5月3日(土)、ミュージシャンの大江千里さん、シンガーソングライターの八神純子さん、ウクレレ奏者のハーブ・オオタ・ジュニアさんの3人によるチャリティ・コンサートが開催されました。3人の夢の共演とあれば、見逃すわけにはいきません。チケットはもちろん完売。リツコ編集長、ユカリンとともに、指折り数えて楽しみにしていたコンサートに出かけてきましたよ〜!
会場となったのは、ダイヤモンドヘッドの麓にある美しい庭園付きゲストハウス。今回のコンサートは、東北で被災した子どもたちをハワイに招待するプロジェクト「レインボー・フォー・ジャパン・キッズ」のファンドレイズとして開催されました。ゲストハウスを提供してくださったご夫妻も、会場で働くスタッフさんも、そして出演した大江さん、八神さん、ジュニアさんも、みなさんボランティアでの協力です。
コンサートは昼の部、夜の部と2回行われました。私たちが参加した昼の部では、コンサートの前にアフタヌーンティーがふるまわれました。優雅な三段重ねのトレーや美しいフラワーアレンジメント、アンティークな茶器など、エレガントな雰囲気にうっとり…。
アフタヌーンティーを堪能した後は、いよいよお待ちかねのコンサートがスタート。まずウクレレ奏者のハーブ・オオタ・ジュニアさんが登場し、澄んだ美しいウクレレの音色がハワイの空に響きます。震災後に被災地へ赴き、悲劇的な現場の状況を目の当たりにしたというジュニアさん。「TSUNAMI」を演奏した後のMCで、「震災はとても悲しくつらい出来事ですが、このことを私たちは絶対に忘れてはいけません。このTSUNAMIという美しい楽曲を奏でるとき、私はいつもこのことを思います」と語っていたのが印象的でした。
次に大江千里さんが登場。大江千里さんは、「十人十色」「格好悪いふられ方」などのヒットソングを持つシンガーソングライターであり、現在はニューヨークを拠点にジャズ・ピアニストとして活躍しています。この日は最新アルバム「スプーキーホテル」からの楽曲を中心に、365歩のマーチを大江さん流にアレンジしたナンバーなどが披露されました。
そして、八神純子さんが舞台へ。大江さんのピアノを伴奏に、パワフルな歌声が会場の空気を震わせます。とくに、「みずいろの雨」の冒頭、「ああ〜みずいろ〜の〜あめ〜」というあの歌い出しに、オーディエンスからは拍手喝采が! また、大江さんとのコラボで書き上げられた「さくら証書」が演奏されると、あちこちからすすり泣く声が…。私も感動で号泣してしまいました〜。
最後にジュニアさんも登場。3人が奏でる「ふるさと」に、またまた感動…。震災で故郷を失った方たちの思いを想像し、また故郷の日本を離れて暮らしている私自身の思いもこみ上げてきて、涙腺が全開に…(笑)。
大喝采とともに、約2時間の夢のようなコンサートは終了。音楽の持つ力の偉大さを肌で感じた、本当にすばらしいコンサートでした。夜の部も合わせ、この日集まった収益はレインボー・フォー・ジャパン・キッズに寄付されます。みんなの思いが、被災地の子どもたちに届きますように…!
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