アロハ! メグミです。
「かわいい靴を履いておしゃれを楽しみたい! でも、巻き爪やタコ、外反母趾が痛くて...」そんな足のお悩みを解消してくれるフットケア専門サロン「フットソース」。じつは私、2013年秋にサロンがオープンして以来、巻き爪のケアで通っている、このサロンのファンなのです(笑)。最近、ひとりひとりの足に合わせた靴のインソール(中敷き)を作るサービスがスタートしたという情報をキャッチ。その詳しい内容をチェックしてきましたよ〜!
オーナーでありセラピストのユキコさん(左)。サロンは、アラモアナセンター山側を出てすぐ、コナ通り沿い。1階に「満一ラーメン」や「アイラナ・シェイブアイス」がある建物の2階。
小学生の頃から、ひどい巻き爪で悩んでいた私。足の親指に爪がギューッと食い込んで、痛くて痛くて...。そんな20年以上も痛かった巻き爪が、ユキコさんのおかげで治り、今はとっても快適!...と言いたいところなのですが、今度は外反母趾が痛くなってしまったのです。しかも、どんどん痛みが進行しているような...。「外反母趾だけでなく、巻き爪やタコ、魚の目などの足のトラブルは、ほとんどの場合、合わない靴を履いていることに原因があるんです」とユキコさん。そこのところ、詳しく教えてください!
「まずはフットプリントを撮って、足の状態をチェックしましょう」。この上の写真を見ただけでも、私の足、とくに親指が内側に湾曲して、外反母趾になっているのがわかりますね...。
これが私のフットプリントです。体重のかけ方に偏りがある場合、その部分だけ青色が濃く出るのだそうですが、私のフットプリントではブルーが均一に出ているので、この点はまず合格。ホッ(笑)。
「ただし、足の指の先が外側を向いていますね。とくに左足のほうが、角度がきついので、要注意です。本来、足の指はまっすぐ前を向いているのが正常。それが曲がっていると、ちゃんと足の指を使って歩くことができないので、さまざまな足のトラブルを引き起こしてしまうんです」。
外反母趾というと、親指の付け根の横が、ボコッと飛び出ているのが気になりますが、じつは問題はそのボコッと飛び出た部分ではなく、足の指が曲がってしまうことなのだとか...!
フットプリントの後、いよいよ施術スタート! まずはフットバスに入り、足の筋肉をほぐします。ちょうどいいお湯加減で、気持ちいい〜。
外反母趾になる仕組みは、①合わない靴でがんばって歩く→②足の指や足裏をちゃんと使って歩けない→③足が痛む、親指の付け根がボコッと飛び出す、という流れ。ボコッと飛び出した部分が痛むだけでなく、足首や膝などの関節に負担がかかったり、腰痛や肩こりの原因にもなるのだと、ユキコさんは語ります。
「ボコッと飛び出すのは副産物のようなもので、問題は、靴に合わせて足が変形してしまうこと。そのために正しく歩くことができず、常にどこかをかばいながら歩いてしまう。それがさらに外反母趾を進行させ、ほかの体のトラブルも引き起こしてしまうんです」。
外反母趾を治すために手術をする人もいますが、やっぱり最終的には手術をするしかないのでしょうか?
