(※この記事は2016年5月8日に公開された記事に、2018年10月15日に加筆・修正を加えたものです)
アロハ! メグミです。
ここ1〜2年の間で驚くほど「いい感じのカフェ」が増えたハワイ。
「味よし」「インテリアよし」「居心地よし」
の3拍子がそろうことは、もはやハワイの新カフェの必須条件とも言えるほど。
...そう、ただ美味しいだけじゃ、もう物足りない世の中なんですね(笑)。
ブログやSNSで「こんなところに行ってきたよ!」と言いたくなるような場所に、人々は出かけるのです。
そんな昨今のハワイにおいて、いま、インスタグラムをはじめとするSNSでガンガンにシェアされまくっているお店が、こちら。
「ARVO(アーヴォ)」です。
この1枚の写真だけで、このカフェにただよう「ちょうど良さ」「いい感じのオシャレ加減」が、なんとなく分かるんじゃないでしょうか。
このお店のシグネチャーとも言えるのが、持ち帰りのペーパーカップのスリーブ。
写真がプリントされていて、むっちゃくちゃ素敵。これは写真に撮りたくなるし、SNSでシェアしたくなる!
さらに、見た目だけでなく、味もしっかり本格派なんです。
自称コーヒー通の私が思うに、「こだわりカフェ」のラインはしっかりクリアしているレベルです(偉そうですみません!)。
そんなわけで、私も毎週末ぐらいのペースでこのお店に通ってしまっているのですが、なんと驚いたことに......!
ある日、お店に行くと…… ↓ ↓
ロコモデルのDixie(ディクシー)が働いているではありませんか!
Dixieは現役のモデルさんであり、アーティストの旦那様のMason(メイソン)と息子のPhoenix(フェニックス)くんと一緒にアロハストリートに出てもらったこともある素敵ファミリー。
聞くと、ここはMason&Dixieによるカフェだというではありませんか!
どうりでセンスが良いわけですね〜。
ということで、縁あって、いま話題のARVOを取材させてもらうことに!
ARVOは、いまやホノルルの流行発信地となっているヒップな街・カカアコにあります。開発が進むカカアコ地区を象徴する複合施設「SALT(ソルト)」の一角、アウアヒ通り沿いです。
かわいいパラソルが目印!
ARVOの左隣りには、プラントショップ「PAIKO(パイコ)」があります。
左隣り...というか、PAIKOとARVOは同じ店舗内にあり、スペースを共有し合っているんです。カフェへはPAIKOの入り口から入ります。
プランツショップと同じ空間にあり、程よく緑が配された、居心地最高の店内。
お店自体はそれほど広くなく...いやむしろ狭いぐらいなのですが、その狭さを感じさせない開放的な空気があります。
店内の席は数席しかなく、外のテラス席がメインとなっています。
こちらがメニュー表。
品数はけっして多くなく、必要最低限があるという感じ。
そのぶん、ひとつひとつのメニューにしっかりと工夫が行き届き、ていねいな印象を受けます。
まずは「フラット・ホワイト」を出していただきました。
フラット・ホワイトは、最近スターバックスなどでも提供され、一般的に知られるようになりましたが、もともとはオーストラリアやニュージーランドで飲まれていたエスプレッソ・ドリンク。エスプレッソにホットミルクを合わせたもので、カフェラテに少しだけミルクを多めにした感じです。
そう、じつはARVOは、ハワイでは珍しいオーストラリアンスタイルのカフェなんです。
「ARVO」とはオーストラリアの方言で「午後」の意味。
ラベンダーシロップが香る「ラベンダー・ラテ」。
Dixieの旦那様のMasonは、オーストラリア出身。
このカフェのオープンにあたり、本場オーストラリアで活躍する権威的なバリスタにハワイに来てもらい、豆の選定からメニューの開発、バリスタ・テクニックの特訓を行ったのだとか。
そのため、ハワイ産コーヒー豆にこだわる最近のハワイアンカフェのトレンドとは異なり、ARVOではオーストラリアンブランドのコーヒー豆を...使いたいところですが、輸入関係が難しく、オーストラリアのコーヒーにいちばん近い味わいの豆を、アメリカ西海岸のブランドから見つけ、現在はそれを使用しています。
流行りに関係なく独自のこだわりを貫いているところが素晴らしい!
食べられるお花(エディブル・フラワー)をトッピングしてくれるのも、このお店の特徴。
ばっちりインスタ映え!
炭を使ったグレーのラテ「チャコール・ラテ」。
通常のラテ(写真下)と比べると、その色の違いがハッキリわかりますよね。
チャコール(炭)を使ったフードは、2017年ごろからじわじわとハワイで人気が出ているんですよ。
エスプレッソだけでなく、ポア・オーバーもあります。
スケートボードを改造したブリュースタンド。
この感じがカカアコっぽい!
フードメニューも美味しいんです。
薄めのトーストにフレッシュな具をいっぱい乗せたオープンサンド。
上は、アボカドにたっぷりのルッコラとチェリートマト、フェタチーズをのせた「ローデッド・アボカド・トースト」。
下は、クリームチーズにほうれん草、スモークサーモン、ケイパーをのせた「スモークサーモン・トースト」。
どちらも具がいっぱいなので、こぼさないように食べるのが難しいほど(笑)。
飾りのお花も、食べられますよ〜。
チョコレート風味のペースト「ヌテラ」を塗り、山盛りのいちごとバナナをのせた「ヌテラ・トースト」。デザート代わりにもおすすめ!
ヘルシーなチアシードを使った「チアシード・プディング」。
けっこうボリュームがあるので、デザートというより食事代わりといった感じ。甘すぎずヘルシーです。
PAIKO(パイコ)のプランツを眺めながら。
あ〜このリラックス感、最高です。
PAIKOは、従来のお花屋さんとはひと味違い、切り花をほとんど置かず、サボテンや多肉植物、エアープランツなどを扱う新しいタイプの「植物屋さん」。
センスあふれる植物のアレンジが本当に素敵で、「観葉植物」とはまた違った趣きなんですよね。
PAIKOはまた別の機会に、詳しくご紹介したいと思っています。
Dixieをはじめ、ARVOで働く人はみんなキュートすぎます!
ドリンクを受け取ったら、外のテラス席で。いつもかなり混んでいるので、オーダーする人、席で待つ人と役割分担するのがおすすめ。
2018年夏には、外の道路にこのような特設ブースが登場し、席数が増えました!
ハワイの日差しと風を感じながら味わうおしゃれなドリンク&フードは、美味しさも倍増です。
ARVOが入居するSALTでは、今年これから次々と新しいお店がオープンする予定で、いま要注目のスポット。わくわくが止まりませんね!
【お・ま・け】
オープン当初はさまざまなデザインが人気だったARVOのペーパーカップ。こちらの写真は、クラッチバッグが大人気のブランド「SAMUDRA(サムドラ)」とのコラボデザインです。期間限定だったので、あっという間になくなってしまいました。
最近は、シンプルにロゴだけがプリントされたカップが使われていますが、また以前のようにデザインカップが復活してくれるといいなあ。
オリジナルのトートバッグも販売されています。
こちらのバッグはマチ付きで使いやすいんですよ〜。私も愛用しています。
キャッシャー横に置かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。人気につき、すぐに売り切れてしまうので、見つけたら迷わずゲットを!
※アーボは閉店しました。ソルト内に再オープン予定。(情報更新:2019年5月現在)
この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキ、カイムキを経て現在はヌウアヌ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
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アーヴォ
<カカアコ店>
- 住所
- 324 Coral St, Honolulu HI 96813 SALT内
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