究極のベーコン、究極のハワイ産がここに!【マイ・グリル】
食材はほぼすべて地元「ハワイ島」産。豚好きが悶絶する自家製ベーコンほか、ワイコロアに誕生した「マイ・グリル」がすごい!
公開日:2016.01.01
更新日:2017.12.10
※この記事は2016年1月1日に公開されたものです。
アロハ! メグミです。
ハワイ島西海岸に広がるリゾート空間「ワイコロア・ビーチ・リゾート」内にオープンした、地産地消レストラン「マイ・グリル」。「ハワイ産食材を使ったレストラン、そろそろ定番化してきたよなぁ...」と、ちょっと冷めた姿勢を取っていた私ですが、リゾート広報のマーゴさんに「メグミ、ここの自家製ベーコンはすごいの! ぜったいに感激するから、食べに来て!!」という興奮気味の連絡を受け、現地ハワイ島まで行ってきました。
先に結論から言うと...
はい、すごかったです!
ハワイ島に行ったら必ず立ち寄りたいレストランのひとつであることは確実。とにかくシェフの、しつこいほどの食材&自家製へのこだわりが半端じゃないんです。ベーコン以外もすべて大満足のクオリティ。それでは、たっぷりご紹介します!
まずはロケーションの説明から。こちらのお店、広大なワイコロア・ビーチ・リゾートの中央に位置するワイコロア・キングス・ゴルフ・コースのクラブハウス・レストランなんです。
広々としたテラス席からは、美しいゴルフコース・ビューが望めます。
「ゴルフやらないからなぁ」と思ったアナタ、どうぞご心配なく! レストランのみの利用ももちろんOKです。
店内は天井が高く、クラブハウスらしいカジュアルで開放的な雰囲気。
ファミリーや子ども連れで気がねなく来店できるのが良いですね。
リゾート滞在中の食事で、ホテルの高級レストランや、はたまたフードコートでもない、こういう「絶妙なちょうど良さ」って、とても貴重だと思います。
こちらがシェフのアレン・ヘスさん。カリフォルニアの山間部で狩りをして育ったという、いわば肉を知り尽くしたエキスパート。カリフォルニアで料理修行を積んだ後、ハワイ島に渡り、ロイズやアラン・ウォンズ、メリマンズ、カヌーハウスと錚々たる有名レストランを経た凄腕シェフです。
「ハワイ産食材を使うレストランは多いですが、ここでは"ハワイ島"産にこだわっています。オイルやビネガーなど特定のものを除き、ほぼすべての食材はハワイ島で作られた、美味しくて栄養たっぷりのものばかり。自分で農園や生産業者と会い、作られている現場を見て、納得したものだけを使用しています。上質な料理を、誰でも気軽に味わえる価格帯で提供するのが、このお店のコンセプトです」。
作り手の顔が見える地元食材は、栄養価たっぷりの採れたてを提供でき、安心・安全、そして地元産業のサポートにもなると、アレンさんは語ります。そんなハワイ島の自然の恵みがたっぷり詰まった自慢のメニューを教えてもらいました!
マイ・グリルのシグネチャーメニュー「プルド・ベーコン・サンドイッチ」($13)。
通常、弱火で長時間かけてバーベキューした豚肉をほぐした「プルドポーク」はよく見かけますが、ここで使われているのは自家製ベーコン。
ハワイ島産の豚肉に特製ラブ(ハーブや塩などの調味料)をすり込んで5日間寝かし、水分が抜けたところで、特製オーブンでじっくりカルア(ハワイ式の燻製)します。そうして出来上がった香り高いベーコンをさらにバーベキューし、ほぐしたのがこちらのお肉。
手間暇かけてますね〜。
ベーコンならではの芳醇な燻製感がふわっと広がり、噛みしめると豚肉の甘みがグッと前に出てきます。
色鮮やかなトマトはハワイ島「ナカノ・ファーム」のもの。
これ、生のトマト?と思うぐらい、甘味と旨味がぎゅ〜っと濃いトマトの味に感激です。
サイドにたっぷりのスイートポテトフライが添えられていて$13というお値段は、かなりお得だと思います。
(※サイドはスイートポテトフライ、フレンチフライ、キノアサラダ、スライストマトから選べます)
「ほうれん草のサラダ」($15)。
やわらかいベビースピナッチに、リンコン・ファーム産ストロベリーやオニオン、ナカノ・ファームのトマト、アボカド、マカダミアナッツなどがたっぷり。
ゆで卵の絶妙な半熟加減もナイスです。ストロベリーがとっても甘くて感激でした。
ハワイ島産の新鮮野菜ばかりで作られたこのサラダ、とっても贅沢ですよね。
「最近はハイドロポニック(水耕栽培)をしている農家も多いですが、私はやっぱり土で育てた野菜が美味しいと思うし、あのシャクッ!とした野菜の歯ごたえは土栽培じゃないと味わえないですね」とアレンさん。
大人気メニューとなっている「チキンウイング」($10)。
外はカリッと揚がり、中はふんわりジューシーという手羽フライの定番は当然のごとくクリアし、さらに独特の甘辛いコリアン風な味付けがなんとも後を引く!
このままでも十分ですが、自家製のランチドレッシングをつけて味変すると、もう止まらない美味しさ。
あの〜、ビールもらっていいですか?(笑)。
真打ち登場!「マイ・ベーコンのグリル」($7)。
プルド・ベーコン・サンドイッチにも使われている自家製ベーコンです。
朝ごはんのカリカリベーコンではなく、表面にジュッと焼き目をつけた厚切りベーコンは、噛んだ時の「豚肉感」がすごい。
脂っこさがなく、かといってドライでもなく、なにより豚肉特有の、あの脂身の甘さ!
豚好きには必ず食べてほしい一皿です。
ソースはバーベキューまたはハニーマスタードから選べますが、私はソースなしでも十分だと感じました。
最後に。
こちらのレストランはコーヒーも自慢で、アレンさんの親戚が営むカウ地区のコーヒー農園で栽培されたシングルエステイトのカウコーヒー豆を使った極上コーヒーを味わうことができます。
1杯$5ですが、大きなカフェオレボウルに入れてくれるので、けっこうお得ですよ。
自称コーヒー通の私としては、酸味と甘味のバランスの中にも柑橘系の爽やかさが感じられて、とても美味しいと思いました。食後の一杯に、ぜひ。
マイ・グリルは朝7:30からオープンし、朝食メニューも充実。
ハワイ島で人気のプナルウ・ベイクショップのハワイアンスイートブレッドを使ったフレンチトーストや、ハワイ島産マカダミアナッツのパンケーキなど、どれも魅力的なので、次のハワイ島では朝食にも訪れてみたいと思っています。
ディナー営業がないのが何とも残念ですが、ぜひハワイ島西側の滞在時には、朝食やランチに、活用してみてくださいね。
「ハイクオリティな食材の宝庫」というハワイ島の新たな魅力を発見できるはずですよ!
この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
アロハストリート副編集長。ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキを経て現在はカイムキ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
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