仕事のためのハワイ?HTJの新キャンペーン
ハワイ州観光局の新しいプロモーション「有休ハワイ」が発表に。見ているだけで元気になりそうなCM動画もご紹介!
公開日:2016.02.09
更新日:2017.06.27
ハワイの観光促進活動を、主に日本市場において行うハワイ州観光局(HTJ)。ハワイと日本をつなぐ観光局の活動について、アロハストリートで毎月ご紹介する連載コラム「HTJハワイ州観光局からアロハ!」。今回は、ハワイ州観光局の新しいプロモーション「有休ハワイ」について、ハワイ州観光局局次長のミツエ・ヴァーレイさんにお話をうかがいました。
編集部:ミツエさん、いよいよ新プロモーションが発表になりましたね。この「有休ハワイ」とはどのような内容なのですか?
ミツエ:「有休ハワイ」とは、その名の通り、有休を使い、ハワイに旅して、ハワイで癒され、次の仕事のために、ハワイで英気を養おうというプロモーション。日本人のライフワークバランスの向上及び厚生労働省が推進する、年次休暇取得を促進することを目的としています。
編集部:なるほど。なんとなくですが、日本人は真面目であまりまとまった休みを取らない...というようなイメージがありますよね。
ミツエ:ええ。エクスペディア・ジャパンの「世界26ヵ国 有給休暇・国際比較調査2015」調査によると、日本の有休消化率は、2年連続でワースト2位。世界の中でも低い有休取得率なんですね。厚生労働省はこのような状況の中、年間5日間の有給休暇を取得することを企業に義務づける労働基準法改正案を発表され、有休取得促進に向けて動き始めているんです。
編集部:なんと世界でワースト2位とは!
ミツエ:驚きの数字ですよね。そこでハワイ州観光局では、有給休暇の消化を義務付ける法案の成立に先駆けてこのキャンペーンをスタート。「有休」を利用してハワイへ来てもらい、仕事ための5つの能力をハワイで磨き、有休取得後にさらによい仕事をしたい...という応援するというわけです。
編集部:「有給休暇の取得が義務」というのは、なんだか堅苦しい言い方ですが、つまり日本が国をあげて「ちゃんとお休みをとることで充電し、さらにお仕事をがんばりましょう」という方向に進んでいるということですもんね。すばらしい〜!
ミツエ:有休ハワイのプロモーションでは、特設サイトでハワイ6島の各スポットを、体力(Vitality)、感性(Sense)、知性(Intelligence)、交渉力(Communication)、やる気(Passion)の5つの項目(能力)で数値化しています。サイトのトップページにあるパラメータを自由に動かすことによって、ハワイで仕事のために自分磨きができるスポットをチェックできます。ぜひ、実際に触ってみてください。
編集部:おお、これは面白いですね。有休を取ってハワイに行くこと自体が、自分のお仕事スキルもアップしてくれる。これならみなさん、大手を振ってハワイへ来られそう(笑)。
ミツエ:ぜひ、そうしていただきたいですね。ハワイ州観光局では、2016年1月26日から東京、大阪で4種類のテレビCMを放送し、都内(一部他のエリアも含む)の駅で交通広告の搬出を行うなど、プロモーション活動も行っています。CMは特設サイトでも見ることができますので、こちらもぜひ楽しみながら見ていただきたいと思っています。キラキラしたハワイのスポットが次々登場するので、見ているだけで笑顔になってもらえると思います。
編集部:これ、私たちも見ました!鮮やかなハワイの風景と女性たちのいきいきした表情が、すごくいいですよね。
ミツエ:私たちは、このプロモーションを通じて「仕事のためのハワイ」というスタイルをご提案し、日本の働く皆様に、ハワイでの様々な体験を通してたっぷり充電していただけることを期待しています。
編集部:1月26日には、東京で「有休ハワイキャンペーン」の記者発表会が華々しく行われましたよね。
ミツエ:はい。そのとき参加くださった社会保険労務士の佐佐木由美子氏(上の写真左)も「年次有給休暇は、身も心もリフレッシュして仕事に戻るためにある働く皆様の権利です。今後、5日間の有休義務化をきっかけに企業側が、有休を取りやすい、働きやすい環境づくりに向けて取り組まれ、有休取得率が欧米諸国に少しでも近づければと思います。また『有休ハワイ』というハワイ州観光局のプロモーションは、とてもユニークで、このような活動が広まっていくことを期待しています」とおっしゃっていました。映画コメンテーターのLiLiCoさん(写真右)も登壇してくださり「有休を使ってハワイへ行こう!」ということを訴求いただきました。テレビなど日本のメディアでも、数多く取り上げていただいています。
編集部:日本全国で、それだけ注目を集めているんですね。このキャンペーン、これから先もさらに大きく盛り上げていきましょう!ミツエさん、今日はどうもありがとうございました。
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