2月15日（土）、Japanese Women's Society Foundationが主催する「Women' Leadership Summit in Hawaii」のイベント内で、オートクチュール・ビーズ刺繍デザイナーとして活躍する田川啓二さんの「チャリティーファッションショー」が開催されました。シェラトン・ワイキキのボウルルームで開催された華々しいショーの様子をレポートします！

　ランチタイムに開催されたこのイベント。おいしいお食事とすてきな音楽を楽しみながら、ショーが始まるのをワクワク待つ私たち。この日は、日本から田川さんのビーズ刺繍の生徒さんたちもツアーでお越しになっていました。

　最初に行われたのは、ハワイでも有名なケンセイ・タケダ氏のファッションショー。ヘアメイク、ドレス、アクセサリーなど美しいモデルが次々現れるファッションショーは、まるで映画を見ているような雰囲気でした。

　そして、いよいよ田川さんのファッションショーが始まります。「ビーズやスパンコール、クリスタルなどの様々な材料や、世界各国の刺繍のテクニックを組み合わせ、繊細かつ大胆で立体的に仕上がったドレスたち。手作業で、１枚を作り上げるのに数カ月から１年以上かかるものもあるこだわりのドレスばかりです。どうぞ、お楽しみください」と田川さん。

　ショーは、2012年ミスハワイに選ばれたスカイラー・カマカさんのフラからスタートです。スパンコールやビーズがほどこされた美しいドレスで華麗なフラを踊るスカイラーさんの姿に、客席も大きな拍手を送っていました。

　その後、すてきなモデルさんたちがまばゆいばかりのドレスを着こなしながらランウェイを歩いてきます。いろいろなテーマに合わせた美しいドレスが次々と登場し、そのゴージャスさはため息モノ…。本当に素晴らしかったです！

　日本文化とビーズ刺繍のコラボレーションもすばらしく「着物ドレス」の豪華な輝きには、ひときわ大きな拍手が。凛とした雰囲気のモデルさんの表情も、ドレスを引き立たせていました。

　ショーの最後には、特別ゲストとして日本からモデルの吉川ひなのさんが登場！美しいビーズが全身に輝くスペシャルなウエディングドレス姿は本当にきれいで、お人形さんのようです。アンティークなレースカーテンをウエディングドレスに再構築し、全身にビーズ刺繍をほどこした荘厳な雰囲気のドレスは圧巻。ハワイ州観光局ロマンス親善大使としても活躍するひなのさん、やっぱり真っ白なドレスがお似合いですね。

　大盛況のうちに幕を閉じた「田川啓二・夢の世界オートクチュールビーズ刺繍チャリティーファッションショー」。客席でショーを見ていたローカルの奥様たちも「こんなドレス、見たことがなかった。キラキラ輝いていて素晴らしかったわ」と口々に絶賛していました。以前、田川さんが「ハワイという特別な場所で、ビーズを通じて様々な交流ができたらと願っています」とお話されていたのですが、その思いがまっすぐ形になったような本当にステキなファッションショーでした。

　田川さんは、ワイキキのクヒオ通り沿いに「チリア・エクスクイジット・アロハ ＆ チリア・アロハ・カフェ」というショップ＆カフェを運営もしています。ここではアサイボウルやクレープなどの美味しいカフェメニューを楽しめるとともに、ビーズのキュートな小物も販売。また、ハワイアンビーズ刺繍のワークショップも行っているので、興味がある方はお店に問い合わせてみてくださいね。