ハワイ島マウナ ラニの特別な月夜イベント【マウナ ラニ ベイ ホテル&バンガローズ】
コハラコースト、マウナ ラニ ベイで毎月開催の神秘的なスペシャルイベント「トワイライト・アット・カラフイプアア」。1月はジェイクがサプライズ登場!
公開日:2015.01.14
更新日:2017.06.14
アロハ!リツコです。
ハワイ島のコハラコーストにある、マウナ ラニ ベイ ホテル&バンガローズは、真っ青な海&空と漆黒の溶岩台地のコントラストが美しいリゾート。そのリゾートで毎月行われているスペシャルイベント「トワイライト・アット・カラフイプアア」へ初めて参加してきました!
ハワイの歴史や文化の保存と伝承に貢献していマウナ・ラニの敷地内には、多数のヒストリカルスポットやトレイルがあるのですが、そのひとつが古代養殖池(カラフイプアア・フィッシュポンド)。古代ハワイアンが実際に生活に活かしていた養魚池がそのまま保存されている特別な場所です。マウナ・ラニは、アメリカのセドナ、フランスのルルドと並ぶ「世界三大パワースポット」のひとつで、その中でもこの養魚池はとくに強い力が宿っていると言われているんです。
そんな養魚池のそばにある小さなコテージ(エヴァ・パーカー・ウッズ・コテージ)の前の芝生で、毎月、満月に一番近い土曜日の夕方〜夜に開催されるのが「トワイライト・アット・カラフイプアア」。マウナ・ラニの文化部ディレクターであり、リゾートの歴史家及び文化専門ガイド、そしてミュージシャンでもあるダニー・アカカさんがプロデュースする、ハワイミュージック&ストーリーの特別なイベントなのです。アカカさんがストーリーテラーとなってゲストパフォーマーのトークを引き出したり、音楽やダンスのパフォーマンスを楽しんだり。月明かりの下で心地よい風を感じながら、特別な時間を過ごせるなんて最高ですよね!
2015年最初のトワイライトは1月3日(土)に開催されました。夕方になると、コテージ前にはホテルゲストはもちろん、地元の人たちも集まってきます。このイベントは、ローカルの人々も無料で楽しむことができるんですね。満月前夜の大きな月が空に現れた夕暮れ時、トワイライトがスタート。「若い世代にハワイの伝統をシェアし、伝承していくことを目的として、この場所で18年前から行われている歴史あるイベント。今夜もぜひ楽しんでください」とアカカさんがあいさつし、今夜のシークレットゲストが紹介されます。
そう、このイベントはゲストが毎回シークレットなんです。「クリスマスギフトだって、中身がわからないサプライズのほうが開けた時の喜びが大きいでしょう?だから事前にどんなに聞かれても、じっと黙ってるんですよ」とダニーさん。なるほど...。そんなワクワク絶頂の瞬間に現れた今回のゲストは、ウクレレ・ミュージシャンのジェイク・シマブクロさん!会場も大きく盛り上がります。
「僕にとって、初めてのトワイライト・イベント。こんな素晴らしい場所で演奏できてうれしいです!」と笑顔のジェイクは、アカカさん、レコーディング・エンジニアのミラン・バトーサさんとともに、大好きだというハワイアンソング「ワイアラエ」を演奏。ウクレレ&ベースの軽やかな音色とアカカさんの歌声がなんとも心地よくて、うっとりです。
2曲めは、アカカさんの奥様、アナさんがフラを踊る「ワイキキ」。美しくしなやかなアナさんのフラは、神秘的な夕暮れ時の雰囲気にぴったりです。しかも、このすてきな笑顔!見ている方も幸せな気持ちになってしまいます。昔からジェイクと交流のあるご夫婦との懐かしいエピソードなどもたっぷり語られて、すてきな「気」が流れるコテージ前で繰り広げられるアロハに満ちたパフォーマンスに感動しっぱなしの私たちでした。
ジェイクのウクレレ演奏はさらに続き、「143」などのオリジナル曲から「アカカ・フォールズ」「ヒイラベ」などのハワイアンナンバー、日本の伝統曲「さくらさくら」まで幅広いレパートリーを披露。演奏だけでなく、ジェイク自身とウクレレの出会いやウクレレに対しての愛情、さらにウクレレを学んでいる若い世代の人たちに向けてのレクチャーなど、ほかではなかなか聞くことができないような「熱い想い」を語ってくれました。癒したっぷりの空気と波の音、そして神々しくも見える月明かりの中で、みんなが笑顔になる瞬間。これも、トワイライトの魔法なのかもしれません。
ちなみに、今回ジェイクとともに舞台にもあがったミランはシカゴ出身のエンジニア。ジェイクのレコーディングにも携わっているのですが、ベーシストとしてパフォーマンスするのはとってもレア。さらに、1987年、IZと出会い「オーバー・ザ・レインボー」や「ホワイト・サンド・ビーチ」などの名曲をレコーディングした時のエピソードをシェアしてくれました。普段は縁の下の力持ち的存在である音作りのプロ。そんな人の話が聞ける機会はめったにないので、観客席からも「へえ〜そうだったんだ...」という声が。本当に貴重な体験でした!
アットホームな雰囲気の中、最後はジェイクの速弾きが光る「クレイジーG」が登場!思いっきり盛り上がったその後、全員がとなりの人と手をつなぎ「ハワイ・アロハ」を合唱して特別な夜のイベントは幕を閉じました。特別な場所で、特別な日に開催されるトワイライト・アット・カラフイプアア...。マウナ・ラニの神秘的なパワーを感じながら、本当に幸せな一年の幕開けを実感させていただきました。
マウナ・ラニ・リゾートでは、月に一度のこのイベントをはじめ、様々な形でハワイの文化や歴史を受け継ぎ伝えていく活動を行っているそうです。皆さんも、マナが宿ると言われるこの場所で、オアフ島とは一味違う「特別なハワイ」を堪能してみてはいかがでしょうか。
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