大好きな日本…、ジェイクが語る想いとは
7月20日のウクレレフェスティバルに参加決定!その後、7月のフジロック・フェスティバル、9月の日本ツアーを控えたジェイクに、日本への思いを聞きました。
公開日:2014.07.16
更新日:2017.06.14
ついに7月に突入し、毎日真っ青な空が広がるハワイです。海もキラキラと青さを増し、サーフィンやスタンドアップパドル、ダイビングやアウトリガー・カヌーなどのマリンスポーツを楽しむ人々でビーチは毎日にぎわっています。
そんな真夏の日々、ウクレレマスターのジェイク・シマブクロさんは「2014 UKE NATIONS TOUR」でアメリカ本土を駆けまわっています。7月初旬には、カナダのミュージック・フェスティバルにも参加するなど、今年も世界中で活躍中です。
さらに、7月20日(日)には、地元ハワイのカピオラニ公園で行われる「第44回ウクレレフェスティバル」への参加も急遽決定! 緑いっぱいの野外ステージで、今年もジェイクのウクレレを堪能することができることになりましたよ〜。楽しみですね。
★「ウクレレフェスティバル」
場所:カピオラニ公園
日時:7月20日(日)11:00~17:00 (ジェイク出演予定時間/15:45〜16:00頃)
そんな絶好調のジェイクに、今後の活動について聞いたスペシャル・インタビューの第2弾。どうぞ、お楽しみください。
◎インタビュー第一弾はこちら>>
■今月は、いよいよフジロック・フェスティバルへ!
そして9月はついにジャパン・ツアー開催。
ーーーアロハ! ジェイクさん。いよいよ日本行きのスケジュールも迫ってきましたが、今の心境はいかがですか?
とにかく、とっても楽しみです。先日リリースしたばかりの「ロック・コレクション」を引っさげて、7年ぶりのフジロックに参加できることにワクワクしてますね。僕の出演予定は、7月26日 (土)。新潟県苗場スキー場 のORANGE COURTで演奏します!そして、9月のジャパン・ツアーでは日本各地で合計11公演。早く日本へ行きたいです。
ポスターの画像をクリックすると大きくなります。
ーーーインタビュー第一弾でも日本ツアーへの思いをお聞きしましたが、ジェイクにとって、やっぱり日本は特別な場所なんですよね。
もちろん! 日本各地で演奏できること、そこでの人々の出会いなど、いろいろな喜びがあります。会場によって、場所によって、コンサート自体の雰囲気も違うし、毎回それを新鮮に感じながら特別なショーを魅せたいって思います。あと、やっぱり日本は食べ物がおいしいのも魅力ですね(笑)。
ーーー確かに! 中でも、とくに楽しみにしているものというと?
えー、何もかも、全部楽しみです。たとえば、新潟のお米が食べたいですね。そう、「ライス」!お米の名産地である新潟のお米をセラミックで炊いたごはんは本当においしい。完璧。すべてのお米がたってますよね。ハワイのご飯とは全然違うから、おはしで、そのお米をつぶしたりしないようにそーっとつまんで1粒ずつ食べます(笑)。お米をちゃんとリスペクトして、最後の一粒まで絶対きれいに食べますよ。
ーーー素晴らしいですね。日本人より日本の食文化を大切にしてくれている(笑)。
ほかの場所でも、それぞれに「これ」っていう食べ物があるでしょう?たとえば、大阪だったらお好み焼きやたこ焼きとか、名古屋の手羽先やひつまぶしとかね。各地の名産はそれぞれすばらしい。「食べること」って、味はもちろんビジュアル、匂い、感触などなど、すごくセンシティブでエモーショナルなことだと思うんです。そして、とてもパワフル。どこかへ旅行をしたとして建物や人の話をしていても、そのうち食べ物の話題になることが多いじゃないですか。色を通じて文化も感じられるし。音楽はとってもエモーショナルだけど、匂いや味まではしないですからね(笑)。
実は、僕が子どもの頃、家で母が作ってくれたお茶漬けをよく食べてたんです。本当に毎日のように(笑)。だから、ひつまぶしを食べるとなんだかその頃のことを思い出して懐かしくなるんです。いろんな想い出が重なって、日本のひつまぶしは僕にとって特別な食べ物になった。食文化はこうやって、いろんな思いを蘇らせたり、心を動かしたりするんですね。やっぱりすごくパワフルだなと思います。
ーーーハワイも、いろいろな食文化が豊かにミックスしている気がします。
そうですね。ハワイは、いろいろなルーツを持つ人が集まっているから、チャイニーズやベトナム、タイ、コリアン、アメリカン、フレンチ、イタリアン、そして和食…なんでも食べられます。小さな島だけど、すごくいろんな文化を味わえる場所ですね!
■『UKE NATION RADIO with JAKE SHIMABUKURO』では
初めてのラジオDJにも挑戦中!
