国際的に活躍するビジネスパーソンになりたい! という情熱はあるものの、何をすれば良いのか、どこへ相談すれば良いのかというのは悩みどころですよね。ハワイのNPO団体「Global Career Advancement(以下GCA)」は、そんなときの心強い味方。希望者ひとりひとりに合った会社の紹介やサポートをしてくれます。GCAのスティーブさんから、会社の理念や、海外で働くことで何を得られるのかを伺いました。
──まず初めに、GCAを創業しようと思ったきっかけを教えて下さい。
スティーブ:世界で活躍したいと願う学生や社会人は数多くいます。しかし、彼らの才能を育てる手段はあるのに、そのほとんどは活かされずにいるというのが実情です。以前から、そういった人々とともに働く経験をしてきた弊社社長、アレクサンダー・ブルームーンは、希望者に将来的にずっと使えるようなスキルを身に付けることができるトレーニングをしたいと考えたのです。それがGCAを立ち上げたきっかけとなりました。
──では世界で活躍したい人たちをサポートする会社として、何か目標とするものはありますか?
スティーブ:異文化間で人と人との絆を深められるような「国際人」を育て、それによって国際的な生産性の向上を手伝うことが、私たちのミッションです。そしてそのためには、才能あふれる若き世代の国際視野を深め、国や文化を超えた関係を築けるように導くことが大切だと考えています。
──なるほど、国際人というのはこれからの社会でどんどん必要になってきそうですね。具体的にどういった形でサポートし育てているのですか?
スティーブ:私たちの経験上、世界で活躍できる人間になるには、実体験を積み、その経験からスキルを学ぶことが最も効果的ですね。そのための最高のツールとして、アメリカのJ-1ビザプログラムや、オーストラリアやカナダのワーキングホリデープログラムなどに参加したい人をサポートしています。
具体的にはビザを申請したり勤務先を探したりという手続きや、インターン先の企業斡旋、また実際に働き始める前後には英語レッスンやセミナーなども行っています。とくにインターンとして海外で働く機会を得られるJ1ビザは、自分に合った会社を探すことがとても重要。私たちはさまざまな分野で活躍する企業のをクライアントとしてもっているので、申請者の専門と個性に合った会社をつなぐ橋渡し的存在として支援できるよう心がけています。
──なぜそれらのプログラムを推奨されるのですか?
スティーブ:新しい言語や文化に触れるには、広い世界に出て、実際に体験してみることが1番の勉強ですよね。ご紹介した留学プログラムがすぐれていると考える理由は、実際に仕事をして経験を積みながら学校で学んでいるだけでは決して得られない、多くのスキルが学べるからです。GCAは希望者ひとりひとりに合ったプログラム選びや、受け入れ先の会社を選ぶようにしています。
──確かに、国際人になるなら実際に海外に出て、多くのことを体験してみるというのは大事ですよね。どういった人がプログラムに参加しているんですか?
スティーブ:GCAには、趣味や興味、才能の異なるさまざまな人が来ます。なかでも多いのは、在学中または卒業を控えた大学生や新社会人など、社会人としてのキャリアを積み始めたばかりの人ですね。それから、新しい言語や文化に対する知識を深めたいという意欲の強い人たち。色々な人とお会いする中で、参加者のほとんどが、何事にもやる気が高く、働くということへの意欲が高いことにいつも驚かされます。私たちは、参加者のそういった良い部分を伸ばし、自己評価を高めるお手伝いをできるように心がけています。
──最後に、GCAが今、とくに力を入れていることを教えて下さい。
スティーブ:もし一言で表わすなら「成長」ですね! 具体的には、希望者の受け入れ先となってくれる協力会社をさらに増やし、より多くの人に幅広い職を探すお手伝いができるよう、ネットワークを広げているところです。また、セミナーや短期インターンシップなどの学習プログラムの種類も意欲的にどんどん増やし、成長している途中です。カナダや台湾などの国でも協力してくれる会社を増やしているんですよ。
──プログラム参加者にとっても、さらに多くの国で働く選択肢が増えるというのは素晴らしいですね。
スティーブ:働くことへ高い意欲を持つ参加者と、質の高い会社を引き合わせることができれば、それはWin-Winの関係です。参加者は会社から多くのことを吸収し、成長することができる。会社は新しい知識と意欲をもったスタッフを受け入れることで、より利益を得ることができる。そして、多くの会社と参加者がともに成長していくことで、ひいては世界規模で、異なる国同士が良い関係を築き上げていくことができると考えています。みんなが成長することで、世界をより良い方向へ変えていくことができるのです。
──ひとりひとりの力が世界を変えていけるんですね! 本日はありがとうございました。
スティーブ:こちらこそ、ありがとうございました。
グローバル化が進むこれからの社会に必要な知識やスキルを身につけた「国際人」になるなら、実際に海外で経験することが何よりだと語ってくれたスティーブさん。自分に合った会社を、担当カウンセラーとじっくり相談しながら決められるGCAなら、より満足の行く海外体験ができそうですね。何から始めたら良いか分からないと悩む前に、まずはGCAに気軽に相談してみてはいかがですか?
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!