「手術では、ボコッと飛び出た部分を削り、なめらかに整えることができます。このボコッとした部分は、残念ながら一度飛び出てしまうと引っ込めることができないので、どうしても気になる人は手術をするしかありません。ただし、手術はあくまでボコッとした部分を削るだけ。靴や歩き方を変えないと、またいずれ、飛び出てきてしまうかもしれません」。
フットバスの後、爪を切ったり足裏の角質を除去したりと、フットケアを行います。スクラブでマッサージしながらストレッチ。気持ちが良くて眠ってしまいそう。
外反母趾が痛いというと、よく「高いヒールを履いているからだ」と言われますが、私はヒールの靴をほとんど持っていないし、普段はペッタンコの靴を履いています。それなのに、外反母趾になってしまったのが自分でも不思議なのですが...。
「メグミさん、ゆるいサイズの靴や、かかとがパカパカした靴を履いていませんか? じつは、ヒールの高い低いは、あまり関係がないんです。大事なのは、かかとをしっかり固定すること。かかとがグラグラしていると、靴の中で足が前にすべってしまい、指がギューッと窮屈に押し込められてしまいます。また、足が前にスライドするのを防ごうとして、指がふんばろうとしておかしな力が入ってしまい、指の付け根の腱が伸びきってしまう人もいます。いずれにしても、足の指を使って正しく歩くことができません」。
たしかに、すぐに履ける靴が好きなので、スリッポンやモカシンなどで自分の足よりも大きめのサイズを選んで履いているので、かかとはいつもパカパカしています...。
「ヒールでも、足首にストラップがあって、かかとをしっかり固定できれば、問題ないんですよ。さらに付け加えるならば、つま先が窮屈でなく、靴の中で足の指が大地をつかむように動かすことができるとベストです」。
こちらがオーダーメイドで作れるインソール(中敷き)。立体的な作りで、足をしっかりとサポート。衰えてしまった足裏の筋肉を自然と使えるような構造になっています。
自分にぴったり合った靴を選ぶのって、けっこう難しいですよね。気に入ったデザインだったら、ちょっとぐらい歩きにくくても、無理して履いてしまいます。足のためを考えれば、靴紐で調節できるスニーカーが一番良いと分かっていても、おしゃれしたい時もあるし、仕事ではスニーカーが履けない人もいます。そこで、ひとりひとりの足に合わせたインソール(中敷き)を作ることにしたのだと、ユキコさんは語ります。
「足のことを追求すればするほど、普段の生活での歩き方、そのための靴から変えなければいけないと分かりました。でも、市販の靴がパーフェクトにフィットすることも少なく、必ず何かしら調整が必要です。自分のために作られたインソールを使えば、かかとがグラグラせず、自然と正しい歩き方ができるようになります」。
通気性の良いスポーツタイプから、ラグジュアリー感のあるスウェードタイプまで、素材やカラーを選べます。
このインソール作りのために、日本の専門家のもとで技術を学び、設備を整え、材料を調達して...と、実現までに長い時間と道のりがかかったというユキコさん。その甲斐あって、上質なインソールを提供できるようになったとか。
「足型を取って、ひとりひとりに合わせてお作りしますので、時間は1〜数週間かかります(応相談)。インソールの色や素材をお好みで選ぶことができ、お手持ちのスニーカーやドレスシューズ、パンプス用にも作ることができます。同じ靴でも、このインソールがあるのとないのとでは、履き心地が全然違いますので、初めて履くときは感動すると思いますよ(笑)」。
最後に、テーピングを足に巻いてもらいました。外反母趾で、外側に曲がってしまっている足の指をまっすぐに調整し、歩くときに足裏の筋肉が正常に動くようにサポートしてくれます。
テーピングをしている左足は、指がまっすぐ前にスッと伸び、指の間にもスペースがあります。これが正常な足の状態。折れ曲がった右足と比べると、いかに足が変形しているかが一目瞭然ですね...。施術では、自宅に帰ってからも自分で簡単にテーピングができるように、ユキコさんが教えてくれるので安心ですよ。
サロンでは、五本指ソックスや外反母趾用のサポーターなど、足の健康のためのグッズも販売しています。足の専門家であるユキコさんが、自ら使って納得したものだけをそろえているので、使用感はお墨付きですよ。
施術中、ていねいに足をチェックしながら、いろんなアドバイスを聞くことができます。なぜ足のこの部分が痛いのか、なぜいつも同じところにタコや魚の目ができるのか、巻き爪が治らないのか...そんな理由をズバリと言い当てられ、なるほど〜と納得の連続で、あっという間に施術が終わってしまいますよ。また最近は、男性も外反母趾で悩んでいる人が増えていて、サロンを訪れる男性が多いのだとか。足のケアは後回しにしがちですが、じつはひっそりと悩んでいる人が多いのも事実。この機会に、フットソースで自分の足をしっかり見なおしてみませんか? なおサロンは完全予約制なので、ウエブまたは電話で予約をしてくださいね!
- この記事をあとでまた
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