新しいグルメの波を感じるプレートランチ【ラウリマ・フード・パッチ Laulima Food Patch】
ハワイ島グルメの新しい潮流がここに!「農園から食卓へ」をプレートランチで実現するラウリマ・フード・パッチが熱い!
公開日:2017.03.08
更新日:2017.12.10
アロハ! メグミです。
ハワイ島取材班の私とリツコ編集長ですが、最近ハワイ島に行くたびに、ひしひしと感じることがあります。
それは、
ハワイ島のグルメがすごいことになっているぞ!
ということ。
もう、加速度的に、ぐいぐいと進化しているのを実感します。
ほんの数年前まで、ハワイ島でちょっと気の利いた個性的でおしゃれで上質なグルメといえば、リゾートホテルの中にあるレストランが主流でした。
もちろんリゾートホテル内のお店はインテリアもお料理も素晴らしく、やっぱり旅行中に一度は味わっておきたいものですが、ホテル以外の独立系レストランが少ないというのは、グルマンな旅行者にとっては、ちょっと寂しくもあり...。
しかし、ここ2〜3年の間で、一流ホテルなどを経て独立し、我が道を開拓している若きローカルシェフたちが、次々と登場しているんです!
それがとても新鮮で、感動的で。
ハワイ島の新しいグルメの波を感じさせます。
例を挙げるなら、マイ・グリルのアレン・ヘスさんや、エーベイ・アイランド・グリルのダーシー・アンブロシオさん、ブルー・ドラゴン・レストランのノア・ヘスターさん、ヌードルクラブのエドウィン・ゴトウさん、ザ・コア・テーブルのイッピー・アイオナさん、などなど...。
そんな新進気鋭のハワイ島ローカルシェフの注目リストに、ぜひ加えたい人がもうひとり。
それが、「ラウリマ・フード・パッチ」のボニータ・ラオさんです!
こちらが「ラウリマ・フード・パッチ」。
ハワイ島のコナ(西)側、いちばんの繁華街であるカイルア・コナの中心地からすぐのヘンリー・ストリート沿い、スーパーマーケット「Safeway」と同じコンプレックス内にあります。
サンドイッチのサブウェイと、ドミノピザの間に建つこのお店。
「新進気鋭のシェフが、本当にこんなカジュアルなお店にいるの?」
なんて、疑いたくなりますよね?
それが、いるんです!
店内はこんな感じで、カウンター席のみのシンプルな造り。
簡単に言うと
「地産地消の上質で新鮮な食材を使ったプレートランチのお店」
です。
しかし、プレートランチの域を超えていると言いますか、
いや逆に「いい感じのレストランの料理をプレートランチで提供している」
と言ったほうがしっくりくる感じなのです。
もっと端的に言うと、
「とにかく、うまい」です。ハイ。
メニューは、ご飯の上に具材を乗せていく丼スタイルのお料理。
野菜から肉、魚までさまざまな品目が並んでいて、目移りしてしまう...。
基本のメニューを選んでおき、そこに好きな具材を追加することもできるし、いちから自分の好きな具材を組み合わせる「Build Your Own」も可能です。
店内から、ガラスごしにキッチンの様子が丸見え。
かなりキッチンが広めなのが分かるでしょうか?
この規模のプレートランチ店であれば、もっと手狭なキッチンでも回せるはず。
しかし、あえてこのサイズを確保しているところに、シェフのただならぬこだわりを感じざるを得ません。
作業台も広々としていて、すべてが機能的かつ清潔、ピカピカに保たれている。
キッチンというより「厨房」と呼びたい。
目にも鮮やかな地元産の野菜たち。
一見、ただ切って並べたサラダバーのように見えますが、食べてびっくり、ピクルスになっていたり、何かしら手が加えられていて、底知れぬていねいさと繊細さがあふれています。
お待たせしました!
