アロハ! メグミです。
「地元の人しか知らないような、穴場グルメを味わってみたい!」「でも、キケンな場所はちょっと...」そんな人にぜひ試していただきたいレストランが、オアフ島北東の小さな町カアアワにあるんです。じつは私も、今年に入るまでこのお店の存在を知らなかったのですが、食べてびっくり、驚愕の絶品メニューが勢ぞろいで、すっかりお気に入りのお店になりました。そんな超おすすめの穴場レストラン「アンクル・ボボズ」をご紹介します!
ワイキキから車で1時間あまり。オアフ島北東、クアロア牧場とポリネシア・カルチャー・センターの間にある小さな海沿いの町カアアワに、アンクル・ボボズはあります。後ろには切り立った山々がそびえ、向かい側には道を挟んでビーチパークが広がるという風光明媚さ。このロケーションを聞くだけでも、穴場な雰囲気たっぷりですよね。
こちらは、アンクル・ボボことロバートさんと、日本人のケイコさんご夫妻。最初は小さなフードトラックからスタートしたお店は、クチコミで人気を呼び、たったふたりだけで9年前にこのカアアワ地区にレストランをオープンするまでに。店内はいつも地元の人で賑わい、人気メニューは早々と売り切れてしまうことも多いんですよ。
手作りの温もりあふれる店内。食べ物やドリンクは、こちらのカウンターで注文するシステム。テーブルは店内のほか、ビーチパークが見渡せる外のテラス席もあります。
さてさて、アンクル・ボボズで必ず食べていただきたいのが、こちらのBBQ(バーベキュー)スペアリブ。ソースに漬けた肉を直火で焼くハワイアンスタイルのBBQとは全く別物で、こちらのBBQスペアリブは本場アメリカンスタイル。カリフォルニア産オークを使い、低温でじっくり丸一日かけてスモークするため、香ばしさと肉の旨み、ジューシーさが感動的なハーモニー! リブの表面から少し内側に、ピンクのラインが入っているのが見えるでしょうか? これは「スモークリング」と呼ばれ、低温燻製で調理する本場スタイルならではの現象。このピンク色のスモークリングが、美味しいBBQの条件と言われているのだとか。
スペアリブは、力を入れなくてもお肉がホロッと骨からはがれる絶妙なやわらかさ。自家製の特製ソースが添えられてくるのですが、まずは何もつけずにスモークドBBQの香り高さと最大限に引き出された肉の旨みを味わってみてくださいね。本場アメリカでは、各地で数々のコンテストが開かれるほど、BBQは重要な食文化となっていますが、このアンクル・ボボズのBBQスペアリブを食べに、わざわざアメリカ本土からお店を訪れる人も少なくないのだとか。噂を聞きつけたBBQコンテストの審査員が、お店に来たこともあるそうですよ!
すごいのはBBQだけではありません。こちらのバーガーのパテは、ハワイ島で牧草だけを食べて育ったビーフが使われていて、噛むとジュワッと肉汁があふれ出す絶品! バンズも、毎朝ボボさん自らが焼き上げています。サイドメニューのガーリックポテトフライも、ぜひオーダーを。外側はカリッとしているのに、中はしっとりホクホクで、止まらない美味しさです。こちらも自家製ソースがたっぷり付いてくるので、お好みでどうぞ〜。
こちらはチリコンカルネ。日本やハワイで「チリ」というと、ひき肉とともにお豆がたっぷり入っているイメージがありますよね? ところが「本来チリコンカルネは"肉入りとうがらし"という意味で、お肉がメインの料理なんです」とケイコさん。アンクル・ボボズのチリコンカルネには、鉄板で焼いた角切りステーキがゴロゴロとたっぷり入っています。肉汁ごとスープに入れられているので、口に運んだとたんに広がる旨みのパワーたるや! これまでのチリコンカルネに対する意識を覆すほどの絶品ですよ〜。
肉料理だけのガッツリ系レストランかと思いきや、じつはカフェメニューも充実しています。地元の人に大人気なのが、こちらの手作りマラサダ。お店のパン類とともに、ボボさん自ら毎日仕込むマラサダは、ふんわり、モチモチで、油っこくなく軽い味わい。コーヒーやカフェラテも本格的で、ノースショアの有名ロースターで特別に焙煎しているコーヒー豆が使われています。とくにカフェラテは、贅沢に2ショット入るのもうれしいポイント。
スムージーや生搾りジュース、アサイボウルもありますよ〜。スッキリとした味わいのジンジャー・レモン・スプラッシュ(ドリンク右)は私のお気に入りです。アサイもしっかりと濃く、自家製グラノーラがサクサクと香ばしく、とってもヘルシー。ドライブの途中に立ち寄るなら、こういったカフェメニューをピックアップするのも良いですよね。
お店の場所は、メインロードのカメハメハ・ハイウェイ沿い。ホノルル方面から向かう場合は、クアロア牧場を通り過ぎて約5分ぐらいドライブすると、左手にセブンイレブンやガソリンスタンドが見えてくるので、そのすぐ手前です。ザ・バスの場合は、アラモアナセンターの山側駐車場から55番または88番で1本で来ることができますよ。すべて手作りづくし、こだわりづくしの穴場グルメを味わいに、ローカルタウンに出かけてみませんか?
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