アロハ! メグミです。
取材にプライベートに、いつもハワイを駆けまわっている私たち。主要な観光スポットは当然のこと、ちょっとした穴場だって、もう行きつくしちゃってると思っていたのです。だから、「オアフ島をぐるっと回ってノースショアで海ガメを見る新しいツアーができた」と聞いた時も、「うん、あそことあそこを回るんでしょ、あるよねそういうツアー」な〜んて、分かった気でいたのですが...とんだ大間違い! 知らないスポットへ連れていってくれるのはもちろん、いろんな意味で「ほかにはない」ツアーだったんです。ハワイ・リピーターや、旅慣れた旅行者にこそ、ぜひ強くおすすめしたい!!
そのツアーの名は「ハワイ海ガメツアー(Hawaii Turtle Tour)」。もとは2012年から西洋からの旅行者を対象にスタートし、2015年よりツアー会社ファイン・ハワイが間に入り日本語での参加申し込みが可能となりました。すごいのは、たった2年間で既に3万人も参加者がいるという事実! 英語の旅行レビューサイトでは、かなりの高評価を誇っている人気ツアーなんです。何がそんなに人気なの?と、私も最初は不思議だったのですが、その楽しさのワケを探りに、編集部ケイと一緒にツアーに参加してみました!
ツアーは朝7〜8時、ワイキキの主要ホテルにお迎えバスが来るところからスタート。はい、もう移動バスの中からいきなりツアー本番スタートなんです。この日のガイドは、生まれも育ちもカイルアのポルトガル系移民四世イヴァンさん。「今日一日、運命を共にする仲間のことを知っておきたいよね、ってことでハイ自己紹介、後ろの窓際のあなたからどうぞ!」。いきなりの自己紹介タイムにドギマギしているのは私とケイだけで、みなさんこなれた感じで、ちょっとしたジョークを入れこんでくる余裕ぶり。出身地、ハワイは何度目か、今日は何を楽しみにしているか、など内容はごく普通なのですが、そのコメントにイヴァンやほかの参加者が質問やツッコミをかぶせたり、爆笑が巻き起こったりと、大盛り上がり。このいきなりのハイテンション状態に、戸惑いながらもなんだか笑えてきて、かなり楽しい〜!のです...が!
この一連のやりとり、すべて英語なんです。
ガイドも英語、参加者もアメリカ本土、カナダ、オーストラリアなど英語圏の人たちばかり。この時点で、ハードルが高いと感じる方も多いと思うし、「海外旅行は今回のハワイが初めて」という方には、正直、私はあまりおすすめしないと思います。ですが、このノリの良さ、車中の和気あいあいとした雰囲気は、本当に楽しさ百倍! 英語がカタコトでも、身振り手振りで伝わればOKだし、「言葉を超えたコミュニケーションが好き!」という人は、英語がわからなくても、きっと楽しめると思います。英会話を勉強している人には最高のツアーですよ〜!
さて、前置きが長くなってしまいましたが(笑)、車中でお互いすっかり仲良くなった私たち一行を乗せたマイクロバスは、ダイヤモンドヘッド・ビーチで写真タイムの後、オアフ島東海岸へ。ハロナ潮吹岩でストップして記念撮影し、イヴァンさんおすすめのマカプウ・ビーチの撮影スポットで下車。何気ない場所なのですが、真っ青なビーチと白い砂浜を見下ろす高台になっていて、後ろにはラビットアイランドも見えるベスト・スポット。こんな場所があったとは、知りませんでした〜!
マカプウ岬やサンディ・ビーチを通り過ぎ、「次は僕のおすすめの秘密のビーチ! すっごくキレイだからカメラを忘れないで」とイヴァンさん。ウエディングの撮影などでも最近人気のワイマナロ・ビーチに行くかと思いきや、これまた私が来たことのない場所で停車。通りから景色を遮るように生い茂る樹木をくぐると、そこは...?
