ナ・ホク2015豪華なアワード授賞式に潜入!
ハワイで注目のアーティストが一堂に会するナ・ホク授賞式。豪華絢爛な今年のアワード会場の様子をレポートします!
公開日:2015.05.26
更新日:2017.06.14
アロハ! メグミです。
「ハワイのグラミー賞」と称される、権威ある音楽賞「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」が今年も開催されました。先日、受賞結果を速報にてお伝えしましたが、今回のレポートでは、ハワイ中の有名アーティストが集結した豪華絢爛な授賞式の様子をお伝えします!
ナ・ホク・ハノハノ・アワード2015 受賞結果はこちら>>
毎年、ハワイ・コンベンション・センターの巨大なメイン・ボールルームにて開催されるナ・ホク・ハノハノ・アワード授賞式。今年はリツコ編集長(左から2番め)を筆頭に、ヨリエ(右から2番め)、私メグミ(一番右)、そして新人のケイ(一番左)の4人で取材に望んだ私たちアロハストリート編集部チーム。権威あるアワードに敬意を表し、みんな頑張ってドレスアップしましたよ〜!(笑)。
まずはボールルーム前の吹き抜けホールが開放され、開場までの間、アルコールドリンクとともに来場者との語らいを楽しみます。このプレ・アワードの時間がすでに豪華! 賞にノミネートされたアーティストやプレゼンターとして出演する有名人、そのほかハワイの音楽界、ショービズ界の大御所たちがそろい、再会を喜びつつ歓談する姿があちこちに。そして、そんなアーティストたちを撮影するテレビクルーやメディアの人々...。これぞ年に一度の晴れ舞台という、特別な高揚感が漂います。
昨年のナ・ホクで4冠に輝いたマーク・ヤマナカさん(左)とパートナー。
インターナショナル・アルバム部門にノミネートされた勝誠ニさん(左)とこはるさん(右)。
フラの重鎮、ケアリイ・レイシェルさんを発見! ケアリイの大ファンのヨリエが緊張しながら念願の2ショットをいただきました。
開場はこのように巨大なボールルーム。授賞式は2部構成になっており、前半のプレ・ショー・アワードでは食事を味わいながら受賞の様子を観覧します。そして、19:00からいよいよメインとなるショー・アワードがスタート! ここからテレビの生中継も入り、賑やかな中にもピリッと張り詰めた緊張感が漂います。
速報でもお伝えしたとおり、今年のナ・ホクは「ケアリイの年」とも呼ぶべき、ケアリイ・レイシェルの7冠達成という記念的な年となりました。約10年ぶりとなるオリジナル・アルバム「Kawaiokalena」は、2014年のリリース時に「最後のオリジナル・アルバム」と謳われ、大きな話題となりましたが、そんな特別な一枚を携えての今年のアワードで、ケアリイが各賞に輝いたことは、ある種当然と言えるかもしれません。会場にいた誰もが、「やっぱり!」という確信とともに、しかし驚きと感動をもって、受賞発表の瞬間を見守ったことと思います。
ひとつひとつの賞で、受賞発表が行われるたびに、壇上に登りスピーチをするケアリイ。受賞について喜びのコメントを述べるとともに、ほかのすべてのアーティストたちも同じく日々努力をしていること、それに対する敬意、またハワイの叡智を伝えてくれた先祖や先輩方への感謝も同時に語られました。最優秀楽曲賞の受賞後スピーチでは、賞に輝いた「Kawaiokalena」について、「これはKawaipunaheleを愛し、育ててくれた方々を想って作った歌。ファンのみなさんの楽曲なのです」と語った言葉が印象的でした。
ナ・ホク授賞式といえば、受賞発表の合間に繰り広げられるライブ・ショーケースも大きな見どころとなっています。その年の注目アーティストが招待され、この日限りの異色なコラボレーションも多数登場するライブ・ショー。まず、会場のドア・オープンとともに、和太鼓のケニー遠藤、尺八のライリー・リー、ギターのジェフ・ピーターソンという3人の演奏がスタートしました。
マギー・ヘロンとアリカ・ライマンによるジャズ・アンサンブル。マギーは今年、初のナ・ホク参戦で、見事ジャズ・アルバム賞に選ばれました。
19:00からのショー・アワードの冒頭で、見事なパフォーマンスを披露したケアリイ・レイシェル。
リチャード・ホオピイとナ・ホアのコラボレーション。
パワフルな歌声のエリカ・エロナは、カイルア・ベイ・バディと共演。
エリカが歌った後には、エッジーなラップで会場の空気が一変。
コハラの3人のギター演奏とリト・アークエンジェルの歌声が感動的なハーモニーに...。
ボン・ジョヴィのハワイ公演で前座を務めたことでも知られるキング・オブ・スペード。ロックな音にエモーショナルな歌声、今年のナ・ホクでさらにファンが増えたこと間違いなし!
ケン・マクアカネ、ケイキラニ・リンゼイ、パンダナス・クラブのコラボレーション。
チェロ、バイオリン、ギター、アコーディオンの異色カルテット、ストリートライト・ケイデンス。最優秀オルタナティブ・アルバムを受賞し、今後ますます活躍が期待されますが、なんとこの夏、ハワイからアメリカ本土に移住してしまうのだとか...。
ストリートライト・ケイデンスの演奏をバックに、情感豊かに歌い上げるマリアンヌ・イトウ。このステージの後、最優秀R&Bアルバムを受賞し、壇上コメントでは涙ながらに喜びを語っていました。
スラッキーアルバム賞に輝いたカヴィカ・カヒアポとワイプナの共演。
レジー・パディラとレベッカ・ベララスのコラボレーション。
我らがロック兄貴、ヘンリー・カポノとエイミー・ハナイアリイも共演!
フーエヴァの演奏に乗せて、美しい歌声を披露したマイラニ。
マイラニが歌った後、フーエヴァは伝統的なカヒコ・ハワイアンの調べとともに演奏を披露。ドキュメンタリー映画「クム・ヒナ」の主人公としても知られるクム・ヒナが見事なオリで会場を圧倒しました。
5時間以上にわたる壮大なアワード・パーティは、みんなで手をつないで歌う「ハワイアロハ」で幕を閉じました。音楽のパワーとハワイ文化の素晴らしさを再認識するとともに、これからのハワイ音楽界がどのように進化・発展していくのか、余韻とともに期待を感じさせた今年のナ・ホク・ハノハノ・アワード授賞式。受賞したアーティストの中には、これから日本でイベントに出演する人たちも多いので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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