アロハ!エイ子です。
アメリカ、アジア、太平洋地域からのアーティストに脚光を当てることに焦点をおいているホノルルビエンナーレ財団(HBF)による、ハワイ初の国際芸術祭「ホノルル・ビエンナーレ2017」がスタート!開催前日のメディアイベントにお邪魔してきました。
この日イベントが行われたのは、ホノルル・ビエンナーレのメイン会場となっているカカアコ地区のワードビレッジにある旧スポーツオーソリティ跡のスペース「The Hub」。
広々とした会場内には、ボートを利用して創り出されたアート作品や、手編みの金属ワイヤーを使用した水柱彫刻などなど、それぞれのアーティストのさまざまな思いが形になった芸術作品が展示されています。
イベントには、キュレトリアル・ディレクターである森美術館館長の南條史生氏、元オークランド・アートギャラリー・トイ・オ・タキのマオリアート部門先住民アートのキュレーターを20年以上務めたナヒラカ・メイソン氏、ワードヒューズ・コーポレーションのトッド・アポ氏らが登壇。ハワイで世界中の素晴らしいアートに触れ合える絶好のチャンスが到来したと喜びを語っていました。
イベント会場では、作品を手掛けたアーティストの方々との交流も楽しめました。こちらのお二人は、「Crossing Project, Another Country」と題したボートを使った作品を生み出したアルフレッドさんとイザベラさん。
ハワイへ移住してきたサトウキビ畑の労働者を思い起こさせる作品は、ハワイへやってきてから生み出したものだそう。
会場内には、床に投影された映像の中に参加者が描いた絵をスキャンしたものがアニメーションとして映し出されるデジタルアート作品「Graffiti Nature」のコーナーもありました。
色を塗ったカエルのイラストをスキャンすると...
床の上にイラストのカエルが登場!生き生きと動き回る様子が楽しめました。
光によって演出される幻想的なアートの世界は、子どもはもちろん、大人も楽しめること間違いなしです。
5月8日(月)まで開催されているホノルル・ビエンナーレは、カカアコ地区のワードビレッジにある旧スポーツオーソリティ跡のスペースを展示場として活用しているThe Hubを含む、島内9カ所で展示が行われています。
・カカアコのIBMビルディング
・ダウンタウンのホノルル市庁舎
・フォスター植物園
・チャイナタウンのアーツ・アット・マークス・ガレージ
・ビショップ博物館
・ホノルル美術館
・ハワイ・プリンスホテル・ワイキキ
・イスラム美術&文化センターのシャングリ・ラ邸
The Hubやビショップ博物館、フォスター植物園などは入場料が必要となっていますが、ホノルル市庁舎やIBMビルディング、ハワイ・プリンスホテル・ワイキキ、アーツ・アット・マークス・ガレージは無料で作品が鑑賞できます。
とくに、フォスター植物園で行われている日本を代表する前衛芸術家で水玉模様の作品でも知られる草間彌⽣氏のアート作品の展示や、ホノルル市庁舎に展示されている、海で利用されるプラスチック製のブイを使った巨大なオブジェなどは必見です。ぜひ、世界的なアートにふれることができる貴重なチャンスをお見逃しなく!
ホノルル・ビエンナーレの詳しい詳細はこちら>>(英語のみ)
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