新たな挑戦が詰まったジェイクの新アルバム

新たな挑戦が詰まったジェイクの新アルバム

全曲の作曲からレコーディングまで、すべてを6日間で終えた脅威のフル・アルバム『ナッシュビル・セッションズ』。その魅力をジェイクにインタビュー!

公開日:2016.09.23

更新日:2017.06.15

極上!ジェイク通信 Aloha To You

IMG_6278_600.jpgーーーなんだか、お話を聞いていると、すべてがとっても自由な感じがします。

ジェイク:そうですね。アルバムを作っている間、ずっと楽しくて自由で充実していました。そして常に挑戦していた。たとえば、今回はエフェクターも多用していますし、ウクレレ自体も何本も使っています。「ケルティック・チューン」で弾いているソプラノウクレレは、弦として「釣り糸」を使ってみたんです。ウクレレの弦より細くてギリギリのハイトーンが出せると思って。正直、弾くのは少し難しかったけど、新しい音が出せたと思います。

そしてこのアルバムのキーとも言えるのが「キラウエア」。前回もお話しましたけれど、この曲は楽譜をまったく作らずに収録したものなんです。ノーランと二人でテンポとキーだけを決めて、とにかく演奏をスタートして...あとは全部インプロビゼーション(即興)っていう初めてのチャレンジでした。

ーーー初めてこの曲を聴いた時は、正直驚きました。迫力もすごいし、ウクレレという楽器の印象がまったく変わってしまう感じ、というか。

ジェイク:とにかく何も制限がない状態で、ノーランとお互いに触発しあいながら演奏を続けるうち、エネルギーがどんどん大きくなって「爆発」「火山」というイメージになっていきました。ヴァン・ヘーレンのEruptionという曲がぐわーんと頭に浮かんできて。だからこの曲は、ハワイ島の活火山キラウエアの名前をタイトルにしたんです。アメリカ盤のジャケットはまさにキラウエアのマグマの写真なんですが、友人のカメラマンが撮ったものなんです。完ぺきなコラボレーションでしょう?

US.jpg

(US盤/9月23日リリース)

ーーーなるほど...。正直、どうしてナッシュビルなのにハワイの火山?と、不思議に思っていたんですが、そういうことなんですね。

ジェイク:今回は、いろんな意味で期待を裏切るというか反対側の面を表現しているのかもしれません。たとえば、タイトルはナッシュビル・セッションズなのに、ジャケットはハワイ。ハワイっていうと、いつもパームツリーや海を浮かべるけど、火山の強くて暗い面をわざと選んでみる。ウクレレも同じで、なんとなくハッピーでやさしい音色をイメージするけど、ロックンロールの新しい面もあることを表現。アコースティックじゃなくて、エレクトリックなウクレレ...。ね、すべてが逆サイドなんです。

ノープランなレコーディングスタイル自体も、いつもと違う。これもある意味で逆サイドのアイデアコンセプト。とくに「キラウエア」では、ウクレレ、というか僕のダークサイドが表現されているのかもしれません。

ーーージェイクにダークな一面があったとは知りませんでしたが...(苦笑)。でもたしかに、普段とは違うギャップの魅力を感じます。

CD400.jpgジェイク:それを感じてもらえたらうれしいですね。10月14日(金)に、ハワイのライブハウス「The Republik」でCDリリースコンサートも行うので、ぜひ聴きにきてください。残念ながらドラムのエヴァンはハワイへ来られないんだけど、ドラムがいない状態で演奏を重ねるうちに、その中で新しい発見がまたあったりして。その時々のアレンジがあって、アドリブもあって、少しずつ違ってきてさらにパワーアップする部分もあるんです。ステージによって、ノリも変わってくるし。とにかく、期待していてください!

このリリースコンサートでは、なんと、チケットを購入して会場へ来てくれた方全員にCDをプレゼントします。みなさん、会場でお会いしましょう。

ーーーす、すごいですね。私たちも楽しみにしています〜。日本でも、ジャパン・ツアーに合わせて、9月29日(木)にタワーレコード新宿店でCDリリース記念のミニライブ&サイン会が行われるんですよね。

IMG_6316_600.jpgジェイク:そうなんです。ハワイでも日本でも、ひとりでも多くの人にこのアルバムを聴いてもらえるように、これからもがんばります。ほかにも、様々な形で僕の音楽や思いを表現できるよう、いろいろな挑戦を続けていきたいと思っています。

ーーーこれからの幅広い活躍に期待すると同時に、アロハストリートとしても全力で応援します。今日は本当にありがとうございました!

●●●インタビューを終えて●●●

今回のインタビューは、ジェイクの地元であるカイムキのカフェ、コーヒー・トークで行いました。ホームタウンということもあり、終始リラックスムードのジェイク。自身の最高傑作だと胸を張る新アルバムのリリースと、デビュー15周年の記念の年となる日本でのジャパン・ツアーがどちらも楽しみで仕方がない様子でした。ジェイクのパッションが伝わる熱いインタビューに、私たちも幸せな気持ちに。ジャパン・ツアー後の予定もさらに充実しているようで、今後の活躍からさらに目が離せませんね。

【日本でのジェイクの活動予定はコチラ】

2016TOUR_JakeShimabukuro_600.jpg9月28日 『ナッシュビル・セッションズ』発売!
9月29日 ライヴ@タワーレコード新宿店
10月1日 いわき市訪問
10月2日 横浜・関内ホール
10月3日 名古屋・DIAMOND HALL
10月4日 大阪・NAMBA HATCH
10月6日 福岡・IMS HALL
10月7日 広島・CLUB QUATTRO
10月9日 朝霧JAM
10月10日 東京・昭和女子大学・人見記念講堂

Iwaki400_500.jpg◎詳細は、www.jakeshimabukuro.jp でチェックを!

ジェイク・シマブクロ
(Jake Shimabukuro)

1976年11月3日生まれ/ハワイ州ホノルル出身。
4歳からウクレレを始め、1998年ピュア・ハートのメンバーとしてデビュー後、2002年ソロデビュー。ウクレレの特性を活かしながらロックやジャズ、ブルースなどのあらゆる音楽を取り込んだそのスタイルは、ハワイのみならず世界中のミュージック・シーンに大きな衝撃を与え続けている。

【公式サイト】
www.jakeshimabukuro.jp(日本語)
www.jakeshimabukuro.com
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