アロハ! ヒロヨです。
本格的な香港スタイルの飲茶や料理が自慢の「ジェイド・ダイナスティ・シーフード・レストラン」。ショッピング客でにぎわうアラモアナセンターの4階にあり、店内に入ると中国語が飛び交い、活気ある雰囲気で、一瞬ハワイに居ることを忘れてしまいそうです。オープンから3年が経過し、新しいメニューやシグネチャーのお披露目ランチが開催されたので、参加してきました!
円形のエントランスが特徴的な外観のレストランは、店の両脇には馬の置物が置かれ、上品な佇まい。店内は広く、席数も多いので、グループでの利用にもぴったりです。入り口を入って左側には、円卓が並ぶセミプライベートルームを完備。円卓を見ると、中華食べるぞ! という気分がムクムクと湧いてくるのは、私だけでしょうか(笑)。でも雰囲気を演出するのも、美味しい食事の条件ですよね。
さあ、いよいよお待ちかねの料理がスタートです。最初に出てきたのが、この夏のスペシャルメニュー「チキン&ポメロサラダ」。パクチーと松の実もたっぷり入った、見た目も涼やかなサラダは、口の中をリフレッシュしてくれると参加者からとても好評でした。夏にぴったりの清涼サラダですね。
土鍋でドカーンと登場したのは「牛肉煮込み風」。牛筋をとろっとろに煮込み、コラーゲンたっぷりで、美容にも良さそう! 料理を取り分けていると、下の方にスジのゼラチン質とは違う何やらプルプルとした柔らかなものが潜んでいます。お皿に取り出してみるとなんとルックファン。ルックファンとはお米の粉を練って作ったお餅のような麺のような、飲茶で人気のメニューです。お肉から出たスープがしみこんで、ツルッと食べられます。
ヘルシーな「椎茸と野菜のアワビソース和え」は、肉厚椎茸が食べ応え十分。野菜と椎茸がたっぷりで、ブロッコリーには濃いめのアワビソースがよく絡み、しみじみとした美味しさ。
そして新メニューの麺料理が登場。一見かた焼きそばの餡なし??とも思えるちょっと謎の多いこの料理の名前は「京都風シーフード・フライド・ヌードル」。ますます謎が深まるようなミステリアスな名前。はさみでバリバリ麺を切り分けていくと、下にエビや野菜が入ったソースが入っていました。かた焼きそばの上下逆バーションだったのです。
それにしても名前が気になります! お店の方に聞いてみたところ、オーナーが日本へ旅行に出かけ、たまたま京都で入ったお店で似た料理に出会い、そこからインスパイアされて中国料理にアレンジしてみたのだそう。こうなると元祖のその京都のお店も気になるところです。どこなんでしょう...(笑)。海鮮の旨みが効いた味もさることながら、見た目のインパクトがあるので、おもてなし料理として注文するのもいいですね。
ここからは、飲茶メニューをまとめてご紹介! まずは、飲茶レストランに行ったら注文せずにはいられない定番人気の「シュリンプ・ダンプリング」。透き通った外皮越しに蒸されて桜色になったエビが見え、プリッとした食感が最高です。次に登場したのが、スタンダードな肉まん。と思いきや、よーく見ると、若干表面の質感が違うような...。その名も「スノーマウンテン・チャーシュー・バン」。確かに表面は雪のようにも見えます。食べてみると、ほんのり甘いチャーシューマン。甘じょっぱい味わいが、後引くおいしさ。甘味が加わることでこんなにも肉まんの味に深みが増すのかとびっくりです。
グリーンの色合いがきれいな「チャイブ&シュリンプ・ダンプリング揚げ」は、お店のシグネチャーメニュー。ニラ饅頭をカラッと揚げた感じで、油っぽさはなく、中にたっぷり入ったニラとエビが噛んだ瞬間にあふれ出てきます。ニラ好きの私にはたまらない一品。
シメのデザート系飲茶は、「卵白カスタード」と「マンゴー餅」。カスタードというと卵黄のイメージがありますが、卵白を使ったカスタードもくどくなくて美味しい! コレステロールが気になる方にもおすすめのシグネチャーデザートです。もう一方のマンゴー餅は、見た目もサイズ感もかわいらしく、マンゴー練りこんだ餅なんだろうなと思って食べてみたら...。なんと中にはクリーミーなマンゴープリンが隠れていました。手の込んだデザートをペロリと平らげ、改めて飲茶のバラエティの豊富さに感心させられたランチでした。
「このレストランで働くシェフは、半年ごとに香港へ行って修行を重ねています。」とオーナーが語るように、シェフの技術力の向上にも力を注ぎ、レベルの高い料理を提供できるよう、日々努力している姿が伝わってきました。ダウンタウンにあるチャイナタウンには、飲茶専門レストランがたくさんありますが、そこまで行かずとも、アラモアナセンターで本場の味が楽しめるのはとても魅力的ですね。美味なる香港スタイルの中華をショッピングの合間に体験してみませんか?
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