ハワイをさらに深く学ぶアロハプログラム
この秋から本格スタートした、ハワイについて深く学べる「アロハプログラム」についてお話を聞きました。魅力的なコンテンツがいっぱいでワクワクです!
公開日:2014.12.08
更新日:2017.06.14
ハワイの観光促進活動を、主に日本市場において行うハワイ州観光局(HTJ)。ハワイと日本をつなぐ観光局の活動について、アロハストリートで毎月ご紹介する連載コラム「HTJハワイ州観光局からアロハ!」。2回めとなる今回は、ハワイについて深く学ぶハワイ州観光局公式プログラム「アロハプログラム」について、観光局ヴァイス・プレジデントのミツエ・ヴァーレイさんにお話をうかがいました。
編集部:アロハ、ミツエさん。今回もよろしくお願いいたします。1回めのインタビューの中でもお話があった、ラーニングサイト「アロハプログラム」について詳しく教えていただけますか?
ミツエ:はい。2014年秋からアロハプログラムの一般公開をしています。正式にアロハプログラムが開設したのは2013年の旅行業界向けが最初で、一般向けのスペシャリストプログラムを開始したのが今年の秋です。みなさんが大好きなハワイを、より深く学んで知っていただき、お互いの関係を深めるためのプログラムで、ハワイ語、ハワイ文化、歴史、環境(自然)、日系移民の歴史、ハワイミュージックなど幅広い知識を学び、ハワイ自体をもっと好きになってもらいたいと考えて企画したもの。情報共有の場としても活かしていきたいので、ぜひ気軽に参加していただけると嬉しいです。さらに「ハワイスペシャリスト検定」という検定も用意されていて、初級(クプクプ)、中級(ラウアエ)、上級(ハープウ)という段階に分けて受検することができるのも特徴的です。ちなみに各級に付けられた名前は、ハワイの緑豊かな森林の基盤を作ってくれるシダの名前に由来しています。
<初級/クプクプ>
<中級/ラウアエ>
<上級/ハープウ>
編集部:受検と聞くと、ちょっと難しそう...などと思ってしまいますが(笑)。
ミツエ:いえいえ、そんな風には考えなくて大丈夫ですよ。大好きなハワイについて、興味を深めていくためのツールとしてとらえていただければ。オンラインで、無料インターネット講座が受けられるので、まずは自分の好きなことから学んでいけば大丈夫です。講座の内容は、ハワイの文化団体が発行する資料を検証したり、ハワイ在住の各界識者にインタビューをしたりして時間をかけて制作しています。フラ、ハワイアン・ミュージック界の重鎮、アーロン・サラ氏を統括アドバイザーに迎え、各分野の専門家が監修したとても魅力的なコンテンツなので、引き込まれるように次々学びたくなってしまうはずですよ。
編集部:たしかに、ハワイの歴史や自然など、興味はあっても系統建てて勉強する機会ってなかなかありませんよね。どのようにしたら、その検定を受けられるのですか?
ミツエ:まずは、オンラインで簡単な会員登録を行います。それさえしてもらえれば、初級は無料でいつでも何度でも受けられます。気軽に始めてみてくださいね。その後、中級・上級と進んでいくわけですが、これらは検定料がかかってきます。検定期間も決められているので、ウエブサイトでチェックしてみてください。
今後は、中級や上級に合格した「ハワイスペシャリスト」だけが受けられる、特別なワークショップも随時開催していく予定です。ハワイから各分野に精通した講師を連れて日本で学べるワークショップは、とても貴重な体験となるはず。つまり、ハワイを学んでハワイを知れば知るほど、さらに深く関わっていけるチャンスが増えるというわけです。
編集部:それは素晴らしいですね。私たちも参加したいです。
ミツエ:それでは、ぜひ検定を受けて「ハワイスペシャリスト」を目指してみてください(笑)。ちなみに、現在は日本在住の方対象ですが、近々海外の方も受けられるようになります。ハワイに住んでいる人も、知らないことがたくさんありますし、今まで「点」でしか知らなかったことが「線」となって新しい発見につながると思いますよ。アロハプログラムのメンバーになることでいろいろな情報も届けられるし、メンバー間やHTJとの情報交換の場も広げられます。これから、さらに活性化させていくので楽しみにしていてくださいね。
編集部:このプログラムは、ハワイの環境や文化を守るNPO団体への寄付も行っているということですが?
ミツエ:そうなんです。先ほどお話したように、検定の中級・上級には受検料がかかります。その一部を、ハワイ語再活性化を目指す団体や、ハワイの歴史的建築物保存に関わる団体、古代ハワイアンから伝わる養魚池を保護する団体など、厳正な審査を経て選ばれたNPO団体に寄付させてもらっています。アロハプログラムを通じて、ハワイの大切な文化や環境を守っていくサポートができれば、すばらしいですよね。ゆくゆくは、ハワイスペシャリストがそういったNPOの活動との交流や活動体験も進めていく予定なんです。また、ハワイのNPOへの寄付以外にも継続学習の資金など、すべてハワイと日本のリレーション構築の為に還元させていただいています。
●詳しくはこちら>>www.aloha-program.com/npo/
編集部:一方通行ではなく、相互間での助け合い、高め合いができるということですね。聞いているだけでワクワクしてきました。これからの展開も楽しみですし、ぜひ多くの方に参加していただきたいですね!
ミツエ:私たちもそう願っています。クオリティの高いプログラムを、メンバーの皆さんと一緒に作っていけたらという思いで活動していますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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