ハワイの風を感じながら、オアフ島の名スポットを観光できると人気のワイキキトロリーや、オアフ島を巡る楽しいツアーを数多く催行しているエノアコーポレーションが、先日創業40周年を迎え、メディア向けのスペシャル・ミニツアーを開催。ワクワクドキドキがいっぱいのツアー内容をレポートします!
この日は、ハナウマ湾からノースショアまで、オアフ島東海岸をぐるりと巡る人気ツアー「ロイヤル・サークル・アイランド」の一部を体験する特別コース。島の北東部にあるクアロア牧場内、モリイガーデン・フィッシュポンド(養魚池)で、ハワイの歴史をクルーズしながら学べるアクティビティへ参加してきました。景色が見やすい大きな窓を持つミニバンに乗り込んで、いざ出発!
目的地までは経験豊富なガイド兼ドライバーが、車窓から見える景色やハワイの文化、歴史について、ときにはユーモアたっぷりに説明してくれます。また、この日は途中で写真スポットに寄り道をし、中国の帽子のように見えるモコリイ島、通称チャイナマンズ・ハットが見えるところで写真タイムを取ってくれました。
ドライバーの話と外の景色を楽しんでいると、いよいよ目的地に到着! クアロア牧場ガイドのブランドンさんが笑顔で出迎えてくれました。アクティビティに参加する前にまずは腹ごしらえ。待望のランチタイムです! この日のお昼ごはんは、化学薬品などを投与せず、100%クアロア牧場の牧草で飼育されたクアロア・ビーフを使ったハンバーガー。噛みしめると自然の恵みと肉本来の旨味があふれ出す美味しいお肉で大満足!
ランチは池のほとりの小屋でいただいたのですが、緑に囲まれたとても静かで平和な場所で、ほかの参加者と一緒に食事をしつつ「こんな所で暮らしたい…」「ハンモックを吊るして昼寝をしたい」と、真剣に考えてしまいました。ワイキキとはまた違い、ハワイの自然が全身で感じられ、なんだか日頃の悩み事も何もかも忘れて、しばらくぼーっとしながら穏やかな気持ちになれる空間でした。
お腹もふくれ、のんびりとしたところで、いよいよメインのクルーズへ。「では池を巡るクルーズに向かいます」と、ブランドンさんに連れて行かれたのは上の写真の水辺…。思わず「池はどこですか?」と聞くと、「ここが池です!」と言われビックリ。養魚池と言われ、てっきり小さいものを想像していたのですが、石を積み、海を区切り、魚を引き込んで作った池で、125エーカーもあり、アラモアナセンターの敷地とほぼ変わらないほど広いのだそうです。これをすべて人の手で作ったというのだから驚きですよね!
古代ハワイアンたちが使っていた船をモデルに作られたモク・カハイ号で、ぐるりとフィッシュポンドを巡る旅へいざ出発! 池は魚が育つのに最適な環境となるように水深が1.5メートルほどと浅くできているので、船は平べったい形になっています。乗ってみると、とても安定していて、意外なほど揺れを感じなかったのが驚きでした。
乗り込んですぐに目についたのは、船の中央にある小さなかまどのようなもの。中をのぞくとヤシの木やバナナなどの苗木が並んでいました。その昔、ハワイの人々が住み慣れた土地を離れ次の島へと移住する際には、新しい土地ですぐに植樹して生活が始められるようにと、船には苗木を積んで持って行ったんだそうです。説明を聞きながら、昔の人の生活の知恵と工夫はすごい!と感心しきりでした。
船の上から桟橋のほうを見ると、大きく高くそびえるコオラウ山脈が池を包み込むように広がっています。山の頂上には雲がかかり雨が降っている様子も見え、普段はなかなか見られない雄大な景色を目にして、自然の大きさと、その恵みに感動です!
ボートの上では、ガイドのブランドンさんがフィッシュポンドについての説明をもしてくれます。約800年ほど昔に作られた養殖池は、古代ハワイアンたちが南太平洋の島々に住む部族の中で、唯一養殖をしていたという証で、ハワイの歴史においてとても重要な場所です。クアロア牧場の養殖池は現存する最後のひとつ。モルタルなどを使わず、石を積み上げて作った池は、海から入ってきた稚魚や小魚が育ちやすい環境で、大きくなると海に戻れないように柵があり、今でも手作業で門の開閉をして、調整しています。
なお最近始まった新しい試みとして、牡蠣の養殖も行われていました。通常の3倍の早さで育ち、小ぶりでぷりぷりとした食感が楽しめる牡蠣は、水質保全にも役立っています。残念ながらここでは食べられませんでしたが、クアロア牧場のビジターセンターで取り扱っているので、そのほかの牧場産の食品と合わせて購入できますよ。
クアロア牧場は、乗馬やバギーなどのアクティビティが楽しめるほか、数えきれないほど多くの映画が撮影されたロケ地としても有名なスポット。実はこの日も、とある有名映画の撮影が行われているのを池の中央から観ることができました。作品名が公表できないのが残念! 美しい景色を眺めつつ、歴史の話やハワイの文化、そして映画の話などを聞き、めいっぱいクルーズを堪能し、この日のツアーは終了したのでした。
今回ご紹介したのはロイヤル・サークル・アイランドツアーのほんの一部。通常は、クアロア牧場のアクティビティ以外にも、ノースショアのビーチやハナウマ湾など、東海岸の名所をあますことなくチェックでき、ハワイの知識もたっぷり増える、充実した1日を過ごせるので、家族や友だちでぜひ参加してみてくださいね! ツアーはすべて英語で行われていますが、ハワイ観光を楽しみつつ、歴史的名所での体験アクティビティもできるのでオススメですよ。今年の夏休みは、内容充実のエノアツアーで、遊んで学べるハワイ時間を過ごしてみませんか?
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