こちらがオーナーシェフのボニータ・ラオさんです。
ボニータさんは、ハワイ島出身のロコガールなのですが、ハワイを代表するレストラン「シェフ・マブロ」をはじめサンフランシスコ、イタリア、オーストラリアの有名店での活躍を経て、このお店をオープンした実力派。
「シェフ・マブロ」といえば、ホノルルの超高級レストランですよ〜。
1人ウン百ドルという一流料理を生み出していた手が、今はこうしてプレートランチを作っているというのが、なんとも興味深く、私はボニータさんのシェフとしての信念を感じてしまうんですよね。
卵のキッシュ的なものとか、見るからに手間をかけた感じがします。
形もキレイにそろっていて、美しい。
「ローカル・カウボーイ」+「キアヴェ・スモーク・ポークベリー」+「64°エッグ」$16.50
玄米ご飯の上にプリッとした枝豆、見るからにビタミンと旨み満点のトマト、ピクルスされたカラシナ、そこにトロットロに煮込まれた燻製豚バラと温泉卵をトッピング。
この組み合わせが、私の中での暫定ベストです!
まずは野菜をひとつずつ味わい、次に温泉卵をくずして、具材とからめながらご飯といっしょに。ポークベリーをかじりながら、ご飯、野菜...の繰り返し。いつも無我夢中で食べてしまいます。
温泉卵なしだと、こんな感じ。$14です。
「バックヤード・ウル」+「魚のたたき」時価
バックヤード・ウルは、玄米の上にパンの実(ウル)と日替わりピクルス、トマト、季節のムース、わけぎをふりかけ、甘酸っぱいリーヒンムイ・ドレッシングでいただく丼メニュー。これ自体は$9です。
魚のたたき(Seared Fish)はその日の仕入れによって魚の種類が変わります。この日はアヒ(マグロ)でした。価格は時価です。
「ダカイン・グラインド」+「魚のたたき」時価
玄米ご飯に季節のムース、アップルウッド・ベーコン、温泉卵、レッドオニオン、くるみ、カラシナを乗せ、バルサミック・ドレッシングでいただく「ダカイン・グラインド」($10)。そこにシアード・アヒをトッピングしました。
さり気なく「季節のムース」が入ってくるあたり、おしゃれですよね〜。
「Farm to Table(農園から食卓へ)をテーマに、ハワイの新鮮で安全で、なにより美味しい食材を惜しみなく使い、妥協しない上質な料理を、誰でも気軽に味わえる価格帯で提供したいと思い、このお店を始めました」
と、ボニータさん。
じつはこちらのお店のほかに、ウエディングやパーティなどへのケータリングも行っていて、セレブからも引っ張りだこという人気シェフなんですよ〜。
なんて素敵なのでしょう...!
...さて、お店の紹介に戻りまして。
レジまわりには、こうしたキッシュなどの日替わりのお惣菜が置いてあります。
丼メニューだけでなく、こういったものを指差しでオーダーするのもOK。
クッキーやペストリーといったベーカリーアイテムも、少しですが置いてあります。
あと、写真がなくて申し訳ないのですが、自家製アイスティーや、コンブチャという発酵飲料(日本では一時期「紅茶キノコ」と言われていたもの)などのドリンク類もあります。
コンブチャは「ビッグアイランド・ブーチ」という人気のブランドで、瓶ではなくタップ(生樽)なのでとってもフレッシュ。日替わりでいろんなフレーバーが登場します。
★ お・ま・け ★
朝6:30から11:00までは、朝食メニューが食べられます!
自家製ジャム付きのワッフルや、レモングラス・ソーセージパテ、卵とベーコンの丼、朝食ブリトーなどがあります。
どのメニューもシンプルな定番料理なのに、しかし「何か普通とは違う」と感じざるを得ない、言語化できない凄みがあるんですよね。
↑ UCCハワイのコナコーヒー農園に行く前に、朝食を味わうリツコ編集長。
ぜひハワイ島に行く際は、ラウリマ・フード・パッチに立ち寄って、究極の地産地消プレートランチを味わってみてください。
私は、ハワイ島滞在中に必ず一度は食べるほどのファンです(笑)。
おすすめですよ〜!!
そして......。
現在配布中のアロハストリート「ハワイ島トラベルプランナー」に、自家製ドリンクがもらえるクーポンがあるので、こちらもぜひご活用くださいませ!
ハワイ島エディションは、日本からの直行便到着時に、ハワイ島コナ空港の出口で手配りしています。
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【営業時間の変更のお知らせ】
アロハストリートの「ハワイ島トラベルプランナー」では「6:30〜16:30(月〜土)」と記載されていますが、「8:00〜16:00(月〜土)」に変更になりました。またブランチは8:00〜12:30、ランチは10:30〜16:00の時間に提供されていますので、ご注意ください。
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この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
アロハストリート副編集長。ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキを経て現在はカイムキ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
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