ーーー今回のツアーでは、日本だけでなくほかのアジアの国々にも行くそうですが…。
「2014 UKE NATIONS TOUR」でアメリカ本土をまわり、既に40本くらいのショーをやってきました。さらに夏は、カナダも含めてたくさんの音楽フェスティバルに出演。その後に、日本ツアーをはじめ、香港や台湾などにも行く予定なんです。
ーーー国によって、地域によって、お客さんの雰囲気って違うものですか?
うーん、場合によるけどあんまり違わない気がします。会場によるんじゃないかな。よく、日本のオーディエンスは静かでシャイだったいう人がいるけど、会場によっては一曲目からノリノリのお客さんの時もありますし。だから、毎回その会場の雰囲気っていうかフィーリングに合わせてライブを進めていくようにしています。もちろん、言葉の部分はすこし違いますよね。英語圏じゃない場所でのMCは、すこしゆっくりめに話したり、日本へ行ったら日本語も話したいし。ほかのアジア圏でも、ゆっくり英語を話すし、少しでも現地の言葉を習ってステージ上で使えるようにしたりね。その場に集まったみんなとどうやってコネクトするか…ということを、常に考えるようにしています。
ーーー素晴らしいですね。そして「言葉」といえば、ラジオ番組のDJもスタートして絶好調!
ありがとうございます。関東圏と名古屋地区で放送されるインターFMで毎週土曜日の9:30~9:56にオンエア中の『UKE NATION RADIO with JAKE SHIMABUKURO』ですね。日本の皆さんに、毎週自分の好きな曲を紹介できる時間が持てて幸せです。クラッシックからジャズ、ロック、ハワイアン、そのほかのカバー曲など、幅広い音楽をみんなとシェアしていきたいと思っています。
ーーーたしかに、ラジオを聞いて「ジェイクってこんな曲も好きなんだ」って新鮮に思うことも多いかも。このラジオを通じて、リスナーのみなさんも新しい曲の魅力を発見したりするんじゃないでしょうか。
だったらうれしいですね。音楽って本当に素晴らしいと思うから。以前に紹介した、ヨーヨー・マの「ガブリエルのオーボエ」は、「ハワイシアターのような場所でこういう曲を演奏してみたいな…」って思いながらかけていました。好きな曲が多すぎて、選曲には時間がかかるけど、本当に楽しいんですよ。
ーーー「ピジン・イングリッシュ(ハワイ風の英語)」のフレーズを紹介するコーナも、すごく楽しいです!
おー、良かったです。ローカルならではの言い回しって、いろいろあっておもしろいんですよ。そのコーナーは「Hey,Masa!」っていうセリフから始まって…あ、ちなみにMasaは、ぼくのミドルネームが「マサオ」っていうところからとっていて、つまり、自分で自分に話してるって変な感じだけど(笑)。自分ひとりだけのスタジオで、話して、笑って、録音してます。
ーーーひとりっきりで話すのは、難しそう…。それに、ちょっと寂しくないですか?(笑)
大丈夫、僕はひとりで自分と話すのが好きなんです。もっともっと慣れて、楽しいプログラムを伝えていけたらいいなと思ってます。みなさん、ぜひ聞いてみてくださいね。曲のリクエストや感想も、jake@interfm.jp宛で送ってください。お待ちしてます〜!
ーーーほかにも、これからの活動予定があれば教えてください。
近いうちに、新しいCDをレコーディングし始める予定です。2012年にリリースした「グランド・ウクレレ」は、息子が生まれる前に作ったアルバムなんですよね。でも、今回は自分が父親になって初めてつくるアルバムになるから、また違うフィーリングで曲作りやレコーディングができると思うんです。「グランド・ウクレレ」に収録されている「ジェントルマンダリン」という曲は、息子のために書いたものだけど、実際は彼が生まれる前に作ったもの。だから、もしこれから曲を作れば、感じ方も想いも違ってくるはず。その想いはアルバム全体にも関わってくるから、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
ーーー公私ともに充実していて、素敵ですね。
もうすぐ2歳になる息子からは、新しい経験や感情をいっぱいもらっています。最近の彼の流行りは、魚の名前を覚えることかな。絵本をみながら、僕がひとつずつ指さして教えてるんですよ。ツアーなどに出ると会えないこともあるし、いろいろと忙しいけれど、父親でいられること自体がとても幸せ。そんな気持ちも、ウクレレにのせて伝えていけたらうれしいです。
ーーー本当にありがとうございました。今後のさらなるご活躍、楽しみにしています!
ありがとうございます。日本のみなさん、もうすぐ会いに行きますから待っていてくださいね。そして、ハワイにも、ぜひ遊びに来てください〜! アロハ!
最後まで本当にアロハな雰囲気いっぱい、そしてとっても自然体でインタビューに応えてくれたジェイク。大好きな日本へ行けることを、心から楽しみにしている様子が伝わってきました。
常にいろいろな挑戦をし続けるジェイクの、これからの活躍がますます楽しみですね。アロハストリートでもそんな活動の様子をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。
- ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)- 1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。- 【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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