数多くの飲食店を手掛ける社長の次なる一手【五穀】

数多くの飲食店を手掛ける社長の次なる一手【五穀】

ハワイカイに、和食店の「五穀」が12月14日(日)にオープン。今後のハワイでのレストラン展開予定も含めて社長にインタビュー!

公開日:2014.12.01

更新日:2019.01.23

アロハストリート・インタビュー

 アロハ、ヒロヨです。ココマリーナに12月14日(日)にオープンする注目のレストラン「五穀」。このレストランを皮切りに、ハワイ内に20店舗のレストランをオープンする予定というピアサーティグループの高橋章之社長がハワイに滞在されていたので、ベールに包まれた店内を探りつつ、今後の展開などインタビューしてきました。

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──初めまして! まもなくレストラン「五穀」がオープンしますね。まずは、日本や海外で200店舗以上のレストラン展開をしているピアサーティグループが、ハワイにお店を出そうと決めた理由から教えていただけますか。

高橋社長(以下、高橋):もともと海が大好きで、プライベートでハワイを訪れるたびに現地の人のほがらかな人柄や親しみやすい笑顔にひかれ、ここにレストランを作りたいなと思うようになりました。海外進出の視察にシンガポールやオーストラリアへも行きましたが、ハワイほどぐっとくるものが感じられませんでしたね。

──ハワイ進出一号店をワイキキではなく、オアフ島東部のハワイカイにあるココマリーナにした理由は。

高橋:ハワイで飲食店を始めるにあたって、ターゲットを地元の方にするのか、旅行者の方にするのか、またそのミックスにするのか、いろいろなやり方があると思うのですが、まずは地元の方に愛されるお店を作りたいと考えました。ココマリーナ周辺は地元の方が多く住むエリアで、ローカルのお客様とのビジネスの勉強をするのにぴったりの場所だと思い、この場所に決めたんです。

──日本では、様々なジャンルとブランドの飲食店を経営されていますが、あえて「五穀」を選んだ理由は?

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高橋:ハワイカイは日本人が多く在住するにも関わらず、和食店が少ない。ですから、和食のニーズが高いと思い「五穀」を選びました。

──中国にも「五穀」があるそうですが、ハワイ店も同じメニューなのでしょうか。

高橋:食材が違うので、メニューは変えるつもりです。もちろん、ローカルのお客様に喜ばれるメニュー作りをしたいので、ここでしか味わえないメニューも登場しますが、基本はしっかりと日本食。日本人が食べても満足できる味に落ち着きました。ランチメニューも今練っているところですよ。いつも店を作るにあたって、ターゲットを決めたあとは、スタッフとメニューを決める作業を行っていますね。

──メニュー作りには社長も参加されるのですか。

高橋:はい。ターゲット層の方のために、どういうメニューがいいかをいつも一緒に考えます。現地のスタッフとコミュニケーションをとりながら、ローカルの味のバランスをどこまで取り入れるかいつも悩みますね。

──なるほど。お店の核となる味作りは社長も自ら参加されるのですね。ところで、店内のインテリアもとても素敵ですね。ハワイでこんな洗練されたデザインのレストランはとてもめずらしいです(笑)。

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高橋:いやー、大変でしたね(笑)。日本とハワイの建築技術の違いに悩まされました。インテリアもいつも頼んでいる中国の工場に頼んで、椅子を作って持って来たり、日本からもディスプレイなどを持ち込んできました。店内にはマリーナの景色が見える寿司バーや天ぷらバーを設置し、カップルやご家族連れのグループなど幅広い層にご利用頂けるように設計しています。日本だったら2週間に1店舗くらいのペースで新店舗を開店しているのですが、こちらではそういうわけにいきませんね(笑)。

──2週間に1店舗...。すごいペースでレストランをオープンされているのですね。

高橋:これからは、もっとペースをあげて10日間に1店舗のペースになると思いますよ。

──今後、5年間を目標にオアフ島内で20店舗ほどのレストランを展開される計画とのことですが、具体的に次の店舗の候補地など決まっていますか?

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高橋:現在アラモアナの工事中エリアに2店舗をオープンする予定です。予定では、来年の10月オープンですが、あくまで工事がうまくいけばですね(笑)。その後はコオリナ、カポレイ、パールハーバーのあたりを考えています。

──ハワイで目標の店舗数を達成された後は、アメリカ本土への進出も考えていらっしゃいますか。

高橋:そうですね。ニューヨークに出店したいですね。でもまずは、ハワイでじっくり勉強していきたいです。海外での事業の成功の秘訣は、いかにいいスタッフに恵まれるかだと思っています。ハワイは幸い、日本語が通じる方やレストラン経験者も多いので、ここをスタートにビジネスを広げていきたいですね。

──日本、海外、さまざまな店舗を手がけられてご多忙だとは思いますが、休日があればどのように過ごされているのでしょうか。

高橋:休みの日は釣りかゴルフ。自分の船を持っているので、夜21時頃自宅に帰宅したらそのまま港まで行って出港し、朝釣りを楽しんだりしていますよ。ハワイでは、日本の釣りがどこまで通じるかぜひ試してみたいですね。

──すごい体力ですね。エネルギーに満ちあふれた社長が舵を取るレストラン展開にこれからも注目しています。ありがとうございました!

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 「海外でのビジネスの成功の秘訣は、どれだけ良い人材に恵まれるか。しかし、それはもう運です」と語る高橋社長。各店舗へ足を運び、お店の土台となる部分をしっかり築き上げ、そしてまた新しいお店をオープンさせるエネルギーに満ちあふれながら、多数の従業員を穏やかに見守るおおらかな雰囲気は、まさにたくさんの船が停泊する母港のよう。「五穀」を皮切りに、これからのハワイでの展開にますます期待が高まります。日本人もロコも楽しめる、絶品和食をぜひ味わってくださいね。

※五穀寿司は閉店しました(2019年1月現在)

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