちの憧れの的。また他にもロサンジェルス・ギャラクシーに在籍していたクリント・マティス元アメリカ代表選手など、たくさんのプロ選手がやってきます。プロ・チームがないハワイでは、プロの選手と触れ合えるまたとないチャンスなのです。

　さらに今年はビッグニュースが！ サッカー女子日本代表の大儀見（旧姓：永里）優季選手が、プロ・エクストリーム・サッカーキャンプに来てくれることになりました。大儀見優季選手は、昨年までドイツのポツダムに所属、今年はイギリスのチェルシーに移籍し、活躍が期待されています。プロ選手たちのデモンストレーションは、毎年子どもたちから大注目。目を輝かせてプロの技術を見る子どもたちの様子は、我々にとってもうれしいクリスマスプレゼントです。

　冬休みに行われるもうひとつのキャンプは、ハワイ大学の野球チーム「レインボーズ」を率いる元メジャーリーガー、マイク・トラパッソ監督が教える「ユース・ベースボール・キャンプ」。7〜18歳を対象とした本格的な野球のプログラムです。

　12月23日（月）、24日（火）はピッチングもしくはキャッチングとヒッティングの集中トレーニング、27日（金）〜29日（日）は、3日間の総合キャンプが行われます。このキャンプの最大の魅力は、それぞれのポジションに特化したトレーニングを受けられること。例えばピッチャーであればピッチングコーチが、ハワイ大学の選手を教えるのと同様に、子どもに分かりやすく、子どもの腕に合った正しいフォームを教えてくれます。

　キャッチングについても、キャッチャーと内野、外野などにグループを分けて行います。キャッチャーであれば、ホームを守るために必要なポイントを指導。ピッチャーとのコミュニケーションや、ボールの受け方、投げ方を実践的に教えてくれます。また全員が学ぶヒッティングでは、ティーを使ったフォームチェックやケージでの力の入れ方を確認。ハワイ大学ならではのユニークな方法もあり、日本とは違ったアメリカン・ベースボールに触れることができます。

　ハワイ大学が誇るベテランのコーチ陣と現役のレインボーズの選手たちが、ベースボールの基礎をより深く、論理的に、また明るく楽しく教えてくれる貴重なチャンス。練習会場はハワイ大学の本拠地である全面人工芝のスタジアム、レス・ムラカミ・スタジアムです。本場アメリカのカレッジ・ベースボールの舞台で思い切りプレーし、素晴らしいコーチ陣に直接指導を受けられる魅力的なキャンプは、野球好きなキッズにはオススメですよ。

　上記プログラムはすべて、地元ハワイのロコ・キッズも参加するプログラム。スポーツを通じ、地元の子どもたちと一緒に学びながら、コミュニケーションをはかることで英語にも触れられる貴重な体験は、きっと子どもたちにとってかけがえのない経験になるはずですよ。冬も暖かいハワイで、今年はいつもとは少し違ったバケーションを過ごしてみませんか？

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