ジェイクのルーツに触れる極上コンサート!

ジェイクのルーツに触れる極上コンサート!

ウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさんの故郷ハワイでのコンサート!スペシャルゲストが大集合の特別な夜をレポートします。

公開日:2014.12.23

更新日:2017.06.14

極上!ジェイク通信 Aloha To You

 アロハ!みなさん。
 クリスマスのデコレーションが街中で輝く、楽しいホリデーシーズン真っ只中のハワイ。名物であるホノルル市庁舎のツリーも点灯され、ワクワクした感じがあちこちで漂っています。

Jakejapanese400.jpg 去る12月5日(金)、そんなハワイで世界を飛び回って活躍するウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさんの一年を締めくくるビッグコンサートが開催されました。第三回を迎えた「The 3rd Annual Jake Shimabukuro & Friends Concert」の様子をお伝えします!

 場所はブレイズデル・コンサート・ホール。昨年のフレンズ・コンサートと同じ会場です。ホームであるハワイでのジェイクのコンサートということで、会場周辺は開演前からアットホームな雰囲気。地元のファンはもちろん、日本から訪れたファン、そしてジェイクのファミリーや友人、関係者のみなさんなどが大集合していました。

 開演は20:00。完全ソールドアウトの会場は熱気とやさしい空気に包まれていました。人気MC、ビリーVのトーク直後に舞台に現れたのは最初のゲストThe Side Order Band!クリス・カマカ、アサ・ヤング、デル・ビーズリー、ブライアン・トレンティーノの4名が明るく演奏を始めます。各人が第一線のミュージシャンとして活躍する実力派ぞろいのハワイアン・カルテットによる心地よいハワイアンが会場に響き、盛り上がってきた3曲めにして、いよいよジェイクが登場です。

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(Photo/Aaron Yoshino)

 ジェイクを昔から知り、2000年頃には一緒に日本へ行ったこともあるという陽気なアンクルたちは、時にジョークを言いあいながら心地よく素晴らしい演奏を繰り広げます。ジェイクも、久しぶりに会った親戚のおじさんたちに囲まれた若者のようにうれしそうで、観客席も終始温かい笑顔でいっぱいでした。

400Pure Heart.jpg そして...。その後ステージに登場したのは、会場のみんなが待ちに待ったPure Heart!ジェイクが高校時代にロパカ・コロン、ジョン・ヤマサトと結成したこのバンドは、1998年のデビュー作「Pure Heart」でナ・ホク・ハノハノ・アワード4冠を達成した伝説の人気&実力派バンドです。

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(Photo/Aaron Yoshino)

 代表曲のひとつ「Bring me your cup」からスタートした3人のステージは、とにかく楽しい〜!聴いている方はもちろんですが 「こうしてると17歳の時に戻ったみたいだ」と笑う3人自身もこの瞬間を思い切り楽しんでいるように見えました。「出会ったときは高校生だった僕たち。考えたら20年くらい前になるんだよね。そして14年ぶりに再結成した今、全員結婚してて子どももいて...これってすごいことだなあ」とジェイク。14年の間、それぞれが自分なりの活動を通して現在を迎え、今夜一緒に当時の曲を演奏している3人のいろいろな思いが、ステージで最高の調和を生み出しているようでした。

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(Photo/Aaron Yoshino)

 「Let's Dance」の前奏から始まるアレンジの「Europa」や、想い出がいっぱい詰まった「Tokada」、そしてハナ・ホウ(アンコール)では「How can I get over」と、Pure Heartとして7曲を演奏した彼ら。ジョンの甘い歌声とロパカの魅力的なパーカッション、そこに重なるジェイクのウクレレの音色に、当時のPure Heartを知る人が「あまりの懐かしさに自分たちも十数年前にタイムスリップしたみたいでした」と言っていたのが印象的でした。もちろん、Pure Heartの音楽を初めて聴いたという人たちからも、新鮮で素晴らしかった!との声がたくさん聞かれましたよ。

 「今日は本当にエキサイトしているし、実はものすご〜く緊張もしてるんだ。家族や友だち、昔お世話になった先生たちもたくさん来てくれていると思うと手のひらにも汗がすごくてドキドキだけど、とにかく最高だね!」とジェイク。舞台の上では弾けるほど嬉しそうで、バックステージでも興奮状態だったとか。故郷ハワイでの「The 3rd Annual Jake Shimabukuro & Friends Concert」は、ジェイクにとっても、すごく特別な舞台なんですね。

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(Photo/Aaron Yoshino)

 その後は、ひとりステージにあがって、今年のツアーで使用してきたバリトン・ウクレレの演奏も披露。ビートルズの「In My Life」、そして「Ave Maria」を静かにダイナミックに聴かせてくれました。さらには、エフェクターを使用したロックでドラマチックな「Dragon」、そしてクイーンの名曲をウクレレで表現する神業「Bohemian Rhapsody」...その途中で登場したのが、ジェイクが最も信頼を寄せるミュージシャンであるディーン・タバ(ベース)とノール・オキモト(ドラム)。何度もセッションしている彼らとは、息もピッタリで、迫力満点のパフォーマンスが続きます。もう、こうなったらジェイクの勢いは留まることを知らず、最後までノンストップで進んでいきました。

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(Photo/Aaron Yoshino)

 最後のMCでは、感極まって目にうっすら涙を浮かべていたジェイク。ゲストのみなさん、スタッフの方々、そして会場へ集まったすべての人への感謝の気持ちを何度も何度も言葉にしていました。ハナ・ホウの「While My Guitar Gently Weeps」で幕を閉じた約2時間半のスペシャル・ステージは、感動に包まれ、観客みんなを温かい気持ちにしてくれるものでした。ジェイク・シマブクロというウクレレマスターの歴史やルーツを感じさせてくれた特別なコンサートは、まるで素敵な夢を見ているかのよう。そして、夢ならずっと覚めないで欲しかった...と思わせてくれるほど、極上な時間だったのでした。

 コンサート終了後は、集まった人たちのためにサイン会も行われ、ジェイクのウクレレに魅せられた人たちによる長蛇の列が...。パワー全開のステージの直後にも関わらず、そのひとりひとりに笑顔で話しかけるジェイクの姿はまさにアロハそのもの。ジェイクがこんなにもみんなに愛されるのは、卓越したウクレレテクニックはもちろん、このやさしさと温かさがにじみ出ているからなんだろうと再確認しました。やっぱり、すごいです。

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(Photo/Angela Keen Tabije)

 そんなジェイクは、ホリデーシーズンの間、ここハワイで家族とゆっくり過ごす予定とのこと。といいながらも、先日はホノルルの小児病院で、ほかのウクレレアーティストと一緒に患者さんのために演奏したり、様々な取材を受けたり...と相変わらずの大人気ぶりで、2014年の最後もあっと言う間に過ぎていきそうですね。

 アロハストリート「極上!ジェイク通信」では、2015年も素敵なジェイクの活動や魅力をお伝えしていきます!みなさん、お楽しみに。そして、どうぞ良いクリスマス&新年をお迎えください。マハロ!

■■必見!2015年今後のジェイク in ハワイ情報!■■

★2月21日(土) 19:30〜
ライブ@マウイ・アート&カルチャーセンター
  (Maui Arts & Cultural Center / Castle :マウイ島)

★6月6日(土)、7日(日)
パフォーマンス with ハワイ・シンフォニー・オーケストラ
Season Finale with JoAnn & Jake
(Blaisdell Concert Hall :ホノルル)

◎そのほかのツアー・スケジュールの詳細はこちら⇛

 

ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)

1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。

【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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