こんな楽園の絶景が!! この水の透明度、砂の白さ...。サンゴに遮られて波もほとんどなく、静かなアイランド・ビーチの景色に、みんな言葉も忘れて、ただただボーっと立ち尽くしてしまいました(笑)。なんだかこの写真、飛行機事故かなんかで南方の無人島に漂着した直後、みたいな現実離れした空気感ですよね。この後しばらくして、みんなハッ!と我に返ったように写真を撮り始め、撮影大会となりました。
絶景ビーチを後にし、マカダミアナッツ・ファームでナッツ割りやおみやげショッピングをした後、クアロア牧場の向かい側にあるチャイナマンズ・ハットで記念撮影をし、いよいよノースショアに突入。カフクのエビ養殖場を車中から眺め、サーフィン大会で有名なサンセット・ビーチで下車して夏の真っ青な波を眺めた後、お待ちかねのランチタイム! ハレイワ中心地からほど近い場所にある、これまた私が来たことも、聞いたこともなかった「タートルタウン」でガーリック・シュリンプをいただきます。
このタートルタウンのランチスポットが、ハレイワの運河沿いにあり、かなり風光明媚な素敵ロケーション。この運河は、以前、サーフ&シーでスタンドアップパドルをしたことがあり、海ガメもたくさん泳いでいる河なんですよね。私たちがランチを食べている間にも、カラフルなボードやカヤックが河を気持ち良さそうに下っていきました。この、のどかな雰囲気、癒されます〜。
お腹が満たされたら、いよいよお待ちかね、このツアーのメイン・イベントである海ガメとのシュノーケルです! ハレイワ・ビーチでさっそくシュノーケルを装着し、準備万端。シュノーケルの道具は、無料で貸し出してくれます。「毎日、ツアー後すぐに消毒してるから、安心して使ってね!」とイヴァンさん。私たちが海で遊んでいる間、荷物もしっかり見張っていてくれるので安心です。
浅瀬でシュノーケルに没頭する私(笑)。海底にはゴツゴツした岩がたくさんあるので、体を打って怪我をしないよう、平たくなって海ガメを探します。
ふと見上げると...いたいた、海ガメさーん! すっかり岩と同化してますが(笑)、写真の下部分に甲羅があるのが分かるでしょうか? このほかにも、あちらこちらに海ガメの姿があり、どのカメさんも一心不乱に岩のりを食べている姿がとってもかわいかったです。海ガメと泳ぐのは、ボートで沖に出た時だけと思っていたので、こんな波打ち際で遭遇できるとは本当に感激! ちなみに、このHawaii Turtle Tourでは、ほぼ99.99%ぐらいの確率で、海ガメに遭遇しているそうですよ。
この時、ふと見上げたら海ガメがいたので、この後すぐにカメから離れたのですが、海ガメがいるのがわかったら15フィート(約5メートル)の距離を取ることがマナーとなっています。触ったりエサを与えたりしてはいけないので、気をつけてくださいね。
たっぷり1時間以上、海ガメのいるビーチでシュノーケルを楽しんだ後、ドール・プランテーションでパイナップル・アイスを味わったりおみやげショッピングを済ませ、一路、ワイキキへ。夕方にはワイキキに到着し、すっかり仲良くなった仲間たちと名残を惜しみながら、さようなら。まだまだ知らないハワイが山ほどあることを実感するとともに、世界各国の旅行者たちと交流しながら回るハワイのなんと新鮮なことよ!と新しい感動で胸いっぱい。ガイドのイヴァンさんは、みんなの写真を撮ったり荷物を預かったり、ハワイの歴史からゴシップまでをおやじギャグまじりでガイドしたりと、ロコボーイにしては珍しく(失礼!笑)常にチャキチャキ働いてくれて、これまた感動でした。あー楽しかった〜!!
英語漬けになりたい英会話勉強中の人や、今までとは違うハワイの楽しみ方にトライしてみたいというリピーターの人、世界各地からの旅行者と仲良くなりたい人、ぜひこのHawaii Turtle Tourに参加してみてください。ファイン・ハワイのウエブ予約フォームから日本語で申し込むことができますよ。1人$10オフになる超お得なクーポンもお忘れなく〜!
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