夏全開の新アルバムが爽快!フラリーパッド
今年もハワイのウクレレ・フェスティバルに参加、会場を沸かせた「フラリーパッド」のふたりに、新アルバム『SUMMER DAYS』についてインタビュー!
公開日:2015.08.01
更新日:2017.06.14
ウクレレとギターのポップ・インストゥルメンタル・デュオ「フラリーパッド」。日本ではもちろん、ハワイでも人気のおふたりが、今年もウクレレ・フェスティバルに参加するためハワイへやって来ました!アロハストリート編集部を訪問してくださったフラリーパッドのおふたりに、リリースしたばかりのアルバム『SUMMER DAYS』や日本での夏ツアーについて、そしてハワイについて、インタビューさせていただきました!
ウクレレの前田大輔、ギターの清水英之による、京都発ポップ・インストゥルメンタル・デュオ。「ふらり、音の旅へ」をコンセプトに"歌のないポップス"を展開。2008年に代表曲「サマー・シュプール」が、化粧品MAXFACTOR「SK-Ⅱ」のテレビCMに起用されたのがきっかけでCDデビュー。現在までに4枚のアルバムをリリース。2011年からは、地元京都の放送局KBS京都ラジオの交通情報と天気予報のテーマ曲も担当中。海外にも積極的に進出、ハワイ、タイ、オーストラリア、イタリア、台湾、韓国など世界各地のウクレレ・フェスティバルに招待され、国際的に活躍中。2012年にはミニアルバム『ARIGATO』を初の世界同時配信リリース。世界の主要な国で好評配信中。
ーーーようこそ、ハワイへ。というか、もはや「おかえりなさい〜!」という感じですね。
フラリーパッド:ありがとうございます。今年も呼んでいただけてうれしいです。このところ、毎年この時期にハワイへ来ることができてとても幸せです。今回は、リリースしたばかりのアルバムも持ってきました。『SUMMER DAYS』ということで、ジャケットも夏っぽさ満点。ハワイが大好きな、佐藤ロドリゲスさんというイラストレーターさんに描いてもらったんですよ。
ーーージャケット、素敵!これはノースショアのビーチじゃないですか?車のナンバープレートにも虹が描かれてるし...間違いないですね(笑)。
フラリーパッド:細かいところまで見てくださってありがとうございます。実はノースショアってあんまり行ったことがなくてイメージだけなんですが...(苦笑)。ジャケットだけじゃなく、CD自体のイラストもかわいいでしょう?『SUMMER DAYS』は、全体を通して「夏」のいろいろなシーンを表現したアルバムです。1曲めの「GO! GO! SUMMERTIME」は、タレントの山口智光さんが湘南を紹介するBS-TBSのテレビ番組「湘南タイム」のテーマ曲でもあるんですが、実はこの曲がきっかけで、このアルバムができたんです。せっかくテーマ曲として選ばれたんだから、さらに多くの方に聴いてもらいたい、よしリリースしよう!でもインストゥルメンタルで1曲だけのシングルをリリースするのもなんだし...(笑)。で、じゃあアルバム作っちゃおうか!って。
ーーー勢いありますね〜。収録曲もほとんどが書き下ろしだとお聞きしましたが。
フラリーパッド:はい。基本的にはそうですね。以前から弾いていた曲をアレンジしなおしたものも多少ありますけど。全体的に制作時間があまりなかったのでバタバタだったけど、みんなでがんばって作り上げました。周囲のみなさんにも、ものすごく助けてもらいました。7月16日にリリースされ、iTunesでもダウンロードできます。日本はもちろん、ハワイの皆さんにも聴いてもらえますよ!
ーーーそれはうれしいですね!それでは、ズバリ聴きどころというと...???
フラリーパッド(清水):いろんな「夏模様」を表現しながらそれぞれの曲を作ったんですが、たとえば夏といえばリゾート...ということで、リゾートをイメージしたのが、ボサノバ調の「Afternoon Breeze」。ハワイのラナイでカクテルでも飲みながら...っていう情景を浮かべながら作りました。実は僕、この曲ではパーカッションも担当してるんですよ。最近、ほかのアーティストさんと共演することがあったりして、シェイカーを使ったりしたのでアルバムでも取り入れてみたんです。アフリカの打楽器「ジャンベ」も買ったし、ちょっとハマってますね(笑)。
フラリーパッド(前田):夏といえば花火!ですが、華やかな打ち上げ花火じゃなくて京都の線香花火を思い出しながら演奏してるのが「夢花火 YUME HANABI」ですね。線香花火ってなんだかやさしくて、好きな人を守るみたいに大事にしたくなる雰囲気があるじゃないですか。夏のちょっと切ない風情を象徴してるっていうか。それが伝わったらいいなあと思って大事に演奏してます。
ーーー素敵です!4曲めに収録されている「Lei Kupaloke」というのはハワイ語ですよね?
フラリーパッド(前田):Kupalokeというのは「月下香(チューブローズ)」のハワイ語です。元々は月下香という名前で曲を作ってたんですが、演奏しているうちに「なんかちょっとハワイっぽい雰囲気かもね...」という話になって、タイトルを「Kupalokeのレイ」に変えたんですよ。ハワイの雰囲気と同時に、月下香の花の甘い香りも届けられたらうれしいです。
ーーーなるほど...。たしかに、ハワイを感じます!そして、この『SUMMER DAYS』をひっさげて、夏のツアーが行われるんですね。
フラリーパッド:ええ。8月に8カ所、9月にも2カ所。合計10ステージの「SUMMER DAYS TOUR」になります。関西はもちろん、これまであまり行く機会がなかった名古屋や三重などでも最近演奏のチャンスをいただけるようになって、とてもうれしく思っています。それ以外に、夏は音楽イベントもいろいろあるので、ほんとにバタバタです。今年の夏は、とにかく勢いをつけて駆け抜けますよ!
ーーーそれだけ全国の皆さんがフラリーパッドの演奏を楽しみにしているということですもんね。お忙しいと思いますが、ぜひ頑張ってください!
フラリーパッド:ありがとうございます!大好きなハワイで夏のパワーをチャージしていくので大丈夫です(上の写真はハワイのウクレレ・フェスティバルでのステージ)。ハワイはとにかく海の青さが印象的だし、都会と大自然が隣接していてとってもいい環境ですよね。ホテルのラナイで海を見ながらギターやウクレレを弾いているだけで幸せな気持ちになる...。こんな大好きなハワイにも、また来られるように、まだまだ頑張りますよ〜!
ーーーインタビューを終えてーーー
カピオラニ公園で開催された「ウクレレ・フェスティバル」では、世界中から集ったウクレレアーティストのパフォーマンスの最後を飾り、元気いっぱいのステージを魅せてくれたフラリーパッド。ハワイでもファンが着実に増えています!いつも笑顔で心地よい演奏を聴かせてくれるふたり、今回はアロハストリート編集部でミニライブも開催してくれました。実は最近ボイストレーニングを始めた...という前田さんは「Ka Nohona Pili Kai〜涙そうそう」でその歌声も披露。とーっても素敵でしたよ。ハワイで、日本中で、大活躍のフラリーパッド。アロハストリートは、これからも全力で応援させていただきます!
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