今年も間近!ジェイク日本ツアーへの想い
今年の日本ツアーは9月28日〜10月7日!新アルバムも好調のジェイク・シマブクロさんインタビュー第二弾。ハワイでのステージの様子もレポートします!
公開日:2015.08.12
更新日:2017.06.27
アロハ!みなさん。
8月に入り、夏休みを利用して日本からハワイへ旅行に訪れる方も増え、ますますにぎやかなハワイ。そんなハワイの空に、ウクレレマスター、ジェイク・シマブクロさんのウクレレの音色が響き渡りました。夏のハワイイベントの様子をレポートするとともに、来る日本ツアーへの意気込みを聞いたインタビューもお届けします!
7月19日(日)には、カピオラニ公園のワイキキシェルで開催された「ウクレレ・フェスティバル」に、元気いっぱい登場したジェイク。「Dragon」「I'll Be There」の2曲のソロを披露した後、なんとジョン・ヤマサト&ロパカ・コロンがステージに現れました。
そう、約15年前にジェイクがこのジョン、ロパカと一緒に組んでいた幻のバンド「ピュア・ハート」が昨年のジェイク・フレンズコンサート以来の再結成を果たしたのです。デビュー作『Pure Heart』でナ・ホク・ハノハノ・アワード4冠を達成するなど、当時ハワイで一世を風靡した大人気バンドの登場に、観客は大盛り上がり。イベントの主宰であるロイ・サクマ氏も、3人の演奏を大絶賛していましたよ。「来年もぜひウクレレ・フェスティバルに参加して欲しい」と興奮気味。それにしても、ハワイの夏空にジェイクのウクレレはよく似合いますね〜。
そして、毎年ワイキキ水族館で夏の間に行われているチャリティー・コンサート「Ke Kani O Ke Kai」にも登場。7月にはライアテア・ヘルムやシリル・パヒヌイなどが演奏したこのイベント、ジェイクのコンサートは8月6日(木)に行われました。ハワイの人々にとても人気のあるイベントで、ジェイクの公演も早々にソールドアウトに。
水族館の敷地内にある芝生の広場にステージが作られ、観客は椅子やブランケットを持参して、ワインやお弁当とともにパフォーマンスを楽しむ...という、とってもハワイらしいイベント。夕方のサンセットタイム〜夜にかけて、心地よい風を感じながら素晴らしい演奏を楽しむことができました。実はこの日、直前までお天気が心配されていたのですが、演奏中は美しい星も見えて本当に気持ちよかったですよ。
先日のインタビューでも語ってくれた新アルバム『Travels』の中からも、数曲を披露したジェイク。「Travels」と「Kawika」は、弟のブルースと一緒に演奏するというサプライズも!会場には、ジェイクの2人の息子さんをはじめファミリーや友人が数多く集まっていたそうで、なんともアットホームでやさしい時間が流れていました。
ハナ・ホウ(アンコール)は、新アレンジの「一期一会」。やさしくて少し切なく、ジェイクの思いがいっぱい詰まった一曲に、会場中が静かに聴き入っていました。日本語タイトルの意味を説明しながら、ジェイク自身が「僕にとって特別な曲」と言っていた一期一会をハワイの星空の下で聴くことができ、感動もひとしおでした。
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こうなると、9月末に迫った日本公演への期待がさらに高まってきますよね。先日のインタビューでは、新アルバムへの想いとともにジャパン・ツアーへの意気込みもお聞きしました!
ーーーいよいよ今年もジャパン・ツアーがやってきますね。
ジェイク:ものすごく楽しみです!今年のジャパン・ツアーは9月後半〜10月初旬。東京、神奈川、愛知、北海道、京都、大阪、そして滋賀で9公演を行う予定です。昨年は行っていない札幌にも行きますよ。北海道は久しぶりだし、大好きな日本へ行けること自体うれしくて仕方ないですね。
ーーーアメリカ本土や別の場所でのコンサートとは違う内容になりますか?
ジェイク:そうですね。新アルバム『Travels』内の楽曲をステージで演奏するために、今ニューアレンジを進めているところです。今回のアルバムは日本で7月に先行リリースされましたが、アメリカでは10月9日にリリースになるんですよ。つまり『Travels』にレコーディングした曲を今聴いてくれているのは日本の皆さんだけ。だから、ジャパン・ツアーでの演奏はやっぱり特別になりますよね。レコーディングではベースやドラムなどほかの楽器と一緒に演奏しているものもあるし、アレンジで音を重ねたりもしているので、ライブでどうやって再現するか、というのが難しくて楽しいところ。ぜひ期待していて欲しいですね。
ーーー確かにアルバムを聴いていると、ライブではどんな演奏になるのか想像つかないかも...。なんだかドキドキします。
ジェイク:でしょう?今まさに試行錯誤の真っ最中ですから(笑)。たとえばタイトル曲の「Travels」は、最初にウクレレを同時に4本重ねたトレモロから始まり、その後ほかの楽器が加わってハーモニーとなっていくんですが、これをウクレレ一本でどう表現するか。メロディだけ弾いててもだめだし、ただシンプルなトレモロだけでも違うしね。やり方はいろいろあって、ハーモニーをどうつけるか、トレモロとメロディーをどんな風にアレンジして弾こうか、いろいろ試しているところなんです。まだ完全に決まってないんだけど(と、同じフレーズをいくつかのパターンで弾き比べながら)、とにかく楽しみにしていてください。
ーーー先にアルバムを聴いていて、あらためてステージでの演奏を聴いた人は、同じ曲でもそのアレンジの違いに驚いてしまいそうですね。
ジェイク:いい意味で驚いてもらえたら、うれしいですよね。さらに今回はベースプレイヤーとキーボードプレイヤーも一緒に演奏する予定なんです。ウクレレとベース、キーボードというトリオで演奏するのは初の試みなので、いろいろな可能性を考えてすごくワクワクしています。新アルバムの曲はもちろん、今まで演奏してきた曲も新しいスタイルで演奏できると思うし、いろいろ挑戦したいですね。
ーーーあの曲、この曲が、どんなふうにアレンジされて演奏されるのか、本当に楽しみです。日本でのツアー、がんばってくださいね!ツアーに向けてのメッセージが動画でも届いていますので、こちらもチェックを!
ジャパン・ツアーまであと約1カ月半。とてもうれしそうに日本での演奏について語ってくれたジェイクですが、実はその直前にUK(イギリス)でのツアーも決定したそうです。イギリスといえば、2009年12月、イギリスのブラックプールで行われたコンサートで、エリザベス女王を前にベット・ミドラーと共演した経験を持つジェイク。また、新たな伝説を作ってきてくれそうですね。
世界を駆け巡るジェイクの今後に、さらに期待!アロハストリートでは、これからもその活躍をお伝えしていきます。お楽しみに〜!
- ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)- 1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。- 【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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