アロハ!リツコです。
突然ですが、皆さんはハワイの果物というと何を思い浮かべますか?パイナップル、マンゴー、グアバ...いろいろありますが、最近のマイブームは「パパイヤ」。スーパーやファーマーズマーケットなどで美味しそうなパパイヤを見つけると、なんだかワクワクしてしまいます。
美味しいだけなく、アンチエイジング効果やデトックス効果も高いというスーパーフード・パパイヤ。最近は、日本で食べられる場所も増えてきていますよね。
そんなパパイヤを育てる大規模農園がハワイ島・ヒロにあります。キラウエア火山の噴火による火山性土壌が、パパイヤの生育にとても適している上、日中は太陽の光に恵まれ、夜間は涼しいという気温差もパパイヤ作りにいいのだそう。自然の恵みをたっぷり受けて育つハワイ島のパパイヤ...本当に美味しいんですよね。
ハワイ島産のパパイヤを日本のレストランなどでも食べられるように、日々活動をしているのが「パパイヤ協会」の皆さん。今回は、日本の飲食業界関係者の皆さんも集まる「パパイヤ協会主催のカンファレンス」がハワイ島で行われるということで取材におじゃましてきました。
ハワイ島ヒロの海に面した会場で行われたカンファレンス。外に広がるのはこんな眺めです。ヒロの海は、コナ側とちょっと印象が違って少し日本っぽい感じがするのは、私だけでしょうか?
さて、こちらが会場の様子。日本とハワイの参加者が集まっているので、プレゼンテーションもすべて日英両方(同時通訳)で進んでいきます。
上の写真でお話されているのは、米国農務省太平洋地域農業研究センターのセンター長で、長年パパイヤを研究されているDr.デニス・ゴンザルベスです。パパイヤのヘルシーさと安全さを力説されました。
パパイヤ協会の方々や地元で農園を経営されているオーナーなどによる説明が続きます。こちらはパパイヤ協会会長のケン・カミヤ氏。有名なカミヤパパイヤの農園オーナーさんですね。パパイヤ栽培の歴史などについてお話されました。
パパイヤのクオリティ管理について説明してくれたのは、ハワイ島でパパイヤのパッケージハウス(パパイヤを選別し、箱詰めする工場)を経営されている青木社長(右)。このように、様々なプレゼンテーションを通して、じっくりと真面目な勉強会が行われました!
日本からは、アロハテーブルなどを展開するゼットン、アイランドビンテージコーヒー、エッグスン・シングス、プリンスホテルなどのご担当者が参加。
みなさん、各店舗でハワイ産パパイヤを使ったメニューを提供しているとあって、和やかながら緊張感たっぷり。ゼットンの渡辺氏も日本店舗でのパパイヤの消費動向についてプレゼンされていました。
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しっかり勉強会に参加した後は、ハワイ島ヒロのダウンタウンを少しだけ探索に。「ハワイに来るのは初めて!」という参加者の方もいて、のーんびりした雰囲気の街並み散策を楽しんでいましたよ〜。
地元の人が集まるファーマーズマーケットも開催されていて、カラフルなフルーツや不思議な野菜などに皆さん目が釘付け!試食もできて、楽しかったです。
ヒロのカメハメハ大王にもご挨拶!パパイヤの故郷が一体どんな場所なのかを見学するのも、大切ですよね(笑)。
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ここからは、翌日の様子です〜!
朝からハワイ産パパイヤのパッキングハウスへ見学に向かった皆さん。日本向けに輸出するパパイヤをパッキングしている2つの工場へ行き、その過程やこだわりなどを学びます。徹底した衛生管理下で、ていねいに厳選されるパパイヤたちは、つやつやで美しく美味しそう...。
そして、その流れを学ぶ参加者の皆さんは、写真を撮ったりメモをとったり質問したり、真剣そのものです。普段はなかなか見る機会のないハワイ島の工場内を、しっかり視察していました。それにしても、パパイヤのパッキングって、本当にていねいな手作業なんですね。
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そして、待望のパパイヤ農園へ!
ハワイ島ヒロのケアウと呼ばれる地区にある、広大なパパイヤ農園へと視察に訪れた一行です。パパイヤは種を巻いてから約1年で収穫できるようになり、そこから1本の木に対して1週間に1個の実がなるのだそう。ハワイ島の自然のパワーを十分受けて育ち、ひとつひとつ手作業で収穫されるパパイヤ、おいしくないわけがありませんね。
農園オーナーのベルメスさん(写真一番右)も登場していただき、記念撮影。日本で食べられるおいしいハワイ産パパイヤが、こうして大切に育まれていることに感謝です。
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たっぷり勉強したみなさん、視察の合間にハワイ島の自然も見学を...というわけで、今まさに活発な噴火活動が続いている「キラウエア火山」を擁するハワイ火山国立公園へと出かけました。
この日はあいにくのお天気だったのですが、それでもハレマウマウ火口から立ち上る噴煙や、時折見えた赤い火柱のような噴火は迫力満点。これぞ大地の鼓動...。みなさん、大きな歓声をあげていました!
パワースポットとも言われる溶岩洞窟「サーストン・ラバチューブ」へも立ち寄った一行。ひんやりした空気の中で、オーラが見える...というスポットで写真を撮るなど盛り上がります。
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こうやって、ハワイ島でのパパイヤ栽培について、どっぷり学んだ2日間。今年で4回めを迎えたパパイヤ協会主催のカンファレンスは大盛況のうちに幕を閉じました。
こちらの写真は、ハワイ火山国立公園内のキラウエア・ロッジ内レストランでのランチタイム。
「こういった勉強会や視察を通じて、おいしくて品質の良いハワイ産パパイヤを、日本でもっともっと手軽に楽しんでもらえるようになればいいですよね」というパパイヤ協会の上原さん(写真/一番手前右)。私自身もたいへん勉強になり、今まで以上にパパイヤが好きになりました。本当にお疲れ様でした!
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