先日インタビューさせていただいた「心書アーティスト」の岸本亜泉さん。ワイキキにできる「いやす夢」の4店舗めの壁画を書いたのも記憶に新しい、笑顔がすてきな岸本さんが、またまたハワイへやって来て「心書講座」を行う…とお聞きしました。前回は参加できずに残念な思いをした私、今回こそは! と受講して参りました。
場所は、ニューオータニカイマナビーチホテルの中。大きな窓のすぐ外に、ビーチが広がるすてきなお部屋で講座が開催されました。手書きで、しかも筆ペンを使って文字を書くなんてめったにないことなので、始まる前からちょっと緊張。集まっているほかの受講者のみなさんと「なんだかドキドキしますね」とおしゃべりしている間に、講座がスタートしました。
岸本さん曰く「心書とは、決まりや正解のない自由な世界」なのだそう。心書を書くには、まず相手をひとり決め、書くテーマを決めます。そして自分の中の感情を呼び起こし、それをただ書く。ということでした。今回は母の日にちなんで、日本にいる母親に「感謝」の気持ちを込めて書いてみようと決めました。
決めたはいいものの、さて、どうやって書いたらいいのか??でも、岸本さんとお弟子さんのあやさんが見せてくれたお手本(デモンストレーション)で、気持ちがノックアウトされた感じ…。愛に満ちあふれ、幸せそのものの表情で目の前で書き上げられるそのダイナミックでやさしい文字に、なぜか涙があふれてきてしまいました。
この後、簡単な線の書き方を教わったら、ひたすら練習。ときには効き手ではない左手で自由に書いてみたり、紙いっぱいに書き殴るように書いてみたり。途中で岸本さんが「おおー、いいじゃないですか。最高ですよ〜!」と声をかけてくれたりして、書いているうちに、どんどん楽しくなっていくのが不思議でした。最後に目を閉じて、母親のことをい〜っぱい思い起こし、そのままの気持ちを筆ペンに託して紙に向かいます。一緒に講座を受けていた中にも、思いがあふれて涙ぐんでいる方がいらっしゃいました。私も半泣き(苦笑)。おかあさーん!
「常に何が正しいか考えてから行動している」「これをやったら恥ずかしい、こんなことを言ったら笑われる」といった、オトナの感情から時には放たれて、ちゃんと自分と向き合うことが大事なんだなと実感。決して上手に書けたわけじゃないけれど、この講座で大きな何かを学ばせてもらいました。
日本はもちろん、世界中の人たちに向けてこの素晴らしい「心書」を広めている岸本さん。自分の思いをまっすぐ表現できる、とってもすてきな女性でした。これからも、そのご活躍をお祈りしています。そして私も、大切な人への想いをちゃんと文字にして伝えることから始めたいと思います。素晴らしい機会を、ありがとうございました。またお会いできる日を、楽しみにしています!
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