12月のジェイクはミラクルがいっぱいでした
年末も全力疾走のジェイク。11月に行われたハワイでのコンサートと、小さな公園のクリスマスツリーのために奔走した「ジェイク・マジック」の様子をレポート!
公開日:2013.12.28
更新日:2017.06.14
2013年もいよいよ大詰め。ここハワイは、暖かいホリデーシーズンを過ごそうというたくさんの旅行者の方でにぎわっています。もちろんビーチも人でいっぱい!大きな虹が空にかかることも多く、なんともぜいたくな年末年始の雰囲気です。
ハワイが世界に誇るウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさんは、2013年も「Grand Ukulele Tour」で世界中を駆け巡り、その熱きウクレレの音色で多くの人々に感動を与えてきました。昨年10月2日にリリースされたアルバム『Grand Ukulele』を引っさげてスタートしたこのツアーは、世界中を舞台に約130公演を敢行。このツアーのライブDVD「Live in Boulder」が、アメリカで12月10日(火)に発売されました。日本でも来年発売予定とのことですよ!
そして先日11月30日(土)、ホームタウンであるハワイ・ホノルルで「2nd ANNUAL JAKE SHIMABUKURO & FRIENDS CONCERT」が行われました。会場は「ブレイズデル コンサートホール」。地元ハワイのジェイクファンやファミリーが集合した大きなコンサートホールで、とても楽しそうに演奏するジェイクの姿が印象的でした。
コンサートの途中で、ジェイクが尊敬するミュージシャンであるベーシストのディーン・タバ、ドラマーのノール・オキモトが登場すると、さらに笑顔が炸裂。Missing Threeや143、Musix Boxなどアルバム「Grand Ukulele」の収録曲がバンド編成で演奏されました。ベースやドラムとともに奏でられるこれらの曲はとても新鮮で温かく、そしてものすごくカッコイイ!スペシャルなステージに、みんな釘付けです。
ジェイクがインタビューでも話してくれた、エフェクターを使っての「Dragon」や「Bohemian Rhapsody」で盛り上がるステージに、今度はギタリストのバーノン・サカタが現れます。ギターとウクレレが奏でる「Spain」は圧巻。ステージと会場はハナ・ホウ(アンコール)の「Akaka Falls」まで言葉にできない熱気に満ちあふれていました…。
演奏後は、ロビーでサイン会も開催。ジェイクのウクレレに酔いしれた人たちが長い列を作っていましたが、ジェイクは疲れも見せず、最後まで終始笑顔でファンの皆さんとの時間を過ごしていました。第二回目となったジェイク・シマブクロ&フレンズ・コンサートは、こうしてゆっくりと幕を閉じたのでした。(上記コンサート写真はTakahiro Masuda氏撮影)
そして12月の間は、1月からスタートする「2014 UKE NATIONS TOUR」に向けて地元ハワイで充電中。その間にも、台風で大きな被害を受けたフィリピンの人々への寄付を募る「Kokua for the Philippines」に参加したり、ホノルルの病院を訪問して患者さんのためにウクレレを演奏するなど様々な活動をしています。
去る12月23日(月)には、地元カイムキエリアの小高い丘にある小さな公園(Pu'uo Kaimuki mini park)のクリスマスツリーの点灯を復活させるために奮闘もしました。その様子をご紹介します。
Pu'uo Kaimuki mini parkにあるクリスマスツリーは、1984年から毎年ボランティアの手によってその明かりを灯し続け、地元の人たちに愛されてきました。しかし、今年はツリーが点灯されないことになってしまったと知ったジェイクと友人のジェフが、「ツリーを復活させるために、なんとかしようよ!」と彼らのフェイスブックで呼びかけたところ、親戚や友人をはじめ、HECO(ハワイ電力)のスタッフにもその想いが届きました。消防署、公園管理の担当者なども協力してくれることに。
そしてクリスマス直前の12月23日(月)に諸々の申請が通り、HECOの職員でありジェイクの親戚にあたるトッドを中心に、切れていた配線を修理し、壊れた電球を取り替え、点灯の準備が進められていきます。ジェイクとジェフ(上の写真/左)、さらに弟のブルースなども協力して、当日の「点灯セレモニー」の開催が実現したのです。
夕方17:00頃、小高い丘の上にあるこの小さな公園に続々と地元住民が集まり、セレモニーがスタート。事情を聞いた「ザ・クッキー・コーナー」の方が寄付してくれたおいしいクッキーなどを食べ、ジェイクたちが演奏するクリスマスソングを聴きながら、みんながツリー点灯の瞬間を待ちます。地元のテレビ局も、そのカウントダウンの様子を取材していました。
セレモニーの途中で雨も降りましたが、その後には大きな虹が空いっぱいにかかり、まさにこの日を祝福してくれているよう。見てください、このダブルレインボー…。素晴らしいですよね!
そんな中、ジェイクのカウントダウンでツリーにライトが灯りました。子どもから大人までその場にいた全員が歓声をあげて、クリスマスツリーを見上げる…。点灯を祝い、クリスマスソングをみんなで歌い、とても感動的でやさしい瞬間を過ごしたのでした。
「クリスマスの奇跡だね」と、集まったみんながハッピーな気持ちになった夜。世界を舞台に日々あちこちを飛び回って活躍しながらも、自分が生まれ育った地元のために友人や家族と一緒に何かしたいと奔走できる、そんな温かい気持ちがジェイクの魅力のなんですよね。
「極上!ジェイク通信」では、2014年もそんなジェイクの魅力をお伝えしていきます!どうぞお楽しみに。それではみなさん、どうぞ素晴らしい新年をお迎えくださいね。マハロ!
- ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)- 1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。- 【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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