美しいビーズ刺繍を創るカリスマデザイナー
日本とハワイで活躍する、オートクチュールビーズ刺繍デザインのカリスマデザイナー田川啓二氏にスペシャル・インタビュー!
公開日:2014.03.25
更新日:2017.06.14
オートクチュールビーズ刺繍デザインの第一人者として、日本全国で活躍するカリスマデザイナー田川啓二氏。著名なデザイナーやアーティストからの信頼も厚く様々な作品を生む傍ら、2013年ワイキキにも拠点となるカフェ&ショップをオープン。ハワイでのファッションショーも実現させた田川氏の想いをお聞きしました。
編集部:ビーズ刺繍って本当に繊細で美しいですね。小物からゴージャスなドレスまで、見ているだけでうっとりしてしまいます。
田川:日本でも女性を中心にとても人気が高く、各地でのワークショップも好評で、1回のクラスに200名近い受講者が集まることもあるんですよ。
編集部:すごいですね! 田川さんにドレスをオーダーする著名人も多いとお聞きしていますよ。そんな中、ハワイ滞在の頻度はどの程度ですか?
田川:年間の半分くらいがハワイでしょうか。ワイキキのお店(チリアexアロハ)にいたり、自宅兼アトリエで創作活動や打ち合わせをしたり、結構忙しくしています(笑)。もともとハワイが大好きだったのですが、自分のお店を出すのは思ったより大変で苦労もありました。でも、少しずつ軌道に乗ってきたので、今後が楽しみですね。きれいな海や自然と触れ合いながら働けるのは、とても贅沢で幸せなことです。
編集部:ハワイのお店はセレクトショップとカフェ、さらにビーズアートのワークショップもあるんですよね。
田川:ええ。ショップにはハイビスカスやホヌ、イルカなどハワイならではのモチーフのビーズアイテムを置いたりしてとても評判です。ショップに併設されたカフェにもビーズアートの作品をディスプレイしていて、それを見て「自分でも作ってみたい!」と思ってくれた方には、カフェの奥の席でレッスンを受けてもらえるようにしているんです。
編集部:ハワイで「ビーズ刺繍のアートを作る」というのは、なんだか新鮮な感じがします。
田川:ハワイでの思い出作りに、とワークショップを体験される人も多いですよ。小学生くらいのお子さんが「絶対やりたい!」と日本から予約して来てくれたり、ご夫婦で来店され、奥様に誘われる形で渋々トライしたご主人の方が、最後には真剣になってしまった…なんてこともあります(笑)。ハワイという特別な場所で、ビーズを通じて様々な交流ができたらと願ってこの場を作ったので、いろいろなドラマがこのお店で繰り広げられるのを体感できて幸せです。
編集部:ハワイでオートクチュールビーズ刺繍ドレスのファッションショーも行われたそうですが。
田川:2014年2月、シェラトン・ワイキキでチャリティーファッションショーを行いました。着物をアレンジしたもの、アメリカや日本の夜景を表現したものなど、約35着のドレスをハワイのモデルに着てもらったんです。華やかなショーは大盛況で、ハワイでもビーズ刺繍の良さがさらに知られるようになってきました。今後も日本とハワイをつなぐ活動を続けていけたらうれしいですね。
Keiji Tagawa Information
田川さん運営のセレクトショップ&カフェ「チリア ex アロハ」では毎週火・木・土曜15:00〜16:30、ハワイアンビーズ刺繍クラスを開催中。受講料はおいしいお茶とデザート付で$38〜$58(作品のモチーフや素材により異なる)。ぜひ、早めに予約を!
◎問い合わせ&予約は日本語でどうぞ。
電話:808-888-2011 または
Eメール:info@tilia-aloha.com
Profile
日本を代表するオートクチュールビーズ刺繍デザイナー。ファッションショーや展覧会などで多くのビーズ刺繍作品を発表、黒柳徹子氏など著名人のためのドレス製作も手がけている。全国で行われる刺繍教室運営、テレビ、ラジオ、雑誌への出演と幅広く活躍中。現在ワイキキで「チリア ex アロハ&チリア・アロハ・カフェ」も運営中。
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