アロハ！リツコです。
　来る11月20日（金）と21日（土）の2日間、いよいよ、チャリティーアイススケートショー「Golden Moment Hawaii」がニール・ブレイズデル・センターで開催されます！このイベントには、世界の一流フィギュアスケーターであり、アルベールビルオリンピック金メダリストでもあるクリスティー･ヤマグチさんと、カルガリーオリンピック男子シングル金メダリストであるブライアン･ボイタノさんを筆頭に、日本からも荒川静香さん、安藤美姫さん、本田武史さん、佐藤有香さんなど多くの著名プロスケーターが参加、豪華な共演が繰り広げられます。

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　というわけで、本番直前のリハーサルが行われている「アイス・パレス」へ、取材に出かけてきました！ハワイという南国にも、アロハスタジアムの近くに立派なリンクがあるんですねー。中へと入るとさすがに寒い！そして、氷上にはクリスティさん、荒川さん、安藤さん、佐藤さんなど驚きのメンバーが集まってにこやかに練習中でした。す、すてき...。

　そして休憩の貴重な時間、光栄な事に、荒川さん＆クリスティさんにお話を聞くことができました（こんな2ショットも撮らせていただき、感激です）。

　2006年トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんは「ハワイは大好きな場所で、結婚式もハワイ島のハプナで昨年行ったほどです。こんな大好きな場所で、お客様の前でスケートができるなんてとてもうれしいですね。しかも、自分がずっと憧れていたスケーターのクリスティ・ヤマグチさんに招待いただき、一緒に滑れるなんて本当に光栄です。さらに、ハワイの子どもたちの教育をサポートするチャリティに参加できることも喜び。こんな機会は初めてなので、とてもワクワクしています。このアイスショーをきっかけに、ハワイを拠点にスケートで活躍してくれる人が増えたらうれしいですね」と語ってくれました。

　また、「日本では、どうしても時間に追われる生活になりがちですが、ハワイはその忙しさをリセットできる場所だと感じています。何も考えないで過ごせる素敵な場所。もちろん今回はお仕事ですが、それでもこの気候の中でいろいろな体験を楽しみたいですね。プライベートで来るときは、自分で車を運転してノースショアへドライブしたり、その途中でドール・プランテーションに立ち寄ってのんびりしたり。自然が大好きなので、ハワイ島の火山や広大な風景を楽しむのも大好きです」と笑顔。

　今回は、1歳になったばかりの娘さんもご一緒とのことで「子どもの成長は早いので、できるだけ一緒に過ごせたらと考えているんです。とくに小さいうちは、誰かに子育てを委ねるのではなく、できる限り自分でそばにいられるようにしたい。そんな思いに協力してくれる方々や家族にも感謝していますね。いろいろな方のおかげで、スケートも子育てもがんばらせてもらってます」とも話してくれました。美しきプロスケーターであり温かい母であり...その凛とした美しい姿はものすごく素敵でした。

　続いて、荒川静香さんが「憧れのスケーター」と語るクリスティ・ヤマグチさんにもインタビュー！

　「私たちは、未来を担う子どもたちの学習能力向上を支援する"Always Dream Foundation"という活動をしています。今回初めてハワイでそのファンドレイジングイベントができるのが、本当にうれしいです。私にとってハワイは第二の故郷と言える大好きな場所。25年くらい前から、家族で何度もハワイへ訪れていて、友人も多くいます。今は２つの学校のサポートをしていますが、これからもっと増やしていきたいですね」とのこと。

　また、今回のショーに日本からのスケーターを多く招待したことに関しては「日本ではアイススケートがとても人気でレベルも高い。そしてここハワイは、日本のカルチャーが色濃く日本人も多いユニークな場所なので、ぜひ日本のスケーターの皆さんに参加してもらいたかったんです。日本の方はもちろん、アメリカの観客も、シズカやミキ、タケシ、ユカのスケートを観る機会はほとんどないはずなので、とても特別な機会になりますよね。ほかにもレジェンドスケーターが集まっているので、ぜひ多くの方に観て欲しいです！」とのことでした。

　日本へ行く予定はありますか？と尋ねると「はっきりしたプランはないけれど、できれば来年にでも日本へ行きたいと思っています。2011年に、東日本大震災の被災地を慰問に訪れたのですが、それから5年経つ2016年、また戻って少しでもサポートできることがあったらうれしいなと...」とのお返事が。クリスティさんの温かい気持ちは、海を超えて世界中に届けられているんですね。

　そして、日本から訪れている黒一点の本田武史さんにもお時間を頂くことができました。

　「小さいころから憧れていたカート・ブラウニングなどのレジェンドスケーターと一緒に、ハワイでアイスショーができるなんて、本当にすごい体験です。自分が現役の頃『カートみたいになりたい！』と頑張って練習していたヒーローですからね（笑）。この経験は、プロスケーターとして、コーチとして、今後の自分の成長にもつながってくれると感じていますね。ハワイのアイス・パレスには初めて来たのですが、氷の状態もよく結構滑りやすいんですね。ハイビスカス柄のザンボニー（水を吹きかけて氷を平らにする機械）なんて初めて見ましたよ。ほかには絶対ないですよね」と笑う本田さん。

　「ハワイにはほぼ毎年、合計で8回くらい来ていて、とにかくのんびりするのに最高な場所だと思っています。家族で来るときはショッピングしたりレンタカーで観光したりもしますが、一人の時はビーチやプールサイドでひたすらゆっくり過ごします。日本にいると、夏でもあんまり海やプールに行く機会ってないのですが、ハワイに来るとそういう気分になるんですよね。今回はまだ、着いたばかりでちょっと時差ボケ気味ですが、ショーの後で1日だけ休みを取らせてもらえることになったので楽しみです」とのこと。

　「今回のショーは、読み聞かせなどを通じてハワイの子どもたちの教育活動をサポートするという目的のイベントですよね。子どもたちって大人が考えもつかない柔軟な発想や行動をするので、このようなチャリティを通じて子どもたちの将来を応援できるのはとてもいいこと。多くの皆さんに協力していただき、有意義なショーにしたいですね」とも話してくれましたよ。

　皆さんにインタビューしていると、それぞれのワクワク感や温かい思いがヒシヒシと伝わってきて、20日、21日のショーがさらに楽しみになってきました。ほかにも豪華ゲストが多数参加のゴールデン・モーメント、チケット購入はこちらから！ 南国ハワイで行われる氷の祭典、どうぞお見逃しなく〜。